アフィリノオト編集部

【SEOで超重要!】ブログのページ表示速度を改善する方法5選

  • スマホでのブログの表示速度が遅い...
  • 直帰率や離脱率が高いのは表示速度が遅いせい...?
  • ページ表示速度を改善する方法を教えて!

SEO対策においてページ表示速度を改善することは非常に重要です。ページが表示されるまで3秒以上かかってしまうと直帰率が高まります

良い記事を書いても表示スピードが遅ければ読者に読んでもらません。

この記事ではページ表示速度の改善方法を紹介します。記事の内容を実践すれば上位表示される可能性が高まります

ページ表示速度を改善するには、キャッシュを利用したりHTMLファイルなどを圧縮・結合したりする方法があります。WordPressプラグインを使えばブログ初心者でも簡単に実践できるので、1つずつ丁寧に見ていきましょう。

ページ表示速度は検索順位に影響する

ページ表示速度は検索順位に大きく影響します。2018年にGoogleが「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用する」と公表したからです。
» Google ウェブマスター向け公式ブログ

2018年1月にWeb関連企業のSolarWindsが発表したレポートで紹介されていた画像をご覧ください。

上記画像の補足です。

  • 縦軸:割合
  • 横軸:時間(秒)
  • 赤い線:ページビューの割合
  • 青い線:直帰率

3秒経ってもページが表示されないと直帰率が急激に跳ねあがることから、ページ表示速度は3秒以内を基準に考えましょう

なかじ
できれば2秒以内を目安にすると直帰率を抑えることが期待できます。

ページ表示速度が遅いデメリット

ページ表示速度が遅いことで次のようなデメリットがあります。

  • 直帰率・離脱率が高くなる
  • 記事を読んでもらえない
  • アフィリンクを踏んでもらえない

読者の目に留まるタイトルを付けてクリックされたとしても、ページ表示速度が遅ければ直帰・離脱されます。直帰率や離脱率が高い記事はSEOでマイナス評価なので注意しなくてはなりません。

読者の悩みを解決する記事を書いても、表示速度が遅ければ読んでもらえません。記事を読んでもらえなければアフィリンクも踏まれないので、ブログで稼ぐことは難しくなります。

ページ表示速度が遅いとSEOに悪影響を及ぼすだけでなく収益にも直結します。ブログで稼ぎたいならページ表示速度の改善は必要不可欠です。

ページ表示速度を改善する方法5選

ページ表示速度を改善する方法を5つ紹介します。

  • キャッシュの利用
  • 画像の遅延読み込み
  • ファイルの圧縮と結合
  • 画像のリサイズと軽量化
  • レンタルサーバーのキャッシュ機能

主にWordPressのプラグインを使う方法です。上記5つはすべてブログ初心者でも簡単に設定できること。まだ実施していない人は今すぐ対応し、ページ表示速度を改善しましょう。

なかじ
WordPressプラグインは基本的に無料で利用できます。

表示速度改善について、ブログ初心者は次の動画も参考にしてください。

キャッシュの利用

キャッシュを利用することでページ表示速度を改善できます。キャッシュとは、一度訪問したサイトのデータを一時的に保存し表示速度を速くする仕組みです。

キャッシュを利用すると保存されたデータがすぐに取り出せるため、ページ表示速度が速くなります。一方でキャッシュが増えすぎるとサーバーの負担が増えページの表示速度が遅くなるので注意してください。

溜まったキャッシュを圧縮し削除してくれるのがキャッシュ系のプラグインです。キャッシュ系のプラグインはいくつかありますが、WP Fastest Cacheは初心者でも簡単に設定できます。

下記10か所の項目にチェックを入れましょう。

  • キャッシュ
  • Preload
  • ログインユーザー
  • モバイル
  • 新しい投稿
  • Update Post
  • HTMLの圧縮
  • Gzip圧縮
  • ブラウザキャッシュ
  • Disable Emojis

実際の設定画面で確認したい方は下の画像をご覧ください。

WP Fastest Cacheは有料版があります。下記のオプションは無料版で使うことができません。

  • HTMLの強力圧縮
  • JSファイルの圧縮
  • フッターのJSを結合
  • 画像の遅延読み込み

僕はブログによって有料版を使うことがあります。画像の遅延読み込みなど別のプラグインを導入する必要がなくなるからです。

有料のプレミアム版を全員におすすめはしませんが、さらに表示速度を改善したければ導入してください。

なかじ
有料版の価格は49.99ドル(約5,300円)かかります。

キャッシュの注意点

キャッシュを利用したとき、記事を修正しても修正点が反映されないことがあります。修正前のキャッシュファイルを読み込んでいるからです。

修正点を反映させるには、WP Fastest Cacheの管理画面でキャッシュを削除してください。「キャッシュの削除」をクリックするだけでOKです。

画像の遅延読み込み

画像の遅延読み込みとは、スクロールに合わせて画像を読み込む技術のことです。記事内に挿入された全ての画像を一度に読み込むと、ページ表示速度が遅くなります。

遅延読み込みプラグインを使えば画像が段階的に読み込まれるので読者にストレスを与えません。Googleも表示速度の観点から画像の遅延読み込みを推奨しています。

画像の遅延読み込みにおすすめのプラグインはa3 Lazy Loadです。a3 Lazy Loadをインストールしたら「Enable Lazy Load」をオンにするだけ。ほかの設定項目は変更しなくてOKです。

設定を変えるなら、読み込みを開始する画像までの距離を表すThreshold(閾値)を変更しましょう。例えばThresholdを300に設定すると、画像の300px上までスクロールした時に画像が読み込まれます。

感覚でOKなので、読者のストレスにならない数値を探してみてください。

なかじ
僕は300px前後に設定することが多いです。

ファイルの圧縮と結合

Webサイト上のHTMLやCSS、JavaScriptといったファイルを圧縮・結合することでページ表示速度を改善できます。ファイルの圧縮や結合で得られる効果は次の通りです。

  • 圧縮:HTMLコードなどの余分な改行や空白が削除されファイルサイズが軽量化
  • 結合:読み込みファイル数が少なくなることで全体の読み込み時間も短縮

ファイルの圧縮や結合におすすめのプラグインはAutoptimizeです。まずは設定画面の「JS、CSS & HTML」タブを開き下記の通り設定しましょう。

  • JavaScriptオプション:JavaScriptコードの最適化をチェック
  • CSSオプション:CSSコードの最適化をチェック
  • HTMLオプション:HTMLコードの最適化をチェック

続いて「画像」タブを開き、「画像を最適化」にチェックを入れてください。「画像最適化の品質」は「Lossy」を選びましょう。Lossyで画質が悪くなる場合は「Glossy」に変更してください。

「画像の遅延読み込み (Lazy-load) を利用」にチェックを入れると、画像遅延読み込みのプラグイン「a3 Lazy Load」は不要です。

Autoptimize利用時の注意点

Autoptimizeを使ってファイルの圧縮や結合をすると、Webサイトが正常に作動しなくなることがあります。特にJavaScriptが正しく動かなくなるケースが多いです。

万が一ブログの動作に不具合が見つかったら、Autoptimizeで設定した項目をオフにしてください。

画像のリサイズと軽量化

画像をリサイズして軽量化するとページの表示速度が速くなります。画像のリサイズとは画像のサイズを変更することで、画質を保ったままファイルサイズを小さくできます

例えばスマホで撮影した写真をそのままブログに掲載してしまうと、不必要に容量やサイズが大きくなります。ブラウザの読み込みに時間がかかるので必ずリサイズするようにしてください。

画像のリサイズにおすすめのプラグインはEWWW Image Optimizerです。EWWW Image Optimizerを導入しているだけで、WordPressに画像をアップロードするとき自動でリサイズしてくれます。

リサイズの幅は上限を1,000pxに設定しましょう。

ブログにおける画像の使い方は次の動画も参考にしてください。

レンタルサーバーのキャッシュ機能

レンタルサーバーのキャッシュ機能を利用しましょう。サーバー上にキャッシュが作成されるためページの表示速度が速くなります。

どのレンタルサーバーを使うかによってページ表示速度が大きく異なります。個人的におすすめなのはエックスサーバーかConoHa WINGです。
» エックスサーバーでのブログの始め方
» ConoHa WINGでのブログの始め方

利用者が多いエックスサーバーでキャッシュ機能を活用する方法を解説します。下記の手順で設定してください。

  1. ワードプレスを設定している「サーバーパネル」を開く
  2. 「Xアクセラレータ」をクリック
  3. ブログのドメインを選択し「Xアクセラレータver.2」をオンにする

上記設定をすればサーバー側のキャッシュを使うことができ、ページの表示速度が速くなります。実際の設定画面で確認したい人は下の画像をチェックしてください。

上記のほか、「Xアクセラレータ」の「サーバーキャッシュ設定」もオンにしておきましょう。

おすすめのレンタルサーバーは次の記事と動画を参考にしてください。
» おすすめレンタルサーバーと選び方

不要なプラグインを削除して軽量化する

使っていないプラグインを削除すると、プラグインの読み込み数を減らせるのでページの表示速度が速くなります。自分のブログで不要なプラグインがないか調べて、必要ないものは削除してください。

例えば機能が重複しているプラグインが複数導入されている場合は削除してOKです。機能が重複しているプラグインとして、All in One SEOとXMLサイトマップなどが考えられます。
» AIOSEOを導入する危険性

ページ表示速度を計測するツール

Webサイトのページ表示速度を計測する無料ツールを4つ紹介します。下記ツールを駆使してページ表示速度の改善に繋げましょう。

  • PageSpeed Insights
  • Googleアナリティクス
  • Test My Site
  • Chromeデベロッパーツール

PageSpeed Insights

PageSpeed InsightsはGoogleが提供しているページ表示速度計測ツールです。WebサイトのURLを入力して「分析」をクリックすれば、パソコンとモバイルそれぞれのページ表示速度スコアを計測できます。

ページ表示速度を改善するための方法も教えてくれます。

改善策の例として「適切なサイズの画像」があります。WordPressプラグインの「EWWW Image Optimizer」を導入すれば、簡単に画像のリサイズが可能です。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは自サイトへのアクセスを解析するツールです。ページ表示速度は「行動→サイトの速度→概要」の手順で確認できます。

ただし、上記方法で確認できるのは旧バージョンのGoogleアナリティクスです。新しいバージョンの「GA4」ではページ表示速度を確認できないのでご注意ください。

Googleアナリティクスの使い方は次の記事と動画を参考にしてください。
» Google アナリティクスの使い方

Test My Site

Test My SiteもPageSpeed Insightsと同じくGoogleが提供しているサービスです。WebサイトのURLを入力すると、モバイルでサイトが表示されるまで何秒かかるか教えてくれます。

Chromeデベロッパーツール

Chromeのデベロッパーツールでもサイト表示速度を確認できます。OS別にデベロッパーツールを表示させる方法は次の通りです。

  • Windows:Ctrl + Shift + I もしくは F12
  • Mac:command + option + I

デベロッパーツールを表示させたら「Network」タブを開き、「Clear」をクリックしてください。

OS別に下記ショートカットをクリックします。

  • Windows:Ctrl + R
  • Mac:command + R

画面下に表示される「Finish: ○○ s」がページ表示速度です。

ページ表示速度を改善して上位表示を狙おう

ページ表示速度の改善はSEO対策において非常に重要です。ページが表示されるまで3秒以上かかると読者は離脱してしまいます。下記5つの改善策を行いページ表示速度を上げましょう。

  • キャッシュの利用
  • ファイルの圧縮と結合
  • 画像のリサイズと軽量化
  • 画像の遅延読み込み
  • レンタルサーバーのキャッシュ機能

ページ表示速度が速くなれば読者とGoogleの両方に好まれるブログになります。PageSpeed Insightsなどのツールを使ってページ表示速度を計測し、1つずつ改善していきましょう。

SEO対策はブログ初心者でも自分で実践できます。下記記事と動画では今すぐできるSEO対策を紹介しているのでご覧ください。
» SEO対策の基本を初心者向けに解説

【SEOに強いリード文の書き方】読者に刺さるリード文のテンプレを公開

  • リード文は挨拶文を書けばいいんだよね?
  • リード文をうまく書けば最後まで記事を読んでもらえるの?
  • SEOに強いリード文の書き方を教えて!

リード文の内容が薄ければ読者は本文を読んでくれず、すぐに離脱します。ブログ記事の途中で離脱されてしまうとSEOではマイナス評価です。

当記事では、SEOに強いリード文の書き方とテンプレを詳しく解説します。この記事で解説していることを実践できれば、読者を引きつける魅力的なリード文を書けるようになります

リード文は読者の興味を引くための重要な部分です。読者の気持ちに共感して「この記事には自分の悩みが解決することが書いてある」と思ってもらいましょう。

リード文にはブログ記事全体の結論を書くことも重要です。先に結論を書くことで、読者は続きが気になって本文を読み進めてくれます。

リード文とは本文を読んでもらうための興味付け

リード文は読者に本文を読んでもらうための「興味付け」として書かれる文章です。記事の魅力を読者に伝える重要な役割を果たします。

リード文の重要性を理解している人は少ないです。「リード文=ただの挨拶文」と捉えている人もいますが、全く違います。

ブログ記事の中で離脱率が一番高いのはリード文です。リード文で読者を引きつけられなければ、どんなに良い記事を書いても読まれません。

「読者がブログのどこまで読んでいるのか」を表す「精読率」という指標があります。ブログを最後まで読んでもらえたら精読率は100%です。

精読率が低いブログのほとんどが記事前半で離脱されています。リード文の完成度が低いと精読率が下がるのです。

精読率を上げるためには最初の5%を読んでもらうことが重要です。最初の5%を読んでくれた読者は、それ以降も読んでくれる可能性が高いことが分かっています。

リード文はタイトルの下に書く

リード文を書く位置はタイトルの下です。タイトルを見て記事内容が気になった読者が本文を読み進めてくれるよう、リード文で読者の興味を引きつけましょう。

どこにリード文を書けばいいか迷ったら、タイトルの下かつ最初の大見出し(H2見出し)の上に書くと覚えておいてください。リード文はブログの本文に入る前の重要なパートです。

ブログを読んでもらうには、リード文だけでなくタイトルも魅力的に書く必要があります。魅力的なタイトルの付け方は次の記事と動画を参考にしてください。
» クリックが高いタイトルの付け方

リード文はSEOに影響する

リード文の完成度はSEOの影響に直結します。現代のSEO対策で重要なことはページ滞在時間が長いことです。

ページ滞在時間を長くするには、記事を最後まで読んでもらうことが重要です。逆にリード文の時点で離脱されるとページ滞在時間が短くなり、SEOではマイナス評価になります。

以下のようなリード文は良くないリード文の例です。

なかじです。あなたは痩せたいと悩んでいませんか?この記事では誰でも簡単にダイエットする方法を教えます。

上記のようにありきたりな内容を書いているリード文はNG。本文のための前振りでしかなく、本文を読むメリットや魅力がリード文に含まれていません。

ブログの冒頭で離脱されず記事を読み進めてもらうため、リード文で読者の興味を引きつけましょう。

なかじ
本文を読むかどうか、読者はリード文で判断します!

SEOに強いリード文の書き方【3つのポイント】

魅力的なリード文を書くうえで重要なポイントは以下の3つです。

  • 共感を得る
  • 結論を書く
  • 簡潔に書く

共感を得る

1つ目のポイントは共感を得ること。リード文ではこの記事には自分の知りたい情報が書かれている」と読者に伝えることが重要です。

ダイエット記事のリード文で「あなたは痩せたいと思っていませんか?」と書くのはNG。ダイエットの記事を読んでいる時点で、読者が痩せたいのは当たり前のことだからです。

当たり前のことを書いても読者は本文を読もうと思ってくれません。共感を得るためには「刺さる言葉」を見つけることが重要です。

例えば「食べるつもりはないのに、間食してしまうことがありますよね。」という文章の方が刺さります。

読者の悩みに寄り添うことが共感を得るためのポイントです。

読者に刺さる言葉を探す方法

自分の頭だけで考えていても読者に刺さる言葉を探すのは難しいもの。

記事を書く前にSNSやYahoo!知恵袋などを使って悩みをリサーチしてみましょう。読者が「どのようなことで悩んでいるのか」「どのような言葉を使っているのか」をチェックしてみてください。

読者の姿を明確にイメージできると、刺さる言葉を考えやすくなります。

読者の姿を明確にするためにもペルソナを設定することは重要です。ペルソナ設定が重要な理由が次の記事と動画を参考にしてください。
» ペルソナ設定がブログで必要な本当の理由

結論を書く

2つ目のポイントは結論を書くこと。先に結論を書くのはWebライティングの大原則です。

読者の中には詳しい内容に興味がなく、とにかく結論だけ知りたい人もいます。時間の無駄になる可能性があるため、読者は結論が分からない記事を読み進めようと思いません。

Webライティングにおいては、先に結論を教えることにメリットはあってもデメリットはありません。結論に至った理由を知るために本文を読み進めるのがネットの特徴です。

比較記事でも結論を先に書く

「比較記事では結論を後で書いてもいい?」という質問をよく受けますが、比較記事でも結論を先に書きましょう。先に結論を伝えた後に詳細について比較する方が、読者満足度が高い記事に仕上がります。

例えばAとBの商品を比較する記事では、リード文に「Aの方がおすすめ」と書いてあげることが重要です。「Aの方がおすすめ」という結論を知ったうえで本文を読めば、Aという商品のおすすめポイントを理解しやすくなります。

ブログ記事を書くときも結論から書くことを意識しましょう。「PREP法」という文章の基礎的なフレームワークを活用してください。

PREP法の詳細は次の記事と動画で詳しく解説しています。
» PREP法の書き方と使い方

簡潔に書く

3つ目のポイントはシンプルな表現で簡潔に書くこと。リード文の目安は500文字以内です。

リード文が長すぎると、記事を読むかどうかを判断する前に離脱されてしまう可能性が高いです。リード文は読者に本文を読み進めてもらうことが目的ということを忘れてはいけません。

簡潔な文章で読者の共感を得て、記事を読むメリットを伝えることが重要です。

必要な情報を取捨選択して、読者に刺さるリード文を書きましょう。

なかじ
500文字を超えるリード文は長すぎるので要注意。

SEOに強いリード文のテンプレ

SEOに強く論理的に解説できるリード文のテンプレを紹介します。以下の構成に従って順番に書いてください。

  1. 読者の心に刺さる共感文
  2. 問題提起
  3. 権威性・実績
  4. 本文に書かれている内容を1文に要約
  5. 記事を読むメリット
  6. 最終的な結論

初心者でもできるSEO対策は、次の記事と動画も参考にしてください。
» ブログ初心者向けSEO対策

①読者の心に刺さる共感文

まずは読者の心に刺さる共感文を書きましょう。共感を得ることで、読者は「自分の悩みが解決するかもしれない」と考え記事を読み進めてくれます

表面的な内容を書いても読者の共感は得られません。読者が悩んでいることをSNSやYahoo!知恵袋を使ってリサーチしてください。

共感文の悪い例

「アフィリエイトで稼ぐための方法」という記事を例に、悪い共感文を見てみましょう。

「あなたはアフィリエイトで稼ぎたいと思っていませんか?」

上記の文章では読者に共感してもらえません。わかりきった内容なので読者の心に刺さらないからです。誰でも簡単に言えることでは読者の共感を得られないので注意してください。

共感を得るために必要なことは、読者に深く刺さる内容を書くこと。リサーチしなくても書ける文章では共感してもらえないのです。

読者に深く刺さる内容を書くには、読者の状況にフォーカスする必要があります。「アフィリエイトで稼ぐための方法」という記事を例に、良い共感文を見てみましょう。

良い共感文の例

アフィリエイトで稼ぎたい人は、情報過多で悩んでいる人が多いです。ネット上にもさまざまな情報が飛び交っていて、アフィリエイトに関する書籍もたくさんあります。

情報が多過ぎて、結局何をどのようにすればいいのかわかりづらくなっています。

共感文は箇条書きで書いてもOK。僕は3つの箇条書きに共感文をまとめることが多いです。

「アフィリエイトで稼ぐための方法」という記事を例にすると、次のようになります。

  • アフィリエイトで稼ぎたいけど思うように収益が発生しない...
  • 情報が多すぎて何を信じればいいかわからない...
  • アフィリエイトで稼ぐため本当に必要な情報を教えて!

読者の状況にフォーカスした共感文を書ければ、続きを読み進めてくれる可能性が高くなります

なかじ
読者にどのような言葉が刺さるのか、じっくり考えてください。

②問題提起

読者の心に刺さる共感文を書いたら問題提起しましょう。問題提起とは、「どのような問題があるか」「その問題が起こった背景は何なのか」を書くことです。

「アフィリエイトで稼ぐ方法」という記事の問題提起を考えてみましょう。

「今から初心者が適当にアフィリエイトを始めても稼ぐことは難しいです。」

ドキッとするような問題提起を書ければ、読者は興味をそそられ記事を読み進めてくれます。

「問題提起」は本文に繋がる重要な部分です。「何のためにこの記事を書いているのか」ということを、しっかり読者へ伝えてください。

③権威性・実績

問題提起を書いたら権威性や実績を書きましょう。「誰が記事を書いているのか」が重要なためです。

「自分が誰なのか」「どんな実績を持った人なのか」を伝えることで記事の信ぴょう性が上がります

現代は情報過多なので、検索すればいくらでも情報が出てきます。しかしどの情報を信じればいいのかわからない人が多いのが現状です。

「アフィリエイトで稼ぐ方法」を例にすると、「SEOアフィリエイトが良い」「PPC が良い」などさまざまな情報があります。特にブログ初心者は、自分にとって最適な方法がわからない場合が多いです。

記事の信ぴょう性を上げるには権威性や実績が必要不可欠。月に5万円稼いでる人と月に100万円稼いでる人の「アフィリエイトで稼ぐ方法」という記事があれば、後者が読まれます。

僕の場合、権威性や実績は次のように伝えられます。

  • 2005年から16年間アフィリエイトをやっています
  • ASPや広告代理店で働いていた経験があります

同じ内容の記事が複数あれば、権威性や実績のある人が書いた記事を読みたいと思う人が多いことは間違いありません。

権威性や実績がなければ作ろう

実績や権威性がなければ作りましょう。

ブログやアフィリエイトでは、今までの人生経験が大きく影響します。その人の経歴で稼げる・稼げないが大きく分かれてしまうのです。

権威性や実績を作る上で一番取り組みやすいのが資格取得です。

例えば不動産ジャンルでマンション売却のブログを作る場合。宅建(宅地建物取引士)の資格を取得してから記事を書けば、ブログの信ぴょう性は上がります。

ブログやアフィリエイトはすぐに稼げるようになるものではありません。半年~1年、人によっては何年もかかります。

資格を取得することも簡単ではありません。しかしブログで稼げるようになるため、資格取得に向けた勉強時間を確保するのも僕は良いと思います。

実績がない素人が紹介している内容より、資格を持っている人が紹介している内容の方が信ぴょう性があります。読者の受け取り方やSEOの上がりやすさも大きく変わるのです。

権威性が重要というSEOの傾向から、資格を取得している人もいます。人がやりたがらないことをやって稼げるブログを作りましょう。

なかじ
今のSEOでは積極的に権威性や実績を作るという行動をしないと厳しいです。

実績作りの重要性は次の動画で詳しく解説しています。

④本文に書かれている内容を1文に要約

権威性や実績を書いたら、本文に書かれている内容を1文に要約しましょう。記事に書かれている内容がわからないと、読者は先を読み進めてくれません

記事を読んで何を学べるのかを具体的に書いてください。簡潔かつ魅力的に書くのがポイントです。

例えば「アフィリエイトの稼ぎ方」という記事の場合。「初心者向けにアフィリエイトの始め方から稼ぎ方まで解説します。」という内容を書きます。

魅力的な1文を書けないのであれば、当該記事は読者の悩みを解決する記事とはいえません。記事内容を伝える文章を魅力的に書けないのであれば、記事全体を見直しましょう

⑤記事を読むメリット

本文に書かれている内容を1文に要約したら、読者が記事を読むメリットを書きましょう。記事の内容を伝えるだけではメリットまで伝わらないからです。

「アフィリエイトの稼ぎ方」という記事の場合。要約文は「初心者向けにアフィリエイトの始め方から稼ぎ方まで解説します。」です。

要約文をわかりやすい形でメリットに変換して教えてあげることが重要です。具体的には次の通り。

「他では読めないノウハウが読めます」

「変な手法に手を出して無駄な時間を使うことがなくなります。」

読者は記事を読み飛ばすため、リード文で記事を読むメリットを伝えることがポイントです。回りくどい表現ではなく、わかりやすくストレートに伝えてあげましょう

なかじ
メリットを伝えることで読者は続きを読み進めてくれます。

⑥最終的な結論

リード文の最後にはブログ記事の最終的な結論を書きましょう。結論がわからない記事は読み進めてもらえないため、リード文では必ず結論を書きます。

「アフィリエイトの稼ぎ方」という記事の場合。「この方法を実践して月100万円稼げるようになりました。」という内容が考えられます。

ダイエットに関するブログ記事なら、「この方法を実践して3ヶ月で7kg痩せることができました。」といった内容です。

解説動画としてリード文の最後に動画を配置してもOKです。僕の場合は記事で解説している内容に関するウェブ職TVの動画をそのまま埋め込んでいます。

YouTubeの影響で動画を見ることに抵抗がなくなっている人が多いです。むしろ文章を読むのが面倒だから、動画で解説して欲しいというニーズが増えています

読者の悩みが解決すれば、記事を最後まで読んでくれても動画を見てくれてもどちらでも構いません。

動画を配置すればSEO対策にもなる

リード文の最後に動画を配置することはSEO対策にもなります。記事に動画を埋め込むことで、記事の滞在時間が長くなるからです。

滞在時間が長い記事はSEOで上がりやすくなります。例えば動画を5分見てもらえればブログに5分滞在したということ。

滞在時間が5分あればSEOの評価が下がることはありません。

動画を埋め込むとページの表示速度が遅くなるのではないかと心配する人がいます。しかし、「遅延読み込み」という技術があるので問題ありません

遅延読み込みとは、動画が配置されている箇所までスクロールしないと動画を読み込まないという技術です。

全ての画像や動画を最初に読み込んでしまうと、ページ表示速度が遅くなります。しかし遅延読み込み機能があれば、スクロールした箇所で読み込んでくれるためページ表示速度が遅くなりません。

遅延読み込みは動画だけでなく画像にも適用されます

遅延読み込み機能の付いているWordPressテーマもあります。しかしテーマに遅延読み込み機能がない場合は、プラグインを使ってください。

例えば「a3 Lazy load」というプラグインを使うと、簡単に遅延読み込みできます。

なかじ
遅延読み込み機能の付いたテーマやプラグインを使ってください。

ページ表示速度を改善する方法は次の記事と動画を参考にしてください。
» ブログのページ表示速度を改善する方法

リード文はライティング練習に最適!

ライティングスキルを上げるために、リード文をたくさん書くことをおすすめします。短い文章を何回も書くことで、PDCAを早く回すことができるからです。

物事を改善するプロセスをPDCAといいます。物事を改善したり上達させるには、PDCAを高速で回すことが重要です。

500文字程度のリード文と3,000文字以上のブログ記事では、文字数が少ないリード文の方が圧倒的に早く書き終えられます。執筆と改善を繰り返してライティングスキルを上達させましょう。

リード文の書き方をマスターして読まれるブログを書こう

リード文は本文を読んでもらうための興味付けです。記事の魅力を読者に伝える重要な役割を果たします。

いくら時間をかけて記事を書いたとしても、リード文が読まれなければ本文も読んでもらえません。リード文は500文字以内で簡潔にまとめることが重要です。

SEOに強いリード文は次の順番通りに書きましょう。

  1. 読者の心に刺さる共感文
  2. 問題提起
  3. 権威性・実績
  4. 本文に書かれている内容を1文に要約
  5. 記事を読むメリット
  6. 最終的な結論

リード文の書き方がわからない人は、当記事で紹介したリード文の書き方・構成を参考にしてください。

読者に刺さるリード文を書いて精読率を上げ、SEOで上位表示できるブログ記事の作成を目指しましょう。

ブログ初心者が最短で稼げる超特化ブログも、リード文で読者の興味を引くことがポイントです。読者に刺さるリード文を書いて、ブログの収益を上げましょう。
» 初心者でも稼げる超特化ブログの作り方

ブログで読みやすい記事の書き方とコツ3選【ブログ歴16年のプロが解説】

  • 頑張って記事を書いても自分の記事は読みにくい気がする
  • どうやったら読みやすい記事が書けるのかわからない
  • 最後まで読んでもらえる読みやすい記事を書きたい

SEOで重要なことは読者の検索意図や潜在ニーズを満たした記事です。しかしブログ初心者がSEOを意識した記事を書くのは難しいもの。

この記事では、初心者でも読者に記事を読んでもらうコツを紹介します。当記事の内容を実践すれば、誰でも読みやすい記事が書けるようになります

読みやすい記事を書くには見た目にこだわることが重要です。記事が読みやすいと読者が長くサイトに滞在するので、SEO的にも良い評価となります。

なかじ
記事全体をバランス良く装飾して、見た目が綺麗なブログ記事を書きましょう。

ブログ初心者は記事の見た目を重視すべき

ブログ初心者は記事の内容よりも見た目を重視すべきと僕は考えています。初心者が短期間で検索意図や潜在ニーズを満たした記事を書くのは難しいからです。

記事の書き方に悩む初心者は多くいます。しかし記事の見た目だけなら、初心者も簡単に改善できるのです。

初心者が記事内容で上位記事と戦うことは難しいもの。SEOでは見た目よりも記事内容の方が重要ですが、見た目だけでもレベルアップしましょう。

ブログ初心者が記事の見た目を重視すべき理由は、以下の動画で解説しています。

読みやすいブログ記事の書き方【実践編】

読みやすい記事の書き方を紹介します。記事の見た目にこだわるためにも、文字以外の要素をバランスよく使いましょう。

  • 箇条書き
  • 吹き出し
  • 画像
  • 文字装飾
  • 枠、背景

上記要素は自然と目につくので、文章を読み飛ばす読者にも読まれやすいという利点があります。

なかじ
装飾と合わせて読者がストレスなく読める文章を書けば、初心者でも読まれる記事に仕上がります。

箇条書きを使う

箇条書きは読者が内容を理解しやすい装飾です。3項目以上を同列に並べる場合は箇条書きを使いましょう。

下記のような箇条書きがない文章は要点を把握できません

箇条書きのメリットは、情報が整理される、内容が理解しやすくなる、SEO対策になるの3つです。

一方で箇条書きがある文章は、一目見て要点を掴みやすいことがわかります。

  • 情報が整理される
  • 内容が理解しやすくなる
  • SEO対策になる

同じ内容でも箇条書きを使った方が、圧倒的に見やすい記事になるのです。

表(テーブル)を挿入する

情報を羅列するときには表を使ってわかりやすくまとめましょう。箇条書きと同じく、情報を視覚で認識できるので見やすくなります

特に情報を比較したいときには表を使うことがおすすめです。下記例をご覧ください。

ASP A8.netA8.net afb(アフィb)afb(アフィb) アクセストレードアクセストレード バリューコマースバリューコマース フェルマフェルマ レントラックスレントラックス ジャネットジャネット リンクシェアリンクシェア AmazonAmazon 楽天アフィリエイト楽天アフィリエイト もしもアフィリエイトもしもアフィリエイト
運営企業 (株)ファンコミュニケーションズ (株)フォーイット (株)インタースペース バリューコマース(株) (株)ロンバード (株)レントラックス (株)アドウェイズ リンクシェア・ジャパン(株) アマゾンジャパン合同会社 楽天(株) (株)もしも
上場 東証1部上場 親会社が東証2部上場 東証マザーズ上場 東証1部上場 非上場 東証マザーズ上場 東証マザーズ上場 親会社(楽天)が東証1部上場 親会社がナスダック上場 東証1部上場 親会社が東証1部上場
最低支払額 1,000円 777円 1,000円 1,000円 1,000円 39円 1,000円 1円 アマギフ支払いは500円、銀行振込は5,000円 なし(楽天ポイントで受け取り) 1,000円
登録料・利用料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料
振込手数料 66〜770円 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 銀行振込の場合300円 無料 無料
種類 オープン オープン オープン オープン クローズド クローズド オープン オープン オープン オープン オープン
おすすめ対象 初心者〜上級者まで登録必須! 初心者におすすめ 金融系や保険関連を取り扱いたい方 物販系のブロガーにオススメ 初心者〜上級者まで。特に報酬を伸ばしたい中級者以上にオススメ SEO対策よりもPPC広告などで集客したい方 金融系案件を扱いたい方 幅広い商品を扱いたい初心者。月数万円のお小遣い稼ぎに最適! 物販系のブロガーにオススメ 物販系のブロガーにオススメ
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表を使っても読者が理解できないと意味がありません。表を作るうえで大切なことは、一目見て理解できるように作ることです。

伝えたい情報によって表の形式は異なります。「必ずこのスタイルの表を使えばOK」という正解があるわけではありません。

なかじ
さまざまなサイトを参考にし、読者に情報を伝えやすい表を考えてみましょう。

吹き出しを利用する

吹き出しは特に読まれやすいポイントです。文章中に登場するキャラは目に留まりやすく、読み飛ばしする読者にも文章を読んでもらえます

吹き出しを使うときは次の2つを意識してください。

  • 簡潔に書くこと
  • 無駄な使い方をしないこと

吹き出し内の文章が長すぎると読まれません。50文字以内で簡潔にまとめましょう

「なるほど~」などの相づちのために吹き出しを使うのは無駄な使い方。読者の目に留まりやすい吹き出しに、何の情報も入れないのはもったいないです。

読まれやすいからこそ、吹き出しには読者に伝えたい重要ポイントや補足情報を書きましょう。

画像を入れる

見出しの下に画像を配置することで視覚的に見やすくなります。視覚的に情報を理解できる方が読者にとって親切です。

画像は高品質な画像を使うことを意識しましょう。低品質な画像を使ってしまうと読者にマイナスのイメージを与えるので注意してください。

僕がブログでよく使う画像は「shutterstock」の画像です。しかしshutterstockは料金が高いので、「O-DAN(オーダン)」などの無料サイトや「写真AC」など低価格で使えるサイトを使いましょう。

既存の画像を使わずオリジナリティのある画像を使うとSEO効果が期待できます。オリジナリティのある画像とは具体的に次のようものです。

  • 自分で撮った高品質な写真
  • 自作した分かりやすい図解
  • サイトのテーマカラーに合わせたイラスト

独自性が高い画像は読者満足度の高さにもつながります。

ただし容量やサイズの大きい画像を使うとページの表示速度が遅くなるので注意しましょう。画像をリサイズして軽量化する方法は次の記事と動画を参考にしてください。
» ブログのページ表示速度を改善する方法

文字を装飾する

読者に読ませたい文章や重要な情報は装飾しましょう。文字装飾で重要なことは、色を使いすぎないことです。

僕が文字装飾で使うの基本的に下記の3つ。

  • 太字:重要なポイント
  • 赤太字:特に重要なポイント
  • 太字黄色背景:特に重要なポイント

文字装飾が多すぎるとどこが重要ポイントかわかりにくくなります。要点を絞って装飾しましょう

文字装飾はバランスよく使おう

「ネガティブな情報は青」のようにルールを決めている人もいます。しかし色によって重要度や緊急度を使いわける必要はありません。

記事全体を見ながらバランス良く使うことが大切です。

枠線や背景色をつける

枠線で囲まれたり背景色がついたりしていると読者の目に留まりやすくなります。僕は箇条書きや表でまとめられないポイントで使うことが多いです。

特に見出し内で話の内容が変わる部分は背景をつけることをおすすめします。話の切り替わり部分がわからないと、読者が読みにくくなってしまうからです。

僕が使う背景色は次の3種類。

  • グレー
  • 黄色
  • 赤色

色を使い分けるルールは特に決めていません。文字装飾と同じで、全体的な色のバランスを重要視しています。

なかじ
背景をつけると文章を読まなくても話の区切りがわかるようになります。

ストレスなく読める文章を書く

読者がストレスなく読める文章を書きましょう。具体的には次のことに注意してください。

注意点ポイント
1文を長くしない1文は60文字以内に収める
同じ語尾を続けない「~ます。~ます。」などはNG
誤字脱字に気をつける記事を書いたら声に出して読み直す
表記を統一するひとつ、一つ(平仮名と漢字が混同)
1つ、1つ(半角と全角が混同)

読者がリズムよく読めるかどうか、記事を書き終えたら必ずチェックしましょう。SEOに強いブログ記事の書き方は、以下の記事と動画を参考にしてください。
» SEOに強いブログ記事の書き方

読みやすいブログ記事を書く3つのコツ

読みやすい記事を書くには下記3つを押さえる必要があります。各ポイントを理解して、読まれる記事を書きましょう。

  • 見た目を意識して文章を書く
  • スマホで記事をチェックする
  • 読み飛ばし前提で記事を書く

見た目を意識して文章を書く

ブログ記事を書くときは見た目にこだわってください。見た目がいい記事だと自然に読み進められますが、文字ばかりの記事だと読者の手が止まってしまいます

僕は記事を書くときに見た目も考えながら文章を書いています。箇条書きや表を使うことを見越して文章を書くことも多いです。

文章を書いていて箇条書きや表を使う箇所がない場合は、使えるコンテンツを追加します。

ブログ初心者は次のことを意識しながら記事を書いてみてください。

  • 文章が続くとき:重要ポイントで箇条書きを使えないか
  • 数字の情報がある場合:表にできないか
  • 文章が複雑なとき:図を使えないか

記事を読む読者にストレスを与えないことを意識しましょう。

読みにくい記事は文字ばかり並んでいる

SEOで上がらない記事は読みにくい場合が多いもの。検索意図を満たせていないこともありますが、記事の見た目が悪いことが多いのです。

パッと見た印象が悪いと読者は記事を読んでくれません。記事を読んでもらうため、文字ばかり並んでいる記事は書かないようにしましょう。

どれほど内容が良い記事でも、見た目が悪い記事は読者に読まれません。結果としてSEOで上がりにくくなります

なかじ
見た目にこだわって、読者が読みやすくなる工夫をすることが重要です。

スマホで記事をチェックする

記事を読んだときに読みやすいかどうかスマホでチェックしましょう。スマホからサイトへアクセスする割合は約80%を占めるといわれているからです。

PCでは読みやすいもののスマホでは読みにくい記事はNG。記事を書くときにPCを使うため、スマホでの見た目の悪さに気づかない人が多いです。

スマホの1画面が文字だけで埋まらないようにしましょう。箇条書きや吹き出し、背景色など文章以外の要素を画面内に入れてください。

PCで記事を書いた後は必ずスマホで見た目をチェックしましょう。

読み飛ばし前提で記事を書く

「読者は文章を読み飛ばす」前提で記事を書きましょう。文章だけの記事を書いても読者はほとんど理解できません

ほとんどの読者は通勤時間や仕事の合間など、時間がない中で記事を読んでいます。できるだけ文章を読まず簡単に内容を知りたいと考えているのです。

読者に記事を読んでもらうため、読者の目線を留めるポイントを意識的に作ることが重要です。見た目が良い記事は読者から読んでもらえます。
» ライティングで意識すべき3つのNOT

見た目を意識すればブログ記事の読みやすさも向上する

ブログは記事の見た目が重要です。記事の見た目を整えることは以下のようなメリットがあります。

  • 記事が読みやすくなる
  • 滞在時間が伸びてSEOにも有利になる
  • 初心者でも簡単に改善できる

文字ばかりが並んでいる記事は読みにくいので注意しましょう。読者の目線を留めるポイントを意識的に作ることが重要です。

次の要素をバランスよく使い、見た目を綺麗に整えましょう。

  • 箇条書き
  • 吹き出し
  • 画像
  • 文字装飾
  • 枠線、背景

PCで記事を書いたら必ずスマホでチェックしてください。読者の8割はスマホで記事を読むので、スマホでも見やすいように調整が必要です。

短期間で稼げる超特化ブログも、記事の見た目にこだわることが重要です。文字以外の要素で綺麗に装飾し、稼げるブログを作りましょう。
» 超特化ブログの作り方

【Webライティング講座】ライティングを劇的に変える3つのNOTを徹底解説!

  • 頑張ってブログ記事を書いても読んでもらえない...
  • キーワードを盛り込んでいるのに上位表示されない...
  • どうすれば読者とGoogleに好かれる記事を書けるようになるの?

読者から丁寧に読んでもらえる前提で記事を書いているなら間違いです。読者は基本的に記事を読んでくれません

記事が読まれなければ、頑張ってSEO対策しても上位表示されないのです。

当記事では、最後まで読まれる文章を書くために重要な「3つのNOT」について解説します。この記事で解説している内容を実践すれば、読者とGoogleの両方から好まれる記事を書けるようになります

「3つのNOT」とは、コピーライティングの基礎的な考え方を表しています。具体的には「読まない・信じない・行動しない」の3つです。

3つのNOTをクリアすれば、読者は記事を読んでくれる可能性が高くなります。

なかじ
最後まで読まれる記事はSEOでも上位表示できるので、1つずつ確認していきましょう。

3つのNOTとはコピーライティングの基礎となる考え方

3つのNOTとはコピーライティングの基礎となる重要な考え方です。具体的には以下3つの壁を指します。

  • 読まない壁
  • 信じない壁
  • 行動しない壁

頑張って質の高い記事を書いても、読者は一字一句漏らさず読むことはありません。読者は適当にスクロールして、気になった部分だけ読みます。

読んでくれたとしても、記事に書かれていることを信じる読者はほとんどいません。記事を読んで積極的に行動を起こすこともないのです。

ブログで稼ぐには、3つのNOTを理解したうえで記事を書くことが重要です。

3つのNOTをクリアする方法

3つのNOTをクリアする方法すれば読者に読まれる記事が書けます。下記の方法を実践して、読者の悩みを解決できるブログに仕上げましょう。

  • 読まない壁:結論から先に書く
  • 信じない壁:エビデンスを提示する
  • 行動しない壁:読者の背中を押す

読まない壁:結論から先に書く

「読まない壁」をクリアするためには、結論を先に書くことが重要です。読者は基本的に結論がわからない文章を読みません

ブログと小説の大きな違いは結論を先に書くかどうか。オチがある小説とは異なり、読者が一番知りたいことは結論です。

読者にとって結論が納得できたり意外な内容だったりすれば、続きのコンテンツも読んでくれます。

一番重要なことは文章を読んでもらうことです。文章を読んでもらえなければ、読者の役に立つ内容を書いても意味がありません

なかじ
読者がブログに訪れても、適当にスクロールして離脱されればSEOでもマイナス評価になります。

結論から先に書くためにもPREP法を意識しましょう。PREP法については次の記事と動画を参考にしてください。
» PREP法の書き方と使い方【例文あり】

記事の見た目をきれいに整えることも重要

結論を先に書くことのほか、記事の見た目を整えることも重要です。記事の見た目がきれいだと、視覚的に読みやすいので離脱率が下がります

下記のような文字以外の要素をバランスよく使うことを意識してください。

  • 箇条書き
  • 吹き出し
  • イラスト
  • 図解

ポイントは文字だけで画面を埋めないこと。文字を読む習慣のない人がほとんどなので、文字だらけの記事を敬遠するユーザーが多いです。スマホの1画面が文字だけで埋まっているような記事は、読まない壁を越えられず離脱されてしまいます。

ユーザーのほとんどがスマホを使ってブログへアクセスします。ユーザーファーストを心掛けるため、記事を書いたら必ずスマホで確認しましょう。

文字以外の要素を使った読みやすい記事の書き方については、次の記事と動画で詳しく解説しています。
» 読みやすいブログ記事の書き方

信じない壁:エビデンスを提示する

「信じない壁」をクリアする方法は、疑う余地のないエビデンスを提示することです。エビデンスとは「根拠」のことを表します。

読者は記事を読んでいるとき、次のような不安を抱えています

  • 口コミは捏造ではないか
  • 本当に最新情報が書かれているのか
  • 本当に根拠がある情報なのか

信じない壁を越えられないということは、SEOでも上位表示できず収益も上がらないということ。ブログやアフィリエイトで稼げない人は、圧倒的にエビデンスが足りていません

一方で稼げている人は、ライティングよりエビデンス作りに時間とお金をかけています

例えばダイエット記事を書く場合。自分がダイエットをして痩せた証拠としてビフォーアフターの写真を載せることがあります。

しかし写真だけでは不十分です。写真は簡単に加工できるため、読者は「痩せているときに撮った写真と入れ替えているのでは?」と疑います。

読者のリテラシーは上がっているので、説得力に欠ける情報は信用してもらえないのです。

読者から信じてもらうため、疑う余地のないエビデンスを提示しましょう。ダイエット記事を例にすると、次のような情報が効果的です。

  • 動画で痩せていく過程を撮影する
  • 日付が入った写真を毎日撮る

必ず上記のような情報を載せれば読者が信じてくれるわけではありません。しかしできるだけ説得力の高い情報を提示することが、信じない壁を越えるために重要です。

なかじ
信じない壁を越えられるかどうかは、ブログで稼ぐための大きな分岐点です。

ブログ初心者でもできる基本的なSEO対策も参考にしてください。
» 初心者向けSEO対策

ブランディングも重要

信じない壁をクリアするにはブランディングも重要です。ブランディングとは「誰が記事を書いているのか」をはっきりさせること。

ブランディングがあると記事の信頼度は格段に上がります。僕の場合は次のようなブランディングが可能です。

  • 2005年から16年間アフィリエイトをしている
  • アフィリエイトで月1,000万円を達成できた
  • ASPや広告代理店で3年以上働いていた経験がある

僕のブランディングの方が、直近1~2年でアフィリエイトを始めて月100万円稼いだ人より信頼度が高いのではないでしょうか。

ブランディングは権威性や実績と言い換えることもできます。権威性や実績が現代のSEOで重要な理由は、次の動画をご覧ください。

行動しない壁:読者の背中を押す

「行動しない壁」をクリアする方法は、読者の背中を押してあげることがポイントです。今すぐに商品を買わなければいけない理由をアピールしましょう。

読者は記事を読んで信じてくれたとしても、積極的に行動を起こしてくれません。「また後で申し込めばいいか」と後回しにする読者が大半です。

後回しにして離脱した読者は、わざわざ自分のブログにもう1回戻って申し込むことはしません。ブログのアフィリエイトリンク経由ではなく公式サイトから申し込みます。

ブログで稼ぐには、読者から後回しにされずその場で購入や申し込みをしてもらう必要があります。読者が行動を後回しにしないよう、下記のような不安を取り除いてあげましょう。

  • 運営会社はしっかりと経営しているのか
  • 解約は簡単にできるのか
  • 自分に合った商品・サービスなのか
  • 無理に押し売りされることはないか

上記のような不安を放置すると、読者が行動しない理由になってしまいます。読者の不安を取り除くため記事内でユーザーの不安を徹底的に取り除いてあげることが重要です。
» 先読みライティングの重要性

緊急性をアピールすることも重要

行動しない壁を越えるため、緊急性をアピールすることも有効です。具体的には次のような表現が考えられます。

  • 〇月〇日までに申し込まないと損します
  • 〇月〇日までの限定セール価格
  • 〇月〇日以降は値上げします

緊急性を伝えるほか、「早く申し込まないと申し込めなくなる」という「限定性」をアピールすることも有効です。

4つのNOT、5つのNOTという考え方もある

4つのNOTは、3つのNOTに「開かない」が加わります。検索結果に自分のブログ記事が表示されても、読者は必ず開いてくれるわけではありません。

開かない壁をクリアするには、読者にとって魅力的なタイトルを付けることが重要です。
» クリック率の高いタイトルの付け方

4つのNOTに「理解しない」が加わり5つのNOTになることもあります。自分が書きやすい言葉を選んで記事を書いても、読者は理解してくれません。

理解しない壁をクリアするには、読者にとってわかりやすい表現で文章を書くことがポイントです。
» 文章力を上達させる方法

3つのNOTを駆使して稼げるブログを作ろう

3つのNOTとはコピーライティングの基礎となる重要な考え方です。具体的には以下3つの壁を指します。

  • 読まない壁
  • 信じない壁
  • 行動しない壁

SEO対策で上位表示して商品を売るためには、3つのNOTをクリアしなくてはなりません。具体的には次の通りです。

3つのNOT方法
読まない壁・結論→理由の順番で書く
・文字以外の要素ををバランス良く使う
信じない壁・疑う余地がないエビデンスを示す
・権威性や実績を伝える
行動しない壁・読者の背中を押す
・緊急性や限定性をアピールする

読者は一字一句漏らさず記事を読んでくれないことを理解しましょう。読者の役に立つ内容を書いても、読まれなければ意味がありません

当記事で解説した3つのNOTを意識することで、ライティングは劇的に変わります。「読まない・信じない・行動しない」という3つの壁を乗り越えて、稼げるブログを作りましょう。

初心者が稼ぎやすい超特化ブログも、3つのNOTを意識して作ることが重要です。超特化ブログの作り方は、次の記事と動画にまとめました。
» 超特化ブログの作り方

SXO対策とは?SEO対策との違いとやり方を徹底解説!【ブログ初心者必見】

  • 最近SXOって耳にするけどどういう意味?
  • SXOとSEOは何が違うの?
  • SXO対策は具体的に何をすればいい?

SEO対策で重要なのは中身が濃い記事を書き被リンクを獲得することです。しかし現代のSEOでは、検索エンジンを意識するだけで上位表示することはできません

当記事では、SXO対策で実践すべき5つのポイントを具体的に解説します。この記事で書かれていることを実践すれば、読者と検索エンジンの両方に好かれるブログ記事を書けるようになります。

SXOとは検索体験最適化のことです。ブログに訪れた読者の満足度を高めることが、SEOで上位表示することに繋がります。

SXOとは検索体験最適化のこと

SXO(Search Experience Optimization)とは検索体験最適化のことを指します。サイトに訪れた読者の満足度を高めることが重要です。

これまでのSEO対策では記事内容と被リンクの2つを意識すれば上位表示できました。しかし2016年頃にSXOが注目され始めてから、SXO対策ができていなければ上位表示できなくなっています。

検索体験とは、ユーザーが「検索行動を始めてから終わるまでの一連の流れ」のことを指します。具体的には次の通りです。

  1. 目的を達成するために検索エンジンを使用
  2. 検索結果から気になるサイトをクリック
  3. サイト内コンテンツを閲覧
  4. 検索した目的を達成、もしくは未達成

例えば「アフィリエイト おすすめ ASP」で調べる読者が自分のサイトに訪れた場合を考えてみましょう。検索体験を最適化するには、次のようなコンテンツが必要です。

  • おすすめASP〇選
  • 各ASPのメリット・デメリット
  • 複数のASPを使うかどうか

一方で「アフィリエイトとは」というコンテンツはそれほど重要度が高くないといえます。サイトに訪れた読者の満足度を高めるには、検索意図を満たすサイトやコンテンツを作ること重要です。

なかじ
ユーザーのためのサイト設計やコンテンツ作りを意識しましょう。

SXO対策で重要なU-R-A

SXO対策では「U-R-A」が重要といわれています。「U-R-A」は次の3つの頭文字からとられた言葉です。

U:ユーザビリティ(Usability)

ユーザビリティとは「操作性」のことを表します。ユーザーが求める情報へスムーズにアクセスできることが重要です。

R:レリバンス(Relevance)

レリバンスは「適合性」のことを表します。検索意図にマッチしたコンテンツが書けていることが重要です。レリバンスはSEO以外のネット広告でも非常に重要なポイントでもあります。

A:オーソリティ(Authority)

オーソリティとは「権威性」のことを表します。例えば、「運営者がそのジャンルの第一人者である」または「権威性のあるサイトからの被リンクがあるかどうか」が重要です。

「操作性・適合性・権威性」を高めることがSXO対策の基本です。

SXO対策とSEO対策の違い

SXO(Search Experience Optimization)とは検索体験最適化のことを指します。一方でSEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化のことです。

SEO対策では検索エンジンが求めるサイトを作ることが重要です。SXO対策は読者満足度を意識するのに対し、SEO対策では検索結果で上位表示することを重要視しています。

検索エンジンのことだけ意識して記事を書いても上位表示できません。Googleのウェブマスター向けガイドラインの「品質に関するガイドライン」では次のように述べられています。

検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。

品質に関するガイドライン

常に読者ファーストを考えて記事を書きましょう。

SEO対策で重要なことは3つ

SEO対策で大切なことは、大きく次の3つに分類できます。

  • 内部対策:サイト内コンテンツを充実させる
  • 外部対策:被リンクを獲得する
  • SXO対策:検索体験を最適化する

SEO対策の1つとしてSXO対策が含まれるイメージです。自分のブログに訪れた読者の満足度を高められれば、SEOの評価も高くなります。

なかじ
自分が作ったブログに読者が満足してくれると、Googleからの評価も高くなります。

ブログ初心者でもできるSEO対策のやり方は、次の記事と動画で解説しています。
» 初心者向けSEO対策のやり方

SXO対策のやり方5選

ブログ初心者でもすぐに実践できるSXO対策を5つ紹介します。下記ポイントを押さえ、読者満足度が高い記事を書きましょう。

  • SSL化する
  • ページ表示速度を上げる
  • 導線設計(サイト設計)
  • 検索意図を満たす
  • 読みやすい記事を書く

SSL化する

SXO対策の1つ目はSSL化です。SSL化することでブログのセキュリティ性能が向上し、個人情報が漏洩しにくくなります。

自分のブログURLが「https://」から始まっていればSSL化できています。一方で「http://」から始まっていたら、SSL化ができていません。

SSL化は検索順位に影響を及ぼすことをGoogleは公表しています。「セキュリティが安全なSSL化されたサイトが優遇される」ということです。

SSL化によりサイトの順位が上がった体験談

SSL化しないとマイナス評価になるというGoogleの公表を受け、僕が運営していたサイトも少しずつSSL化を実施。個人的な体験談なので根拠は全くありませんが、SSL化したことで順位が上がったサイトがたくさんありました。

大幅に順位が上がった事例はあまりありませんでした。しかし5位から3位、3位から2位など少しだけ順位を上げたケースが複数あったのです。

SSL化との因果関係について確かめることは難しいもの。それでも僕は、SSL化することでSEOに良い影響が出たと思っています。

SEOに長年携わっている立場からすると、SSL化したことによってサイトの順位が劇的に上がることはありません。しかしSSL化されていないサイトは、ブラウザによって警告が出されます

ユーザーに安心してブログを読んでもらうためにも、必ずSSL化しましょう。

なかじ
SSL化はレンタルサーバーの管理画面から無料で簡単にできます。

SSL化の手順は次の動画で詳しく解説しています。

ページ表示速度を上げる

SXO対策の2つ目はページ表示速度を上げることです。ページ表示速度はユーザー満足度に大きく影響します。

ページ表示速度が3秒を超えると、離脱率が急激に上がるという研究結果が出ています。離脱率を下げるためにも、ページ表示速度は2秒以内に収めることがポイントです。

サイトのページ表示速度はGoogleが提供している「PageSpeed Insights」を使って調べてみてください。

ブログのURLを入力すれば、ページ速度をスコア化し改善点をアドバイスしてくれます。

離脱率が上がるとSEOにおいてマイナス評価になります。ユーザーにとって価値がないブログだとGoogleに判断されるからです。

価値のないブログを上位表示しても仕方ないので、Googleはブログの順位を下げます。ページ表示速度が遅いという理由でユーザーを離脱させないように注意しましょう。

ページ表示速度を早くするプラグインを使う

ページ表示速度を上げるため、2つのWordPressプラグインを紹介します。

  • WP Fastest Cache:キャッシュ系プラグイン
  • EWWW Image Optimizer:画像軽量化プラグイン

キャッシュとは過去に閲覧したサイト情報を保存しておくことです。キャッシュがあれば、同じサイトを閲覧するときの表示速度が上がります。

WP Fastest Cacheは不要なキャッシュも削除してくれます。キャッシュが溜まりすぎるとサイト表示速度が落ちるので注意しなくてはいけません。

ブログ初心者でもWP Fastest Cacheを導入すれば、キャッシュの管理や削除が簡単にできます。

EWWW Image Optimizerは画像のサイズや容量をを軽くしてくれるプラグインです。

サイズや容量が大きい画像を使うと、ページ表示速度が遅くなるので注意しましょう。EWWW Image Optimizerを導入しておくだけで、WordPressにアップロードした画像を自動で軽量化してくれます。

上記2つのプラグインは、WordPressプラグイン追加画面の検索窓にプラグイン名を入力して探してみてください。

ページ表示速度を上げるためにも、今回紹介した2つのプラグインは必ず導入しておきたいところ。しかしすでにほかのキャッシュ系プラグインや画像軽量化プラグインを導入している場合は注意が必要です。

同じようなプラグインを入れると、プラグイン同士が干渉し合って動作に悪影響を及ぼすことがあります。

なかじ
自分がすでに使っているプラグインと効果が重複しないか確認してから導入しましょう。

ページ表示速度を改善する方法は次の記事と動画を参考にしてください。
» ブログのページ表示速度を改善する方法

導線設計(サイト設計)する

SXO対策の3つ目はブログの導線を設計すること。導線設計とは、読者が求める情報へスムーズにアクセスできるようにすることです。

SXO対策で重要な「操作性・適合性・権威性」のうち、操作性と導線設計は深く関わっています。

例えばトップページに複数の記事が並んでいるブログは、ユーザビリティや導線設計においてマイナスです。

ユーザーは知りたい情報に辿り着くまで、一覧で並んだ記事を順番に読んでいかなくてはなりません。求めている情報になかなか辿りつけないとユーザーにストレスを与えてしまいます。

導線設計のコツは、トップページから全てのページに3クリック以内でアクセスできるようにすること。なるべく少ないクリック数でさまざまなページに到達できる方が、圧倒的に使いやすいサイトといえます。

1クリックルールも意識する

1クリックルールとは1クリックごとに目的のページへ近づいていくという考え方です。読者が知りたい情報に早くたどり着ける導線を考えましょう。

事前にサイト設計する

ユーザーが求める情報へスムーズにアクセスするためには、事前にサイト設計をする必要があります。サイト設計せずとりあえず記事を書き始めるのはNGです。

いきなり記事を書き始めてしまうと孤立する記事が出てしまいます。どの記事とも繋がっていない孤立記事はSEOでマイナス評価です。

後からサイト設計するのは難しいうえに手間がかかります。次の記事と動画を参考にサイト設計してみましょう。
» SEOに強いサイト設計方法

検索意図を満たす

SXO対策の4つ目は検索意図を満たすことです。「操作性・適合性・権威性」のうち「適合性」と深い関係があります。

1つのキーワードによって検索意図は異なるもの。読者満足度を高めるには検索意図を網羅的に盛り込むことが重要です。

例えば「青汁」というキーワードの検索意図を考えてみましょう。以下のような検索意図が想定できます。

  • おすすめの青汁を知りたい
  • 青汁の効果を知りたい
  • そもそも青汁が何か知りたい
  • 青汁の作り方を知りたい

「青汁」のように検索意図が無数に考えられるビッグキーワードで記事を書くことは大変です。ブログ初心者は、検索意図をある程度絞るために「複合キーワード」を使いましょう。

例えば「青汁 効果」というキーワードの検索意図は、「青汁の効果を知りたい」に絞られます。

深堀りするとほかにも検索意図は考えられます。しかしビッグキーワードより複合キーワードの方が検索意図を絞れるので記事を書きやすいのです。

重要なことは、記事を読んだ読者が目的を達成できることです。

すでに知っている情報では読者は満足してくれない

例えば「簡単に痩せる方法」というテーマを選んだとします。ほとんどのブログは「ダイエット方法」に関するコンテンツを書くだけです。

具体的には「食事制限して適度な運動をすると痩せられる」という内容が考えられます。しかし読者は記事を読んでも満足しません。

「食事制限して適度な運動すれば痩せる」という情報は誰もが知っているからです。すでに知っている情報しか書かれていなければ、読者の悩みは解決できません。

読者満足度を高めるには、具体的に悩みを解決できるコンテンツを用意してあげることが重要です。キーワードにしたがって痩せる方法だけ書けばいいという考え方では上位表示できません。

なかじ
読者が最終的に満足できるような記事を書きましょう。

検索意図を意識してSEOで上位表示する方法は、以下の記事と動画で解説しています。
» 検索意図の調べ方

検索行動が起こる4つの瞬間「マイクロモーメント」

2015年にGoogleが提唱したマイクロモーメントについて解説します。マイクロモーメントとは検索行動が起こる4つの瞬間のことです。

  • Know:知りたい
  • GO:行きたい
  • Do:何かをしたい
  • Buy:何かを買いたい

マイクロモーメントを参考に「読者がどのような瞬間に自分のブログにアクセスしているか」を考えましょう。検索キーワードから検索意図を考えることが重要です。

検索意図に応じた記事の書き方については、次の記事と動画で解説しています。
» 検索意図に応じた記事構成の作り方

検索意図を考えるときの注意点

検索意図を考えるときは1つのキーワードには複数の検索意図があることを意識しましょう。

ブログ初心者は1つのキーワードで検索意図は1つだと勘違いしてしまうことがよくあります。1つのキーワードでも検索意図は多岐に渡るので、網羅的な内容を扱うことが重要です。

ただし長文記事はNG。網羅的に解説すると長文になりがちですが、読者は長文を読みたくありません。

複数の検索意図を満たすには「まとめ記事」を書きましょう。まとめ記事とはトピックの内容を広く浅く網羅的に扱う記事のことです。

まとめ記事の書き方については、次の記事と動画を参考にしてください。
» SEOに強いまとめ記事の書き方

読みやすい記事を書く

SXO対策の5つ目は読みやすい記事を書くことです。読者にとっては、読みにくい記事をわざわざ読むメリットがありません。

読みやすい記事を書くコツは、画面を文字だけで埋めないこと。文字だらけのページは読みづらいため、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

画面が文字だけで埋まらないようにするため、文字以外の要素をバランス良く使うことが重要です。文字以外の要素とは具体的に次の6つがあります。

  • 箇条書き
  • 吹き出し
  • 画像
  • 文字装飾
  • 枠線、背景

上記要素を使って記事を書いたら、必ずスマホで確認しましょう。ほとんどの読者がスマホで記事を読んでいるため、読者目線で確認する必要があります

読みやすいブログ記事の書き方については、以下の記事と動画で詳しく解説しています。
» 読みやすいブログ記事の書き方

「読み飛ばし対策」で記事の要点を伝える

読者は基本的に記事を読み飛ばします。ほとんどの読者は、自分の読みたいところや気になったところだけ読みます。

よほど興味があるコンテンツでない限り、読者は読み飛ばすのが当たり前です。内容を理解してもらうためには、読み飛ばしを前提に記事を書く必要があります。

読み飛ばして内容を理解できなければ、読者は満足しません。箇条書きや表などを使って、読者の目線を留める工夫が必要です。

なかじ
読み飛ばされても理解できる書き方が読者満足度を上げるためのポイントです。

「ブログ研究」で他ブログの良いところを取り入れる

読みやすい記事を書くときに重要なのがブログ研究です。

ブログ研究とは自分が読みやすいと思うブログが、なぜ読みやすいのか理由を探すことです。他ブログの良いところは、自分のブログに取り入れましょう。

例えば読みやすい理由として次のような要素が考えられます。

  • 文字が大きい
  • 画像が綺麗に作られている
  • 行間が開いている

読みやすさは主観的な判断で構いません。自分が読みやすいと思う理由を深掘りして、仮説を立ててください。

ブログ研究はブログで稼げるかどうかに直結すること。自分の頭の中だけで読みやすい記事を書こうとしても、読みやすい記事にはなりません。

読みやすい記事を参考に、自分のブログでも再現してみましょう。

SXO対策で読者満足度を高めよう

SXO対策とは検索体験最適化のこと。検索エンジンばかり意識するのではなく、読者満足度を高めることを重要視しましょう。

SXO対策ができていなければ上位表示するのは非常に困難です。下記5つのSXO対策ができているか、自分のブログを見直してみてください。

  • SSL化する
  • ページ表示速度を上げる
  • 導線設計(サイト設計)する
  • 検索意図を満たす
  • 読みやすい記事を書く

SEO対策やSXO対策は専門の会社に依頼することもできます。しかし読者ファーストを意識すれば、初心者も自分で対策できるのです。

初心者でも稼げる超特化ブログも、SXO対策を意識してください。読者ファーストを意識し最短で稼げるようになりましょう。
» 超特化ブログの作り方

【ブログで稼ぐ人が使う文章術】読者の悩みを解決する先読みライティングとは

ブログで稼ぎたければ、読者の悩みを解決できる記事を書く必要があります。記事内で悩みを解決できない読者は、検索結果に戻って再検索します。読者の再検索は、SEOにおいてマイナス評価につながります。

読者の悩みを解決できる記事を書いて読者の再検索を防ぐテクニックとして、この記事では「先読みライティング」を解説します。

なかじ
「先読みライティング」ができれば、SEOで上位表示できる記事が書けます。

「先読みライティング」を覚えることで、最後まで読者に読んでもらえる記事を書くことができます。結果として、SEOで上位表示できる読者満足度の高い記事作成が可能です。

先読みライティングに関しては以下の動画でも詳しく解説しています。

先読みライティングの重要性

ブログ記事を書くときに一番重視するポイントは「読者の不安や疑問を先読みしてフォローすること」です。この読者の不安や疑問を先読みしてフォローするライティングを「先読みライティング」と呼んでいます。

なかじ
先読みライティングはなかじが考えた言葉です。
先読みライティングができないとSEOは上がらない?

先読みライティングができないと記事執筆者の自己満足な記事になることが多いです。記事の主役はあくまで読者。読者が何を求めているかを考えて読者の悩みを解決するからこそブログでお金を稼ぐことができます。

現在のブログやSEOで検索意図を満たす記事を書くのは当たり前のこと。それだけではなかなかSEOで上位表示できません。SEOで上位表示しようと思えば、検索意図を満たすだけではなく、読者の疑問や不安を常に先回りできるような記事作成が求められています。

刻一刻と変化する読者の悩みを先読みする

検索意図はライティングのすべての基本になるものです。検索意図を満たす記事を書くことはSEO対策においては基本中の基本です。しかし、検索意図を満たすだけではSEO対策としては不十分です。

記事を読み進める読者の悩みや不安、疑問といった「気持ち」は、刻一刻と変化していきます。記事単位ではなく、1文1文で変化していくことに注意してください。

なかじ
読者の新しい疑問や不安は、読者が自分の悩んでいることに対してではなく、書いてある文章や内容に対して生まれます。

婚活記事を例に具体的に解説

婚活記事を例に先読みライティングの具体的を解説します。婚活記事内に以下のような文章を書いたとします。

婚活で重要なことはたくさんの女性に会うこと。その理由は、打席に立つ回数を増やせばヒットを打てる確率も上がるからです。 

この例文を読んだだけでも、読者にはさまざまな疑問が浮かびます。例文を読んだ読者には、以下のような疑問が生まれます。

  • そもそも女性と話すのが苦手だからたくさん会うのは難しい
  • たくさんの女性に出会えていれば、こんなに苦労はしていない
  • 打席とかヒットとか野球の例えがよくわからない

読者の不安や疑問を放置して話を進めると読者満足度は下がります。

なかじ
読者のモヤモヤした気持ちを残すと記事を最後まで読んでもらえず、途中で離脱されてしまいます。

読者の疑問や不安を解消する具体例

読者の不安や疑問を解消するには、読者の気持ちを先読みしたフォロー文を書くことが重要です。先ほどの例文では以下のような文章を添えます。

婚活で重要なことはたくさんの女性に会うこと。その理由は打席に立つ回数を増やせばヒットを打てる確率も上がるからです。

女性と話すのが苦手で、なるべく女性と会う回数を減らしたい場合には✕✕がお薦めです。

上記のようにな文章を添えることで、たくさんの女性に会うことが厳しい読者の不安は解消されます。このように読者の疑問を先回りしてフォローすることが先読みライティングです。

なかじ
読者の不安や疑問を先読みして解決してあげましょう。

コツは「読者をリアルに想像する」

先読みライティングのコツは、ペルソナを設定することです。ペルソナとは、ターゲットをさらに詳細に絞り込んだものです。

ペルソナ設定できるかどうかは、ライティングでもかなり重要なポイントです。ペルソナ設定があいまいだと読者のリアルな姿を想像することができないからです。

なかじ
読者をリアルに想像するためにペルソナを設定します。

ペルソナ設定すると読者をリアルに想像しやすい

「30~40代の料理好きの主婦」というのはターゲットです。このターゲットだけでは幅が広く、どのようなことを考えているかまでは想像しにくいです。

ペルソナ設定で考えておきたい項目は、以下の8つです。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 趣味
  • 家族構成
  • 悩み
  • どんな生活を送っているか

ペルソナの具体例に関しては、別の記事・動画で詳しく解説しています。
» SEOライティングが上達するペルソナ設定

ペルソナ設定が苦手なら知人を思い浮かべる

ペルソナ設定が苦手な人は家族・知人・友人を思い浮かべると考えやすくなります。実際に会ったことがある人なら性格・考え方・喋り方を知っているため、その人のことをリアルに想像できます。

思い浮かべた人が自分の文章を読んで、どのようなことを考えるかを想像してみてください。ネガティブな意見を言われそうだったら、書き方を変えるか問題になっている文章の直後にフォローする文章を書きます。

なかじ
先読みするときは記事単位ではなく、ペルソナが1文1文を読んでどう考えるかを想像してください。

先読みするのは読者のネガティブな声

先読みライティングでは読者のネガティブな声に耳を傾けることが重要です。先読みライティングのよくある失敗は「自分にとって都合のいい声を先読みすること」です。

先ほどの婚活の例文を使って「自分にとって都合のいい先読みの失敗例」を紹介します。

  • 自分も積極的に女性に会いに行こう!
  • すごく勉強になる…!
  • 失敗しても気にせず、打席に立とう

こんなにポジティブな気持ちで記事を読み進めてくれる読者はいないと考えた方がいいです。

なかじ
自分が誰かの記事を読んでいるときに考えるのはネガティブな感情が多くないですか?

記事を読み進める読者は次のようなネガティブな感情を抱くことが多いです。

  • 面白くない
  • 読みにくい
  • 意味がわからない
  • もっと分かりやすく書いてくれ

先読みライティングではこのようなネガティブな声に耳を傾けて、文章を書いていくことが重要です。

ポジティブな声は無視してOK

記事を読んで満足している読者はフォローする必要がないため、先読みライティングではポジティブな声を考える必要もありません。自分の記事を読む読者は「根暗で卑屈で臆病でコミュ障」だと考えてください。

【まとめ】読者満足度を高める先読みライティング

今回は、読者の不安や疑問を先読みしてフォローする「先読みライティング」を解説しました。

  • 先読みライティングとは、読者の不安や疑問を先読みしてフォローすること
  • 読者の疑問や気持ちは、1文1文で変化する
  • 先読みするには、ネガティブなペルソナ設定が重要

読者の不安や疑問・悩みは、記事単位ではなく文章単位で刻一刻と変化していきます。

なかじ
記事単位ではなく、1文1文で読者の不安や疑問を解決することが重要です。

先読みのコツは、読者の姿をリアルに想像すること(ペルソナ設定)。ペルソナ設定が苦手な場合、知り合いの姿を思い浮かべてください。先読みでは、読者のネガティブな声に耳を傾けましょう。読者は「根暗で卑屈で臆病でコミュ障」だと想定すると上手に先読みすることができます。

当記事で解説した、先読みライティングのスキルを身に付け、読者満足度の高い記事を書いてください。

読者満足度が高くなる超特化ブログの作り方は以下の記事と動画が参考になります。
» 初心者でも稼げる超特化ブログの作り方

【SEOでライバルに差をつける】プロが使う5つのズルいライティングテクニックを徹底解説

  • SEOで上位表示する記事を書きたい
  • 頑張って書いた記事を読者に読んでもらいたい
  • SEOと読者に好かれるライティングテクニックを教えて!

1記事にあらゆる情報を詰め込んだ記事を書いても、上位表示できず読者満足度も高くなりません。自分が書きたいように書いた記事では、誰からも読んでもらえないのです。

当記事では、読者満足度が高くSEOに強い記事の書き方を徹底解説します。この記事を最後まで読めば、実践的なライティングテクニックが身につきます

読者は基本的に記事を読んでくれません。バランス良く装飾を使って記事の見た目を整えたり、読者が抱える本当の悩みを解決したりする必要があります。

なかじ
読者ファーストを意識して読まれるブログを作りましょう。

ライバルに差をつけるプロのズルいテクニック

僕のように長期間SEOに携わっている人やSEOで上位表示できている人が使っているテクニックを5つ紹介します。ただ記事を書いているだけではSEOで上位表示できないので、ライバルに差をつけるために下記テクニックを身につけましょう。

  • 3つのNOTを意識する
  • 記事の見た目にこだわる
  • 読者の気持ちを先読みする
  • 詳細記事は内部リンクに逃がす
  • 潜在ニーズを満たす

3つのNOTを意識する

1つ目のテクニックは3つのNOTを意識することです。3つのNOTとは、ブログを書くうえで超えなければならない壁を表します。

  • 読まない
  • 信じない
  • 行動しない

頑張って記事を書いても読者は読んでくれないもの。読んでくれたとしても記事に書かれている内容を信じてくれるとは限りません。

「行動しない」というのは、「申し込む」「お金を払う」という行動を起こしてくれないこと。商品やサービスが気になっても、今すぐ行動を起こさず後回しにします。

読まれない記事はSEOでも上がりません。3つのNOTをクリアするために重要なことはエビデンス(証拠・根拠)を示すことです。

3つのNOTをクリアするためのエビデンスの例

例えばダイエットブログを運営しており、「痩せる方法」という記事を書いたとします。「痩せる方法」という記事を書くとき、ほとんどの人は以下のような「痩せる方法」について解説するだけです。

  • カロリーに気を付けて食事を摂ることが大切
  • 適度な運動が必要
  • 適度な運動はジョギングやエアロバイクがおすすめ

上記のような内容が書かれた記事を読んだところで、読者はおもしろくありません。ほとんどの読者は上記のような情報を既に知っているからです。

誰もが知っていることを書いても読者にとって役立つ記事とはいえません。エビデンスを加えることによって、読者に興味を持ってもらうことが重要です。

食事制限をおすすめするなら、食事制限で痩せられる証拠を出してください。自分が実際に食事制限して、痩せた写真や動画でもOKです。

上位表示できる人はエビデンス作りにお金と時間をかけている

SEOで上位表示できる人は、エビデンスを作るために多大な時間とお金をかけています。エビデンスがあれば内容を信じてもらいやすくなるからです。

記事の内容を信じてもらえれば「申し込む」「お金を払う」など行動につながります。

エビデンスを作ることは非常にめんどうです。しかし根拠が乏しい記事は読んでもらえないので、上位表示できません。

興味関心があるからという理由だけでブログを作ってもうまくいきません。その程度でブログを作るのは止めた方がいいと、僕はアドバイスします。

SEOで上位表示を目指すなら、必ずエビデンスを示してください。エビデンスがなく情報をまとめただけの記事を書いても上位表示できません

なかじ
今エビデンスを意識できていない人は、エビデンス作りを重視してください。

ライティングを変える3つのNOTについては、以下の記事と動画で解説しています。
» ライティングを劇的に変える3つのNOT

記事の見た目にこだわる

2つ目のテクニックは記事の見た目にこだわることです。見た目を綺麗に整えることで読み飛ばし対策になります

ブログ記事はほとんど読まれないと思ってください。自分が何かの記事を読む場面を思い浮かべてみると、読み飛ばしていませんか?

スマホで検索して気になるサイトにアクセスしたとき、記事を一字一句読む人はいません。適当にスクロールして、自分が気になるポイントがあればスクロールを止めて読む人がほとんどです。

文章だけの記事では、どこが重要なポイントなのか読者は判断できません。読者が記事を読み進めても知りたい情報に辿り着けず、読者満足度が下がってしまいます。

ブログ記事を書くうえで重要なことは、読者の目に留める工夫をすることです。

なかじ
読み飛ばされても理解できる書き方をするのが、読み飛ばし対策の基本です。

意識的に目線を留めるポイントを作る

読者が簡単に要点を理解できるよう、目線を留める工夫をしましょう。読者の行動パターンは「読み飛ばして気になるところだけ読む」の繰り返しです。

具体的に次のような装飾を使って、意識的に目線を留めるポイントを作りましょう。

  • 箇条書き
  • 吹き出し
  • 見出し

あなたが記事を読むときも、上記のような箇所は確実に読んでいるはずです。文章の羅列だけでは、よほど興味がない限り読みません。

吹き出しは読み飛ばし対策として使う

吹き出しは読み飛ばし対策として使ってください。吹き出しを使って相槌などを書いている人がいますが、僕は好きな使い方ではありません。

読んでも意味がない内容に吹き出しを使うのはNG。吹き出しは目に留まりやすいので、読者にとって重要な情報を書きましょう。

現代人は忙しくて時間がないので、1つの記事を長い時間かけて読み込むことはしません。忙しい読者が読み飛ばしても理解できるようなブログ記事を作ることが重要です。

なかじ
重要なポイントを意識的に読ませることで、読者満足度が上がります。

読みやすいブログ記事の書き方については、以下の記事と動画で解説しています。
» 読みやすいブログ記事の書き方

読者の気持ちを先読みする

3つ目のテクニックは先読みライティングです。先読みライティングとは読者の不安や疑問を先読みして文章を書くことです。

読者の不安や疑問は1文1文読み進めていく過程で生まれるもの。ブログ記事を読み終わった後に生まれるのではありません。

記事の中で不安や疑問を先読みしてフォローしてあげることが重要です。

ほとんどの人が先読みライティングを実践できていません。「このタイミングでこれは絶対に知りたいだろう」という内容が全く書かれていないのです。

先読みライティングのポイントは、自分の記事を読む読者をリアルに想像することです。

なかじ
読者がどのようなことに悩んでいるのか具体的に考えてみましょう。

先読みライティングの具体例

例えばダイエットサプリのブログ記事で「安全なものを選んでください。」と書く場合を考えてみましょう。読者は次のような不安や疑問を抱きます。

  • 安全なものとは具体的に何だろう
  • 安全なものを選ぶとき何を参考に選べばいいのだろう

先読みできる人は「これを読んだ読者がどう思うのか?」を考えます。読者の不安や疑問を先回りし、解決につながるコンテンツを追加するのです

逆に先読みできない人は「安全なものを選んでくさい」と書くだけで、すぐ次の話題に移ってしまいます。

再検索はSEOでマイナス評価

不安や疑問が残った読者は、解消するために同じようなキーワードで再検索します。再検索はSEOでマイナス評価です。

読者の悩みが解決しているなら同じようなキーワードで再検索しません。自分のブログ記事を読んだ読者が再検索したということは、悩みが解決しなかったということです。

Googleも「読者の悩みが解決しない記事」と判断します。SEO対策としても、読者の考えを先読みしてフォローするライティングが重要です。

僕がよく言うことは「読者はネガティブ」だということ。ネガティブ・臆病・卑屈なので、まったく行動を起こしません。

ネガティブ思考が強い読者が、自分のブログ記事を読んだときにどのように考えるのかを想像してください。

なかじ
先読みライティングは完成度の高い記事を書くうえで重要です。

読者満足度を上げる先読みライティングについては、以下の記事と動画で解説しています。
» 読者の悩みを解決する先読みライティング

詳細記事は内部リンクに逃がす

4つ目のテクニックは詳細記事を内部リンクに逃がすということ。1記事で読者の悩みをすべて解決するには無理があります。読者によって検索意図が違うからです。

検索意図が異なる読者の悩みを1記事で解決しようとすると、長文記事になってしまいます。読者は長文記事を読みたいと思いません

例えばダイエットブログで「簡単に痩せる方法」という記事を書いている場合。「簡単に痩せる方法」といっても、知りたいことは読者によって違います。

「食事制限」について知りたい人もいれば「運動方法」について知りたい人もいます。「運動方法」を知りたい読者に「食事制限」のことを詳しく伝えても、検索意図が異なるので読んでもらえません。

読者は自分が知らなくていい情報を読むことにストレスを感じます。すべてのコンテンツを長々と書くのは、読者満足度を下げる原因になるのです。

読者満足度を高めるため、要点を集約したまとめ記事を書き詳細は内部リンクで別記事に逃がしましょう。詳細記事を書けば、詳しく知りたい読者の疑問を解決できます。
» SEOに強いまとめ記事の書き方

内部リンクを使って読者に選択肢を与える

内部リンクを使うことで読者に選択肢を与えられます。詳細を知りたい読者は詳細記事を読み、興味がない読者はそのまま記事を読み進められるのです。

あらゆるコンテンツを長々と書いている記事は、読者に無理やり長文記事を読ませているようなもの。読者には読みたいコンテンツと読まなくていいコンテンツがあるので、内部リンクで選択肢を与えましょう。

内部リンクが充実しているブログはSEOに強いです。ただし内部リンクなら何でも設置すればOKというわけではありません。

重要なことは生きたリンクを貼ること。読者が興味のないリンクを貼っても意味がないので注意しましょう。

なかじ
生きたリンクとは読者にクリックされるリンクのことです。

内部リンクはSEOで上位表示するために重要です。基本的なSEO対策も参考にご覧ください。
» 初心者向けSEO対策の基本

潜在ニーズを満たす

5つ目のテクニックは潜在ニーズを満たすことです。読者には下記2つのニーズが存在します。

  • 顕在ニーズ:すでに表面化しているニーズ
  • 潜在ニーズ:読者がまだ考えていないニーズ

潜在ニーズを満たせば読者満足度を高められます。読者が抱えている本当の悩みを解決できるからです。

顕在ニーズと潜在ニーズの具体例

例えば「太る原因」というキーワードで読者のニーズを考えてみましょう。「太る原因」の顕在ニーズは、「太る原因を知りたい」です。

「太る原因を知りたい」読者に向けて、「太る原因」に関するコンテンツを作ります。しかし「太る原因」だけ説明しても読者の潜在ニーズを満たすことはできません。

読者が抱える本当の悩みは「痩せたい」ということ。「痩せたい」からこそ「太る原因」を知りたいのです。

本当のゴールである潜在ニーズは「痩せる方法」となります。

顕在ニーズだけ満たして記事を書き終えるのはNG。読者が持つ本来の悩みを解決できません

悩みを解決できない読者は検索結果に戻り、同じようなキーワードで再検索します。再検索はSEOでマイナス評価なので、潜在ニーズまで満たしてあげる必要があるのです。

潜在ニーズを満たした記事の書き方は、次の記事と動画で解説しています。
» 潜在ニーズを満たした記事の書き方

詳細は内部リンクで別記事に逃がす

潜在ニーズを満たした記事を書くときも、詳細情報は内部リンクで別記事に逃がすテクニックが重要です。

「太る原因」の後に「痩せる方法」を書くと読みづらくなります。読みたいことや知りたいことは読者によって異なるからです。

「太る原因」だけで満足する人もいます。さまざまな読者の検索意図を満たすため、詳細記事を書いて内部リンクでつなぎましょう。

内部リンクをうまく使うには、読者が記事を読む目的をしっかり考える必要があります。「この記事には自分の知りたいことがすべて書かれている」と思ってもらえるのが理想です。

なかじ
内部リンクを駆使して読者の悩みを解決しましょう。

内部リンクをうまく使うためのサイト設計は次の記事と動画を参考にしてください。
» 稼げる超特化ブログのサイト設計方法

テクニックを駆使して読者満足度の高い記事を書こう

ただ記事を書いているだけでは上位表示できません。ライバルに差をつけるためにも、下記5つのテクニックを駆使することが重要です。

  • 3つのNOTを意識する:読者は読まない、信じない、行動しない
  • 読み飛ばし対策として目線を留めるポイントを作る
  • 先読みライティングで読者の不安や疑問を解消する
  • 詳細記事は内部リンクに逃がす
  • 潜在ニーズを満たして本当の悩みを解決する

重要なことは読者満足度の高い記事を書くことです。記事数より記事の質を重視しましょう。

当記事で紹介したテクニックを使って記事を書くのは大変です。すべてのテクニックを意識しながら毎日記事を書こうとすると、質の低いコンテンツになります。

質の低い記事を書き続けてもSEOでは上位表示できません。5つのテクニックは一朝一夕でできるようなものではないので、継続して練習してください。

5つのテクニックを知っているだけでも、今までより記事の完成度が上がります。僕がいつも言っていることは、文章力こそがブログで稼ぐために一番重要なスキルだということです。

なかじ
テクニックを駆使し、読者満足度の高い記事を書くスキルを磨きましょう。

ブログ初心者が最短で稼ぐのにおすすめな「超特化ブログ」も、5つのテクニックを使って書きましょう。ニッチなテーマに絞って文章力が高い記事を書けば、読者満足度も高くなります。
» 超特化ブログの作り方

SEOに強いまとめ記事(ピラーページ)の書き方【記事設計の具体例を紹介】

  • まとめ記事は必要な情報を全て書いて長文にすればいいんだよね...?
  • それとも内部リンクだけ貼っておけばまとめ記事として機能する...?
  • まとめ記事の正しい書き方を知りたい...!

1記事で読者の悩みを解決するのは不可能です。情報量が多すぎると長文記事になり、読者にストレスを与えてしまいます。

記事の途中で離脱されるとSEOではマイナス評価。頑張って記事を書いたのに誰からも読まれなくなってしまうのです。

当記事では、SEOで上位表示しやすいまとめ記事の書き方を解説します。まとめ記事の書き方をマスターできれば、読者とSEOの両方から好まれるブログを作れるようになります。

ブログでは記事同士の繋がりを意識することが重要です。まとめ記事を中心として、孤立する記事がないようトピックごとに記事群を作りましょう。

なかじ
まとめ記事の書き方をマスターして上位表示を目指してください。

SEOに強いまとめ記事とは

まとめ記事とは記事構成を考えるうえで基盤となるものです。海外で「ピラーページ」と呼ばれているまとめ記事は、トピックの柱になる記事とイメージしましょう。

読者の悩みを1記事で解決するのは困難です。長文記事になり、読者にとって読みにくくなってしまいます。

読者とSEOの両方に好かれる記事を書くためには、記事同士の繋がりを意識することが重要です。まとめ記事を起点に記事同士を繋ぐことを意識しましょう。

まとめ記事ではトピックの内容を網羅的に扱います。詳細は内部リンクで別記事に繋ぐことで、ブログの回遊率が上がり滞在時間も伸びるのです。

まとめ記事で狙うキーワードのボリューム

まとめ記事では月間検索回数が1,000回から1万回のミドルキーワードか、月間検索回数が1万回以上のビッグキーワードを狙いましょう。さまざまなトピックを網羅的に扱うため、想定する読者や検索意図が幅広くなるからです。

月間検索回数が1,000回以下のロングテールキーワードは、内部リンク先の詳細記事で上位表示を狙います。さらに詳しく知りたい人のため、まとめ記事から詳細記事へうまく誘導できる構成にするのがポイントです。
» 実践的なキーワード選定方法

まとめ記事を作ると理想的なブログ構造になる

まとめ記事を作成することで下図のようなブログ構造を作れます。トピックごとにクラスターを形成しているブログ構造は、読者とSEOの両方にとって理想的です。

ブログの各カテゴリーごとまとめ記事があります。カテゴリーの中にまとめ記事と個別記事で構成された記事群があるイメージです。

アフィリノオトの具体例

当ブログ「アフィリノオト」には「SEO対策」というカテゴリーがあります。

「SEO対策」の中に「被リンク獲得方法」というまとめ記事があり、まとめ記事の中に「寄稿する方法」など詳細記事があります。

SEOに強いサイト設計と理想的なリンク構造は次の記事でも解説しています。
» SEO対策で理想的なリンク構造

まとめ記事の作り方で大事なことは記事設計

まとめ記事は記事設計が重要です。以下の項目について考えましょう。

  • タイトル
  • 構成
  • 見出し
  • 本文
  • 内部リンク

まとめ記事の本文を書く時は、まとめ記事だけでも内容が完結するということを意識しましょう。内部リンク先の詳細記事を読まないと内容を理解できないまとめ記事はNGです。

まとめ記事の各コンテンツの詳細は、内部リンク先の記事でわかりやすく説明します。詳細を知りたい読者にだけ読んでもらうイメージです。

まとめ記事設計の具体例

まとめ記事設計の具体例を見ていきましょう。例として「子供の年齢別に必要なお金を徹底解説」というタイトルで考えます。

解説用なので一部省略していますが、まとめ記事の構成は以下の通りです。

まとめ記事設計の具体例

h2:子どもの年齢別に必要な費用を徹底解説!
h3:妊活
h4:妊活中に必要な費用
h4:妊活中から葉酸400㎍摂取する必要がある
  →内部リンク:葉酸サプリの選び方
h4:不妊治療ならXX円以上必要になることも
h3:妊娠
h4:検査や診察費用
h4:妊娠~出産までのやることリスト
  母子手帳
  出産する病院を決める
h4:産休機関と手当
  →内部リンク:産休機関と手当をもらうまでの流れ

まとめ記事の見出しが決まれば本文も決まり、内部リンク先も自動的に決まります。内部リンク先の記事は事前に考えておくことが重要です。

記事設計は以下の動画も参考にしてください。

まとめ記事でランキング表を作っておすすめの商品やサービスを紹介するのもありです。初心者でもできるランキング記事の書き方は、次の動画で解説しています。

まとめ記事のよくある間違い

まとめ記事のよくある間違いについて3つ紹介します。SEOで上位表示し読者満足度を高めるためにも、しっかり確認しておきましょう。

  • 目次ページになっている
  • まとめ記事を後から作る
  • 単なる長文記事ではない

目次ページになっている

まとめ記事が目次ページにならないようにしましょう。例えばバズ部さんから引用した次のページは、まとめ記事ではありません。

上記のような記事はナビゲーションが目的です。詳細記事同士を密に繋ぐまとめ記事とは目的が違うので注意してください。

まとめ記事を後から作る

まとめ記事を後から作成するのもよくある間違いです。1つのトピックで複数の詳細記事を書いてからまとめ記事を書くのはNGとなります。

まとめ記事より先に詳細記事を書いてしまうと次のようなことが起こります。

  • 内部リンク先の記事がない
  • 記事を書いたのに内部リンク先として使えない

せっかく記事を書いても無駄になることが増えるのです。

なかじ
記事が孤立しないよう、まとめ記事は先に書きましょう。

単なる長文記事ではない

まとめ記事は単なる長文記事ではありません。まとめ記事の役割は孤立する記事がないよう記事同士を密に繋ぐことです。

長文記事とは

長文記事とはリンクを排除した記事です。ただの文字数が多いだけの記事は、Webページの本質に反するものだと僕は思っています。

過去長文SEOという手法が爆発的に流行りました。長文というだけで上位表示している記事が多く存在したのです。

昔と比べると長文記事は確実に効果が薄くなっています。今のSEOで強いのはリンク構造を最大限に生かしたまとめ記事です。

なかじ
読者は長文を読みたくないため、リンクを排除した長文記事は書かないように注意してください。

1記事1キーワードで狙うとSEOで失敗する理由は、動画で解説しています。

まとめ記事を書いてSEOに強いブログを作ろう

まとめ記事とは記事構成を考えるうえで基盤となるものです。トピックの柱になる記事とイメージしましょう。

まとめ記事を書くメリットは次の通りです。

  • 上位表示されやすい
  • 読者にとってわかりやすい
  • 孤立する記事がなくなる

トピックの内容を広く浅く網羅することを意識してください。

まとめ記事では設計が重要です。次の項目について考えましょう。

  • タイトル
  • 構成
  • 見出し
  • 本文
  • 内部リンク

初心者でも稼げる超特化ブログも、まとめ記事を作成することが重要です。ニッチなテーマに絞ったうえで記事同士が密に繋がったブログを作れば、読者満足度が高くなります。
» 超特化ブログの作り方

【ブログで稼げる記事構成の作り方】検索意図から記事の構成を考える8つの手順

  • 上位表示できないのは記事構成が悪いせい?
  • 記事構成は上位サイトを参考に作ればいいよね?
  • SEOに強い記事構成の作り方を教えて欲しい!

ブログ記事は読者にとって読みやすい文章を書くのが重要です。しかし、読みやすい文章を書けばSEOで上位表示できるわけではありません

当記事では、記事構成を作る手順について詳しく解説しています。記事で解説していることを実践すれば、SEOで上位表示しやすく読者満足度の高い記事構成を作れるようになります。

SEOに強いブログを作るためには、記事を書き始める前に読者の検索意図を満たした記事構成を考えるのが重要です。検索意図をもとにコンテンツを作り、読者満足度が高い記事を書きましょう。

ブログの記事構成とは「記事の設計図」

ブログの記事構成とは、記事を書くための設計図です。あらかじめ記事全体の流れを作っておくことで、スムーズに執筆できます。

SEOで上位表示するには質の高いコンテンツが必要です。高品質な記事を書くためには、記事構成に沿って読者が読みやすい記事を書くことが求められます。

記事構成は大きく3つのパートで構成されています。

  • リード文
  • 記事本文
  • まとめ

上記のうちリード文は、読者が記事を読み進めてくれるかどうかが決まる重要なパートです。読者の悩みに共感することから始め、「この記事を読めば自分の悩みが解決できる」と思ってもらえるようなリード文を書きましょう。
» SEOに強いリード文の書き方とテンプレ

記事構成を作る8つの手順

記事構成を作る8つの手順を解説します。構成案のテンプレートとして活用してください。

  1. 検索キーワードを設定する
  2. ペルソナを想定する
  3. ペルソナから検索意図を想定する
  4. 読者の本当のゴールを考える
  5. 検索意図をもとにコンテンツを作る
  6. 記事構成の全体像を考える
  7. コンテンツを並び替えて構成を作る
  8. 構成ができたら上位サイトをチェックする

検索キーワードを設定する

初めに検索キーワードを設定します。キーワード選定で失敗すると上位表示できないので、検索需要があるキーワードを選びましょう

当記事では、例として「オンラインフィットネス パーソナル」を検索キーワードに設定します。

ブログ初心者でも簡単にキーワードを選ぶ方法は、サジェストキーワードを活用することです。具体的なキーワード選定方法は、次の記事と動画をご覧ください。
» ブログで失敗しないキーワードの選び方

ペルソナを想定する

次に、選んだキーワードで検索しそうなペルソナを想定します。ペルソナとは、サービスや商品の「架空の顧客像」のことです。

今のSEOで強いのはキーワードの検索意図を網羅している記事。同じキーワードでもペルソナによって検索意図は変わるため、3~5人くらいのペルソナを想定することがポイントです。

ペルソナを想定する時は、以下の項目を考えましょう。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 趣味
  • 家族構成
  • 悩み
  • どんな生活を送っているか

僕が考えたペルソナの例を紹介します。狙っているキーワードは「オンラインフィットネス パーソナル」です。

  • 31歳のOL、2歳の女の子と夫の3人暮らし
  • 広告代理店で働いているが、コロナの影響で自宅勤務中
  • 会社では真面目なキャラだが、実はズボラな性格
  • 趣味は料理とボールペン字で掃除が苦手
  • 夫は子育てに協力的、用事があれば面倒を見てくれる
  • 元々お菓子を食べるのが好き
  • 在宅勤務の影響でさらに食べるようになった
  • ダイエットをしたいが食欲が勝ってしまい、成功したことがない
  • 指示されたことは真面目にこなせるが、自分の意志だけでは痩せられない
  • 在宅でもできるパーソナルオンラインフィットネスをスマホで探している

ペルソナ設定で重要なのは、ペルソナがどのような理由でキーワードを検索したのかということ。上記の例でいうと、次の2つが検索した理由として考えられます。

  • 個別指導してくれるオンラインフィットネスを探している
  • お菓子を食べるのがやめられないから、運動で痩せたい

読者がそのキーワードで検索した理由を考えてみると、中身が濃い記事を書けるようになります。ペルソナの具体的な考え方は、次の記事と動画を参考にしてください。
» ペルソナ設定がブログで必要な理由

ペルソナから検索意図を想定する

ペルソナを設定したら検索意図を想定します。検索意図を満たすことは、読者満足度が高い記事を書くために重要だからです

ペルソナが「オンラインフィットネス パーソナル」で検索した意図を考えてみましょう。

  • 個別指導のオンラインフィットネスってあるの?
  • 個別指導してもらわないと絶対に続かない...
  • しっかり個別指導してもらって本気で痩せたい!
  • 別のパーソナルジムに通っていたが、通えなくなった

検索意図を考えるのと同時に、想定したペルソナが気にしそうなことも一緒に考えておきましょう

  • オンラインフィットネスの個別指導ってどういう感じ?
  • オンラインフィットネスはどのように選べばいいの?
  • 1回にどのくらい時間がかかるの?
  • 途中で子どもが泣いた時の対応は?

検索意図はペルソナによって異なります。ブログ記事の網羅性を満たしSEOで上位表示するため、想定したすべてのペルソナの検索意図を考えましょう
» キーワードから検索意図を考える方法

読者の本当のゴールを考える

検索意図を想定したら、読者の本当のゴールを考えます。本当のゴールとは、キーワードで検索した読者が最終的に実現したいことです。

「オンラインフィットネス パーソナル」で検索する読者は、個別指導のオンラインフィットネスを知りたいわけではありません。本当のゴールは「痩せたい」「綺麗になりたい」といった願望を満たすこと。今回設定したペルソナは、「理想の体型に戻って綺麗になりたい」というのが本当のゴールです。

記事構成を作る時は、読者を本当のゴールまで導くことを意識しましょう。
» 再検索されない記事の書き方と潜在ニーズ

検索意図をもとにコンテンツを作る

検索意図をベースにコンテンツを作ります。読者満足度が高い記事を書くため、読者が気になっている内容を解決できる記事を書くのが重要です。

「オンラインフィットネス パーソナル」でペルソナが気になっていることと、解決するためのコンテンツは次の通りです。

気になっていること必要なコンテンツ
個別指導のオンラインフィットネスを探しているオンラインフィットネス比較
そもそも個別指導のオンラインフィットネスってあるの?オンラインフィットネスの種類について解説
個別指導してもらわないと絶対に続かないモチベーションを維持するための工夫
みっちり個別指導してもらって本気で痩せたいオンラインフィットネスの体験レビュー
別のパーソナルジムに通っていたが通えなくなったオンラインフィットネスとパーソナルジムの違い
オンラインフィットネスの個別指導はどんな感じ?実際のレッスンの様子や流れ
オンラインフィットネスはどのように選べばいいの?オンラインフィットネスの選び方
1回にどれくらい時間がかかるの?オンラインフィットネスの体験レビュー
途中で子どもが泣いた時の対応は?オンラインフィットネスの体験レビュー

体験レビューはSEOと読者の両方から好まれます。独自情報なのでほかのブログと差別化できるだけでなく、読者が抱えるさまざまな悩みを解決できるからです。

なかじ
ブログ記事を書く時は、独自コンテンツとして体験レビューを書きましょう。

記事構成の全体像を考える

記事に必要なコンテンツをもとに、記事構成の全体像を考えましょう。キーワードで検索する読者の悩みをすべて解決できるような記事構成にするのが重要です。

「オンラインフィットネス パーソナル」の検索意図として一番多いのが、「個別指導をしてくれるパーソナルフィットネスを探している」ということ。多くの読者が抱いていそうな悩みを記事の入り口にします。

記事の入り口が決まったら、大まかな流れを考えてみましょう。読者の悩みを解決しつつ、アフィリエイトできる商品があれば訴求します。

キラーコンテンツで成約を狙う

記事全体の構成は次の通りです。

キラーコンテンツにつながるコンテンツ
キラーコンテンツ
キラーコンテンツの補足コンテンツ
その他のコンテンツ

キラーコンテンツにつながるコンテンツは、「オンラインフィットネス パーソナル」を例にすると「オンラインフィットネスの選び方」などです。キラーコンテンツはおすすめのオンラインフィットネスなどアフィリエイトできる商品を紹介します。

体験レビューでキラーコンテンツを補足し、記事の網羅性を意識するためその他のコンテンツを書きましょう。その他のコンテンツは、成約につながらない内容でもOKです。

記事構成の全体像は、スタートとゴールを明確にして考えるのがポイント。「オンラインフィットネス パーソナル」の例でいうと、スタートとゴールは次の通りです。

  • スタート:個別指導してくれるオンラインフィットネスを読者が探している
  • ゴール:本当に痩せられるオンラインフィットネスを見つける

キラーコンテンツやその他のコンテンツでスタートとゴールをつなげるイメージで、記事構成の全体像を考えましょう。

コンテンツを並び替えて構成を作る

構成の全体像が決まったら、コンテンツを並び替えて記事構成を作ります。構成を作る時には、読者が知りたいことやキラーコンテンツをなるべく最初に持ってくるようにしてください。

読者が知りたいことを記事の最初に持ってくると、読者満足度が上がり成約率が高くなります。一方で、読者が知りたいことが記事の最後の方に書かれていると、情報にたどり着くまで時間がかかり読まれる可能性が低くなるのです。

「オンラインフィットネス パーソナル」で記事を書く場合、次のような順番での記事構成が考えられます。

  1. オンラインフィットネスの種類の解説
  2. オンラインフィットネスの選び方
  3. 主要な各オンラインフィットネスの比較
  4. 一番おすすめするサービスの体験レビュー
  5. 個別指導でもらえるアドバイスの例
  6. オンラインフィットネスとパーソナルジムの違い

優先的に読んでもらいたいのは、「オンラインフィットネスの比較」というキラーコンテンツです。収益に直結する部分となります。

キラーコンテンツの中で「モチベーションを上げるための工夫」に関しても書きます。「個別指導してもらわないと絶対に続かない」という、ペルソナの検索意図に対応するためです。

キラーコンテンツにつながるコンテンツとして、「オンラインフィットネスの種類の解説」や「オンラインフィットネスの選び方」を書きましょう。キラーコンテンツの補足コンテンツは体験レビューです。

その他のコンテンツとして「個別指導でもらえるアドバイスの例」「オンラインフィットネスとパーソナルジムの違い」を書けば、記事の網羅性が高くなります。

なかじ
種類や選び方を先に説明することで、読者が検討しやすくなります。

記事構成ができたら上位サイトをチェックする

記事構成が完成したら、キーワードで検索して上位サイトをチェックします。構成を考える前に上位サイトを見てしまうと同じような構成になってしまうため、記事構成ができた後にチェックするのがおすすめです。

先に上位サイトを見てしまうと、本当に必要だったコンテンツに気付けないことがあります。先入観を持たないためにも、記事構成を作成してから上位記事をチェックする順番を守ってください。

上位サイトに掲載されているコンテンツのうち、自分の構成にないもので追加した方が良さそうなコンテンツがあれば構成に入れましょう。記事の網羅性が高くSEOでも評価されやすくなります。

記事構成が重要な3つの理由

記事構成が重要な理由を3つ紹介します。下記ポイントを意識して、読者とGoogleの両方から好まれるブログ記事を目指しましょう。

  • 高品質な記事を書くため
  • 上位表示を狙うため
  • スムーズに記事を書くため

高品質な記事を書くため

高品質な記事を書くためには記事構成を作ることが重要です。高品質な記事とは読者の悩みを解決できる記事のことを指します。

記事構成を作らず自分が書きたいように記事を書いても、読者の悩みは解決できません。読者の役に立たなければ、どれだけ頑張って書いても読まれないのです。

高品質な記事を速く書く方法は次の記事と動画で解説しています。
» 高品質なブログ記事を速く書く方法

上位表示を狙うため

記事構成を作ることによりSEOで上位表示できる可能性があります。見出しにキーワードを入れられるからです。

見出しのキーワードはSEO対策で重要です。タイトルに入れられなかった複合キーワードを使えます

ただし、すべての見出しにキーワードを入れてしまうと読者が読みにくくなるので注意してください。読者ファーストを意識して見出しを作成しましょう。

読者とSEOの両方に好まれる見出しの作り方は、次の記事と動画で詳しく解説しています。
» SEOで上位表示される見出しの書き方

スムーズに記事を書くため

先に記事構成を作ることでスムーズに記事を書けるようになります。書くべき内容が決まっているため、何を書けばいいか迷うことがなくなるからです。

いきなり記事を書き始めてしまうと、一貫性がない記事になってしまいます。読者にとって読みづらい記事になるので、スムーズに記事を書くためにも記事構成は重要です。

「記事構成を作ってから記事を書く」という記事の書き方をテンプレート化しましょう。

ブログで稼げる記事構成を作ろう

ブログ記事を書き始める前に必ず記事構成を考えましょう。記事構成を作る手順は以下のとおりです。

  1. 検索キーワードを設定する
  2. ペルソナを想定する
  3. ペルソナから検索意図を想定する
  4. 読者の本当のゴールを考える
  5. 検索意図をもとにコンテンツを作る
  6. 記事構成の全体像を考える
  7. コンテンツを並び替えて構成を作る
  8. 構成ができたら上位サイトをチェックする

検索需要があるキーワードを設定しましょう。同じキーワードでも検索意図が異なるため、3~5人のペルソナを想定します。

ペルソナから検索意図を考え、読者の本当のゴールを考えてみてください。読者の悩みを解決できるコンテンツを作るのがポイントです。

検索意図をもとにコンテンツを作ったら記事構成の全体像を考えましょう。全体像が決まったらコンテンツを並べ替えて構成を作ります。

なかじ
読者が知りたいことや気になることを記事の最初で説明してあげましょう。

先入観を持たないため、記事構成ができあがってから上位サイトをチェックします。上位サイトに掲載されているコンテンツで構成にないものは、網羅性を意識するため追加しましょう。

ブログ初心者が最短で稼ぐなら超特化ブログがおすすめです。記事構成を作る手順を参考に、超特化ブログを作って稼げるようになりましょう。
» 超特化ブログの作り方

SEOに強い再検索されない記事の書き方【潜在ニーズを満たす】

  • 検索意図は理解できたけどなかなか上位表示できない...
  • 潜在ニーズはどうやって考えればいい?
  • 読者満足度の高い記事を書くにはどうすればいいの?

読者の検索意図を意識するだけでは、完成度の高い記事は書けません。サジェストキーワードだけを参考にした記事作成も上位表示できない原因です。

当記事では、読者満足度の高い記事を書くために必要な「読者の潜在ニーズの考え方」「再検索させないための記事作成の手順」について解説します。この記事を最後まで読むことで、上位表示できる記事が書けるようになります

潜在ニーズとは読者自身が気づいていなかったニーズのこと。僕は「本当のゴール」と呼ぶこともあります。

なかじ
読者の姿をリアルに想像して、潜在ニーズを満たした記事を書きましょう。

潜在ニーズとは「読者の最終的なゴール」

潜在ニーズとは、検索した時点では読者も気づいていなかったニーズのこと。僕は「本当のゴール」という言い方もします。

ブログだけでなくマーケティングにおいても潜在ニーズの考え方は重要です。ユーザーの悩みに深くアプローチすることで、ヒット商品を生み出すこともできます。

潜在ニーズの具体例

例えば「ブログ記事 書き方」で検索する読者は、記事の書き方を知りたいわけではありません。「記事の書き方」を知るのはあくまで手段です。

「ブログ記事の書き方」で調べる本当のゴールは上位表示することやお金を稼ぐこととなります。

潜在ニーズを満たせなければ読者は再検索します。再検索はSEOでマイナスになるので、潜在ニーズを満たした記事を書くことがSEOでは重要なのです。

顕在ニーズとの違い

顕在ニーズとはすでに読者が把握しているニーズのことです。「ブログ記事 書き方」で調べる読者の顕在ニーズは「ブログ記事の書き方を知りたい」となります。

  • 潜在ニーズ:読者が気づいていないニーズ
  • 顕在ニーズ:読者が把握しているニーズ

顕在ニーズを満たした記事を書くことは比較的簡単です。ただし読者満足度が高く上位表示する記事を書くには、潜在ニーズまで満たす必要があります

SEOで潜在ニーズを意識することの重要性

SEOで潜在ニーズを意識することの重要性は次の3つ。各ポイントを理解することが上位表示できる記事を書くために重要です。

  • 読者満足度を高める
  • 検索意図を満たすだけでは足りない
  • 読者の再検索はSEOでマイナスになる

読者満足度を高める

潜在ニーズを意識することで、読者満足度が高い記事を書けるようになります。読者満足度が低い記事は離脱の原因になるので注意しなくてはなりません。

読者満足度が高い記事は以下の2つが満たされています。

  • 検索意図
  • 潜在ニーズ

検索意図を満たすことは、読者から記事を読み進めてもらうために重要です。どれだけ内容の濃い記事を書いても、検索意図を満たしていなければ意味がありません。

検索意図を満たすことに加えて、読者自身が気づいていなかった潜在ニーズを満たすのがポイント。記事を読んで不安や悩みを解決できると、読者は本当のゴールに辿り着けます。

検索意図を満たし記事の網羅性を高めると、長文記事になりやすいです。長文記事は読者がストレスを感じやすいため、「まとめ記事」を書きましょう。まとめ記事の書き方は、次の記事と動画で解説しています。
» SEOに強いまとめ記事の書き方

「記事の書き方」と「SEOで上がらない原因」は、次の記事と動画も参考にしてください。
» SEOで上位表示できる記事の書き方

検索意図を満たすだけでは足りない

検索意図を満たすだけではSEOで上位表示できません。読者の潜在ニーズを満たせていないからです。

ブログ記事を書くうえで考えるべきポイントは以下の3つ。

  • 読者はどのようなことを知りたくて検索したのか
  • 読者がどのような気持ちで記事にたどり着いたのか
  • 読者は最終的にどうなりたいのか

検索意図である「どのようなことを知りたくて検索したのか」を満たしても不十分。2つ目と3つ目を満たすには、潜在ニーズを考える必要があるのです。

なかじ
どれだけ頑張って記事を書いても、検索意図を満たすだけでは記事の完成度は高まりません。

» 上位表示に必要な検索意図の重要性と考え方

読者の再検索はSEOでマイナスになる

読者が記事から離脱して再検索すると、SEOでマイナス評価になります。再検索される記事は読者満足度が低い記事と判断されるからです。

再検索する読者は知りたいことや不満が解決できなかったということ。読者が本当に満足すれば、同じようなキーワードでしばらく検索することはありません。

例えば「アフィリエイトの始め方」で検索したユーザーが次に何を考えるかを考えてみます。

  • 具体的な稼ぎ方
  • 記事の書き方
  • SEO対策
  • テーマ選び

上記のようなことも知りたいと考えるはずです。記事を書くときに読者が考えそうな悩みや疑問を放置してはいけません

再検索されるということは「SXO対策ができていない」ことになります。SXOとは検索体験最適化のことです。

SXO対策に関しては次の記事と動画で解説しています。
» SXO対策とSEO対策の違いとやり方

潜在ニーズの見つけ方

潜在ニーズはツールなどを使ってわかるものではありません。潜在ニーズを考えるには、読者の姿をリアルに想像することが重要です。

例えば「30代の料理好き主婦」をターゲットにした場合、ほとんどの人が「30代の料理好きの主婦」に向けて記事を書きます。しかし「30代の料理好きの主婦」でも、抱えている悩みや目標が人によって異なるため、潜在ニーズを満たせません。

ブログ記事を書く時は、ターゲットを具体的に絞り込んだペルソナを設定することが重要です。3~5人のペルソナを設定して、潜在ニーズを満たした記事を書きましょう。
» ペルソナ設定がブログで重要な理由

なぜキーワードで検索したのか考える

潜在ニーズを見つけるため、読者がなぜキーワードで検索したのか考えてみましょう。読者が抱えている悩みを深掘りすると、本当のゴールが見えてくるからです。

例えば「ブログ記事 書き方」で検索する場合を考えてみます。

  • なぜブログ記事の書き方を調べるの?
  • ブログを書けるとどのような良いことがあるの?
  • ブログを書いて達成したい目的は何?

読者の気持ちを深掘りすれば、「上位表示すること」「お金を稼ぐこと」が潜在ニーズだとわかります。

サジェストキーワードを使うと検索意図を網羅できない

サジェストキーワードを使って記事を書くと検索意図を網羅できません。読者の潜在ニーズを満たすコンテンツが不足するからです。

サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力した時に表示される候補キーワードのこと。例えば「アフィリエイト 始め方」で検索すると、次のようなサジェストキーワードが出てきます。

  • アフィリエイト 始め方 無料
  • アフィリエイト 始め方 本
  • アフィリエイト 始め方 ASP
  • アフィリエイト 始め方 スマホ
  • アフィリエイト 始め方 WordPress

サジェストキーワードを使って記事を書くと、以下のようなコンテンツができます。

  • 無料で始める方法
  • スマホで始める方法
  • おすすめのASP
  • WordPress開設方法
  • おすすめの本

しかし上記のコンテンツだけでは、読者の検索意図を網羅できていません。サジェストキーワードだけで記事を書こうとうすると、潜在ニーズを満たせず内容が薄い記事になってしまうのです。

「アフィリエイト 始め方」の足りないコンテンツとして、「おすすめのレンタルサーバー」「記事の書き方」「紹介する商品の探し方」などが考えられます。

サジェストキーワードは実際に検索されているキーワードなので、検索意図を考えるヒントにはなります。しかし、サジェストキーワードがそのまま検索意図になるわけではありません。

読者の本当のゴールを満たすことが重要

読者満足度が高い記事を書くためには、読者の悩みを掘り起こして本当のゴールを満たすことが重要です。読者が何のために検索したのか、自分の頭でしっかり考える必要があります

「アフィリエイト 始め方」で検索するユーザーが達成したいことは、アフィリエイトを始めることではありません。読者が本当に達成したいのは「アフィリエイトで稼ぐこと」です。

アフィリエイトを始めることは、稼ぐために必要なステップであるだけ。あくまで目的はアフィリエイトで稼ぐことです。

読者の姿をリアルに想像して検索意図を考えてみましょう。

  • 不安
  • 悩み
  • 苦しみ

「薄毛 原因」の検索意図の例

「薄毛 原因」で検索したユーザーの検索意図について考えてみましょう。

ほとんどの人は「薄毛の原因を知りたい」と考えます。もちろん間違いではありませんが、本当のゴールではありません。

「薄毛 原因」で検索する読者の本当のゴールは、「髪の毛を増やすこと」です。薄毛の原因を調べるのは、髪を増やすための手段です。

読者の本当のゴールを考えて記事を書けると、読者満足度は劇的に上がります。

なかじ
読者にとって本当のゴールは何かしっかり考えましょう。

サジェストキーワードを使わずに記事を書く方法

サジェストキーワードを使わない記事作成手順は次の通りです。

  1. 検索キーワードを設定
  2. ペルソナを複数想定
  3. 検索意図を想定
  4. 潜在ニーズを考える
  5. 検索意図をコンテンツに変換

最初に検索キーワードを設定します。検索キーワードを無視して記事を書く人もいますが、絶対にキーワードを決めたうえで記事を書いてください
» 失敗しないキーワード選定方法

次にペルソナを複数想定します。ペルソナはターゲットをもっと細かくしたものです。同じキーワードでも、ペルソナが違えば検索意図は変わります。

なかじ
ペルソナは3~5人想定するのがおすすめです。

ペルソナを想定したら検索意図を考えます。ただし「検索意図=本当のゴールではない」ことに注意してください。

例えば「糖質制限 食事」で検索するユーザーは、糖質制限の食事メニューを知りたいわけではありません。

本当に達成したい目的は、「ダイエットして体重を減らしてキレイになりたい」ということ。記事を書く時は「読者が本当に達成したい目的」を満たすコンテンツが必要です。

検索意図を深掘りして、読者の潜在ニーズも考えてみましょう。最後に検索意図をコンテンツに変換します。読者の悩みを解決できる記事を目指しましょう

検索意図や潜在ニーズから記事構成を作成する方法も参考にしてください。
» 検索意図から記事の構成を考える8つの手順

潜在ニーズを考えるときに役立つ先読みライティング

先読みライティングとは、読者の不安や悩みを先読みしてフォローするライティングです。先読みライティングのコツは、読者の考えを1文ごとに先読みすること。

先読みライティングは潜在ニーズを考えるときにも役立ちます。「先読みライティング」に関しては、次の記事と動画を参考にしてください。
» 読者の悩みを解決する先読みライティング

複数の記事群で読者の悩みを解決する

潜在ニーズは1記事で解決できなくてもOK。内部リンクで別記事に飛ばして解説しても大丈夫です。

1記事ですべての悩みを解決しないといけないというルールはありません。僕はブログ内で「まとめ記事」を起点にした「記事群」を複数作ることをおすすめしています。

1記事で悩みを解決するのではなく、記事群で悩みを解決するイメージです。記事群で悩みを解決できれば、読者の検索意図や潜在ニーズを網羅的に満たせます。

各記事が孤立したバラバラのブログを作ってはいけません。SEO的にもマイナス評価になるため、失敗するブログの典型例といえます。

なかじ
記事群で読者の悩みを解決し、検索意図や潜在ニーズを網羅的に満たしてください。

記事群を考える際に、記事同士で単純に内部リンクを貼ればいいわけではありません。記事群の考え方については、次の記事と動画で詳しく解説しています。
» SEOに強いまとめ記事の書き方

潜在ニーズを意識してSEOに強い記事を書こう

読者満足度の高い記事を書くためには、検索意図だけではなく潜在ニーズを意識して記事を書くことが重要です。

  • 読者の再検索はSEOでマイナスになる
  • 再検索させないために潜在ニーズを満たす
  • 潜在ニーズ=読者も考えていなかったニーズ
  • ペルソナから潜在ニーズを想像する
  • 記事群で読者の悩みを解決する
  • サジェストキーワードだけで記事を書くのはNG
  • 読者の気持ちを先読みして再検索させない記事を書く

記事を読んだ後に再検索する読者は、ほかにも知りたいことや不満があるということ。再検索はSEOにおいて大きなマイナスになるので注意しましょう。

読者の潜在ニーズを満たした記事を書くことが、SEOで高評価を得るために重要です。

読者満足度が高い記事を書くためには、ジャンルを絞ることが重要です。ニッチなテーマに絞った超特化ブログなら、初心者でも比較的簡単に作れます。
» 初心者でも稼げる超特化ブログの作り方

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