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  • リード文は挨拶文を書けばいいんだよね?
  • リード文をうまく書けば最後まで記事を読んでもらえるの?
  • SEOに強いリード文の書き方を教えて!

リード文の内容が薄ければ読者は本文を読んでくれず、すぐに離脱します。ブログ記事の途中で離脱されてしまうとSEOではマイナス評価です。

当記事では、SEOに強いリード文の書き方とテンプレを詳しく解説します。この記事で解説していることを実践できれば、読者を引きつける魅力的なリード文を書けるようになります

リード文は読者の興味を引くための重要な部分です。読者の気持ちに共感して「この記事には自分の悩みが解決することが書いてある」と思ってもらいましょう。

リード文にはブログ記事全体の結論を書くことも重要です。先に結論を書くことで、読者は続きが気になって本文を読み進めてくれます。

リード文とは本文を読んでもらうための興味付け

リード文は読者に本文を読んでもらうための「興味付け」として書かれる文章です。記事の魅力を読者に伝える重要な役割を果たします。

リード文の重要性を理解している人は少ないです。「リード文=ただの挨拶文」と捉えている人もいますが、全く違います。

ブログ記事の中で離脱率が一番高いのはリード文です。リード文で読者を引きつけられなければ、どんなに良い記事を書いても読まれません。

「読者がブログのどこまで読んでいるのか」を表す「精読率」という指標があります。ブログを最後まで読んでもらえたら精読率は100%です。

精読率が低いブログのほとんどが記事前半で離脱されています。リード文の完成度が低いと精読率が下がるのです。

精読率を上げるためには最初の5%を読んでもらうことが重要です。最初の5%を読んでくれた読者は、それ以降も読んでくれる可能性が高いことが分かっています。

リード文はタイトルの下に書く

リード文を書く位置はタイトルの下です。タイトルを見て記事内容が気になった読者が本文を読み進めてくれるよう、リード文で読者の興味を引きつけましょう。

どこにリード文を書けばいいか迷ったら、タイトルの下かつ最初の大見出し(H2見出し)の上に書くと覚えておいてください。リード文はブログの本文に入る前の重要なパートです。

ブログを読んでもらうには、リード文だけでなくタイトルも魅力的に書く必要があります。魅力的なタイトルの付け方は次の記事と動画を参考にしてください。
» クリックが高いタイトルの付け方

リード文はSEOに影響する

リード文の完成度はSEOの影響に直結します。現代のSEO対策で重要なことはページ滞在時間が長いことです。

ページ滞在時間を長くするには、記事を最後まで読んでもらうことが重要です。逆にリード文の時点で離脱されるとページ滞在時間が短くなり、SEOではマイナス評価になります。

以下のようなリード文は良くないリード文の例です。

なかじです。あなたは痩せたいと悩んでいませんか?この記事では誰でも簡単にダイエットする方法を教えます。

上記のようにありきたりな内容を書いているリード文はNG。本文のための前振りでしかなく、本文を読むメリットや魅力がリード文に含まれていません。

ブログの冒頭で離脱されず記事を読み進めてもらうため、リード文で読者の興味を引きつけましょう。

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SEOに強いリード文の書き方【3つのポイント】

魅力的なリード文を書くうえで重要なポイントは以下の3つです。

  • 共感を得る
  • 結論を書く
  • 簡潔に書く

共感を得る

1つ目のポイントは共感を得ること。リード文ではこの記事には自分の知りたい情報が書かれている」と読者に伝えることが重要です。

ダイエット記事のリード文で「あなたは痩せたいと思っていませんか?」と書くのはNG。ダイエットの記事を読んでいる時点で、読者が痩せたいのは当たり前のことだからです。

当たり前のことを書いても読者は本文を読もうと思ってくれません。共感を得るためには「刺さる言葉」を見つけることが重要です。

例えば「食べるつもりはないのに、間食してしまうことがありますよね。」という文章の方が刺さります。

読者の悩みに寄り添うことが共感を得るためのポイントです。

読者に刺さる言葉を探す方法

自分の頭だけで考えていても読者に刺さる言葉を探すのは難しいもの。

記事を書く前にSNSやYahoo!知恵袋などを使って悩みをリサーチしてみましょう。読者が「どのようなことで悩んでいるのか」「どのような言葉を使っているのか」をチェックしてみてください。

読者の姿を明確にイメージできると、刺さる言葉を考えやすくなります。

読者の姿を明確にするためにもペルソナを設定することは重要です。ペルソナ設定が重要な理由が次の記事と動画を参考にしてください。
» ペルソナ設定がブログで必要な本当の理由

結論を書く

2つ目のポイントは結論を書くこと。先に結論を書くのはWebライティングの大原則です。

読者の中には詳しい内容に興味がなく、とにかく結論だけ知りたい人もいます。時間の無駄になる可能性があるため、読者は結論が分からない記事を読み進めようと思いません。

Webライティングにおいては、先に結論を教えることにメリットはあってもデメリットはありません。結論に至った理由を知るために本文を読み進めるのがネットの特徴です。

比較記事でも結論を先に書く

「比較記事では結論を後で書いてもいい?」という質問をよく受けますが、比較記事でも結論を先に書きましょう。先に結論を伝えた後に詳細について比較する方が、読者満足度が高い記事に仕上がります。

例えばAとBの商品を比較する記事では、リード文に「Aの方がおすすめ」と書いてあげることが重要です。「Aの方がおすすめ」という結論を知ったうえで本文を読めば、Aという商品のおすすめポイントを理解しやすくなります。

ブログ記事を書くときも結論から書くことを意識しましょう。「PREP法」という文章の基礎的なフレームワークを活用してください。

PREP法の詳細は次の記事と動画で詳しく解説しています。
» PREP法の書き方と使い方

簡潔に書く

3つ目のポイントはシンプルな表現で簡潔に書くこと。リード文の目安は500文字以内です。

リード文が長すぎると、記事を読むかどうかを判断する前に離脱されてしまう可能性が高いです。リード文は読者に本文を読み進めてもらうことが目的ということを忘れてはいけません。

簡潔な文章で読者の共感を得て、記事を読むメリットを伝えることが重要です。

必要な情報を取捨選択して、読者に刺さるリード文を書きましょう。

なかじ
500文字を超えるリード文は長すぎるので要注意。

SEOに強いリード文のテンプレ

SEOに強く論理的に解説できるリード文のテンプレを紹介します。以下の構成に従って順番に書いてください。

  1. 読者の心に刺さる共感文
  2. 問題提起
  3. 権威性・実績
  4. 本文に書かれている内容を1文に要約
  5. 記事を読むメリット
  6. 最終的な結論

初心者でもできるSEO対策は、次の記事と動画も参考にしてください。
» ブログ初心者向けSEO対策

①読者の心に刺さる共感文

まずは読者の心に刺さる共感文を書きましょう。共感を得ることで、読者は「自分の悩みが解決するかもしれない」と考え記事を読み進めてくれます

表面的な内容を書いても読者の共感は得られません。読者が悩んでいることをSNSやYahoo!知恵袋を使ってリサーチしてください。

共感文の悪い例

「アフィリエイトで稼ぐための方法」という記事を例に、悪い共感文を見てみましょう。

「あなたはアフィリエイトで稼ぎたいと思っていませんか?」

上記の文章では読者に共感してもらえません。わかりきった内容なので読者の心に刺さらないからです。誰でも簡単に言えることでは読者の共感を得られないので注意してください。

共感を得るために必要なことは、読者に深く刺さる内容を書くこと。リサーチしなくても書ける文章では共感してもらえないのです。

読者に深く刺さる内容を書くには、読者の状況にフォーカスする必要があります。「アフィリエイトで稼ぐための方法」という記事を例に、良い共感文を見てみましょう。

良い共感文の例

アフィリエイトで稼ぎたい人は、情報過多で悩んでいる人が多いです。ネット上にもさまざまな情報が飛び交っていて、アフィリエイトに関する書籍もたくさんあります。

情報が多過ぎて、結局何をどのようにすればいいのかわかりづらくなっています。

共感文は箇条書きで書いてもOK。僕は3つの箇条書きに共感文をまとめることが多いです。

「アフィリエイトで稼ぐための方法」という記事を例にすると、次のようになります。

  • アフィリエイトで稼ぎたいけど思うように収益が発生しない...
  • 情報が多すぎて何を信じればいいかわからない...
  • アフィリエイトで稼ぐため本当に必要な情報を教えて!

読者の状況にフォーカスした共感文を書ければ、続きを読み進めてくれる可能性が高くなります

なかじ
読者にどのような言葉が刺さるのか、じっくり考えてください。

②問題提起

読者の心に刺さる共感文を書いたら問題提起しましょう。問題提起とは、「どのような問題があるか」「その問題が起こった背景は何なのか」を書くことです。

「アフィリエイトで稼ぐ方法」という記事の問題提起を考えてみましょう。

「今から初心者が適当にアフィリエイトを始めても稼ぐことは難しいです。」

ドキッとするような問題提起を書ければ、読者は興味をそそられ記事を読み進めてくれます。

「問題提起」は本文に繋がる重要な部分です。「何のためにこの記事を書いているのか」ということを、しっかり読者へ伝えてください。

③権威性・実績

問題提起を書いたら権威性や実績を書きましょう。「誰が記事を書いているのか」が重要なためです。

「自分が誰なのか」「どんな実績を持った人なのか」を伝えることで記事の信ぴょう性が上がります

現代は情報過多なので、検索すればいくらでも情報が出てきます。しかしどの情報を信じればいいのかわからない人が多いのが現状です。

「アフィリエイトで稼ぐ方法」を例にすると、「SEOアフィリエイトが良い」「PPC が良い」などさまざまな情報があります。特にブログ初心者は、自分にとって最適な方法がわからない場合が多いです。

記事の信ぴょう性を上げるには権威性や実績が必要不可欠。月に5万円稼いでる人と月に100万円稼いでる人の「アフィリエイトで稼ぐ方法」という記事があれば、後者が読まれます。

僕の場合、権威性や実績は次のように伝えられます。

  • 2005年から16年間アフィリエイトをやっています
  • ASPや広告代理店で働いていた経験があります

同じ内容の記事が複数あれば、権威性や実績のある人が書いた記事を読みたいと思う人が多いことは間違いありません。

権威性や実績がなければ作ろう

実績や権威性がなければ作りましょう。

ブログやアフィリエイトでは、今までの人生経験が大きく影響します。その人の経歴で稼げる・稼げないが大きく分かれてしまうのです。

権威性や実績を作る上で一番取り組みやすいのが資格取得です。

例えば不動産ジャンルでマンション売却のブログを作る場合。宅建(宅地建物取引士)の資格を取得してから記事を書けば、ブログの信ぴょう性は上がります。

ブログやアフィリエイトはすぐに稼げるようになるものではありません。半年~1年、人によっては何年もかかります。

資格を取得することも簡単ではありません。しかしブログで稼げるようになるため、資格取得に向けた勉強時間を確保するのも僕は良いと思います。

実績がない素人が紹介している内容より、資格を持っている人が紹介している内容の方が信ぴょう性があります。読者の受け取り方やSEOの上がりやすさも大きく変わるのです。

権威性が重要というSEOの傾向から、資格を取得している人もいます。人がやりたがらないことをやって稼げるブログを作りましょう。

なかじ
今のSEOでは積極的に権威性や実績を作るという行動をしないと厳しいです。

実績作りの重要性は次の動画で詳しく解説しています。

④本文に書かれている内容を1文に要約

権威性や実績を書いたら、本文に書かれている内容を1文に要約しましょう。記事に書かれている内容がわからないと、読者は先を読み進めてくれません

記事を読んで何を学べるのかを具体的に書いてください。簡潔かつ魅力的に書くのがポイントです。

例えば「アフィリエイトの稼ぎ方」という記事の場合。「初心者向けにアフィリエイトの始め方から稼ぎ方まで解説します。」という内容を書きます。

魅力的な1文を書けないのであれば、当該記事は読者の悩みを解決する記事とはいえません。記事内容を伝える文章を魅力的に書けないのであれば、記事全体を見直しましょう

⑤記事を読むメリット

本文に書かれている内容を1文に要約したら、読者が記事を読むメリットを書きましょう。記事の内容を伝えるだけではメリットまで伝わらないからです。

「アフィリエイトの稼ぎ方」という記事の場合。要約文は「初心者向けにアフィリエイトの始め方から稼ぎ方まで解説します。」です。

要約文をわかりやすい形でメリットに変換して教えてあげることが重要です。具体的には次の通り。

「他では読めないノウハウが読めます」

「変な手法に手を出して無駄な時間を使うことがなくなります。」

読者は記事を読み飛ばすため、リード文で記事を読むメリットを伝えることがポイントです。回りくどい表現ではなく、わかりやすくストレートに伝えてあげましょう

なかじ
メリットを伝えることで読者は続きを読み進めてくれます。

⑥最終的な結論

リード文の最後にはブログ記事の最終的な結論を書きましょう。結論がわからない記事は読み進めてもらえないため、リード文では必ず結論を書きます。

「アフィリエイトの稼ぎ方」という記事の場合。「この方法を実践して月100万円稼げるようになりました。」という内容が考えられます。

ダイエットに関するブログ記事なら、「この方法を実践して3ヶ月で7kg痩せることができました。」といった内容です。

解説動画としてリード文の最後に動画を配置してもOKです。僕の場合は記事で解説している内容に関するウェブ職TVの動画をそのまま埋め込んでいます。

YouTubeの影響で動画を見ることに抵抗がなくなっている人が多いです。むしろ文章を読むのが面倒だから、動画で解説して欲しいというニーズが増えています

読者の悩みが解決すれば、記事を最後まで読んでくれても動画を見てくれてもどちらでも構いません。

動画を配置すればSEO対策にもなる

リード文の最後に動画を配置することはSEO対策にもなります。記事に動画を埋め込むことで、記事の滞在時間が長くなるからです。

滞在時間が長い記事はSEOで上がりやすくなります。例えば動画を5分見てもらえればブログに5分滞在したということ。

滞在時間が5分あればSEOの評価が下がることはありません。

動画を埋め込むとページの表示速度が遅くなるのではないかと心配する人がいます。しかし、「遅延読み込み」という技術があるので問題ありません

遅延読み込みとは、動画が配置されている箇所までスクロールしないと動画を読み込まないという技術です。

全ての画像や動画を最初に読み込んでしまうと、ページ表示速度が遅くなります。しかし遅延読み込み機能があれば、スクロールした箇所で読み込んでくれるためページ表示速度が遅くなりません。

遅延読み込みは動画だけでなく画像にも適用されます

遅延読み込み機能の付いているWordPressテーマもあります。しかしテーマに遅延読み込み機能がない場合は、プラグインを使ってください。

例えば「a3 Lazy load」というプラグインを使うと、簡単に遅延読み込みできます。

なかじ
遅延読み込み機能の付いたテーマやプラグインを使ってください。

ページ表示速度を改善する方法は次の記事と動画を参考にしてください。
» ブログのページ表示速度を改善する方法

リード文はライティング練習に最適!

ライティングスキルを上げるために、リード文をたくさん書くことをおすすめします。短い文章を何回も書くことで、PDCAを早く回すことができるからです。

物事を改善するプロセスをPDCAといいます。物事を改善したり上達させるには、PDCAを高速で回すことが重要です。

500文字程度のリード文と3,000文字以上のブログ記事では、文字数が少ないリード文の方が圧倒的に早く書き終えられます。執筆と改善を繰り返してライティングスキルを上達させましょう。

リード文の書き方をマスターして読まれるブログを書こう

リード文は本文を読んでもらうための興味付けです。記事の魅力を読者に伝える重要な役割を果たします。

いくら時間をかけて記事を書いたとしても、リード文が読まれなければ本文も読んでもらえません。リード文は500文字以内で簡潔にまとめることが重要です。

SEOに強いリード文は次の順番通りに書きましょう。

  1. 読者の心に刺さる共感文
  2. 問題提起
  3. 権威性・実績
  4. 本文に書かれている内容を1文に要約
  5. 記事を読むメリット
  6. 最終的な結論

リード文の書き方がわからない人は、当記事で紹介したリード文の書き方・構成を参考にしてください。

読者に刺さるリード文を書いて精読率を上げ、SEOで上位表示できるブログ記事の作成を目指しましょう。

ブログ初心者が最短で稼げる超特化ブログも、リード文で読者の興味を引くことがポイントです。読者に刺さるリード文を書いて、ブログの収益を上げましょう。
» 初心者でも稼げる超特化ブログの作り方

この記事の筆者
なかじ(中島大介)
名前:なかじ(@ds_nakajima)

株式会社メリルの代表取締役。ブログとアフィリエイトで月1000万円達成。

ブログ、アフィリエイトに関してはYouTubeチャンネル「ウェブ職TV」でも情報発信しています。

2019年5月には子育ての悩みを産婦人科医や保育士などの専門家に無料相談できる「子育て相談ドットコム」をリリース。

ブロガー、アフィリエイターのためのコワーキンスペース「ABCスペース」を名古屋でオープンしました。