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  • ブログのクリック率が上がらないのはなぜだろう...
  • 記事タイトルはキーワードを入れれば上位表示できるよね?
  • どうやったら魅力的な記事タイトルを付けられるのだろう

狙っているキーワードを詰め込んだ記事タイトルは、魅力的なタイトルではありません。SEOだけ意識して作ったタイトルはクリック率が低いので、SEOでも上位表示されないのです。

当記事では、クリック率の高い記事タイトルの作り方について解説します。この記事を最後まで読むことで、読者と検索エンジンの両方に好かれるタイトルを付けられるようになります。

ブログ記事のタイトルは、読者にとって魅力的な表現を使うことが重要です。SEOよりユーザーファーストを意識することで、クリック率が上がり上位表示することにつながります。

なかじ
読者がクリックしたくなるような記事タイトルを考えましょう。

SEO対策ではクリック率の高さが重要

タイトルのクリック率はSEO評価に影響を及ぼします。クリック率が高いブログ記事は、読者にとって有益な記事とGoogleが判断するからです。

クリック率とは検索結果に表示された自分の記事がクリックされた割合です。例えば100人1人がクリックしてくれた場合、クリック率は1%になります。

クリック率の決め手はブログ記事の内容ではなくタイトルとなります。検索結果を見ただけでは、読者は記事内容を把握できないからです。

なかじ
タイトルの付け方によってクリック率が大きく変わります。

クリック率の高いタイトルの作り方については、以下の動画で解説しています。

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クリック率の高い記事タイトルの作り方

ブログの記事タイトルを見てクリックするかどうかを決めるのは読者です。SEO対策ばかり意識してキーワードを詰め込みすぎただけの記事タイトルでは、読者はクリックしてくれません

以下8つのポイントを意識して、読者がクリックしたくなるようなタイトルを付けられるようになりましょう。

  • タイトルは32~40文字を目安にする
  • タイトルに狙うキーワードを含める
  • クリックしたくなる魅力的なタイトルを考える
  • タイトル内に記号を活用する
  • 読者視点の言葉を使う
  • タイトルに具体的な数字や実績を含める
  • 無駄な文字を削って情報密度を高める
  • タイトルと記事内容を一致させる

タイトルは32~40文字を目安にする

タイトルは32~40文字を目安にしてください。検索結果に表示される文字数が32~40文字程度だからです。

ただし、検索結果に表示される文字数はキーワードやタイミングによって異なります。Googleが自動的に文字数を調節するため、正確な数字はわからないのです。

確実に表示される32文字以内で、ブログ記事の魅力を読者に伝えることが重要です。32文字を超えた分は表示されないこともあるため、狙っているキーワードは記事タイトルの左側に配置しましょう。

記事タイトルは無理やり短くまとめようとしなくてOK。ある程度長いほうが魅力的なタイトルを付けられます。ただし50文字を超えるような長すぎる記事タイトルはやめてください。記事タイトルが長いとキーワードをたくさん含められますが、どのキーワードが重要なのかGoogleが判断できなくなります。

なかじ
短すぎず長すぎない、32~40文字を目安に記事タイトルを付けましょう。

タイトルに狙うキーワードを含める

タイトルには必ず狙っているキーワードを含めてください。基本的なSEO対策なので、初心者も絶対に意識しましょう

タイトルに含めるキーワードは、複合キーワードも合わせて3~5つを目安にしてください。ただしタイトル全体の文字数を見て長くなりそうであれば、キーワードの数を調節します。
» 実践的なキーワード選定方法

タイトルに入りきらない複合キーワードは見出しで使いましょう。検索エンジンは見出しに含まれるキーワードもSEOの評価対象としてくれることがあります。

SEOと読者の両方に好まれる見出しの作り方は、次の記事と動画を参考にしてください。
» SEOで上位表示される見出しの書き方

クリックしたくなる魅力的なタイトルを考える

読者がクリックしたくなるような魅力的なタイトルを付けてください。初心者によくある失敗が、検索エンジンのことだけを考えてタイトルを付けることです。

SEO対策を意識してキーワードを詰め込みすぎた記事タイトルはNG。読者に不自然な印象を与えてしまうため、クリックしてもらえません。

SEO対策ではクリック率が重要ですが、クリックするかどうかを決めるのは読者です。魅力的なタイトルを考える時には、検索エンジンよりも読者のことを意識しましょう

キーワードは必ず左側に配置しなくてもいい

記事タイトルはキーワードはなるべく左に配置した方が、SEO効果が高いのではないかと言われます。僕がタイトルを付けるときも、キーワードをできるだけ左に配置するようにしています。

ただし、必ず左側にキーワードを配置しなければならない決まりはありません。もっとも重要なことは、読者にとって魅力的なタイトルを付けることです。

SEOで上位表示できない原因については、以下の動画で解説しています。

ブログはユーザーファーストが大切

ユーザーファーストでタイトルを考えてください。ブログでは検索したユーザーを満足させることが重要だからです。

ユーザーの満足度はSEOにも影響します。クリック率が高いブログは読者の満足度が高いといえるため、SEOで上位表示されやすくなるのです。

「検索したユーザーの満足度」のことを「SXO」といいます。SXO対策については、次の記事と動画を参考にしてください。
» SXO対策とSEO対策の違いと実践方法

タイトル内に記号を活用する

記事タイトル内では記号をうまく使ってください。記号を上手に活用することで、クリック率は確実に上がります

具体的には以下のような記号がおすすめです。

  • 大括弧 【】
  • バーティカルバー |
  • ビックリマーク !

上記の記号を使ったタイトルと使わないタイトルの具体例を挙げます。

記号なし:Webライティング講座Googleと読者に好かれる記事の書き方を解説
記号あり:【Webライティング講座】Googleと読者に好かれる記事の書き方を解説!

「記号あり」の方が検索結果で目を引きます。目を引くということは、クリック率が上がりSEOでも上位表示しやすくなるということです。

内容は同じでも記号を使っているかどうかでクリック率が変わります。タイトルを作る際は意識してみてください。

なかじ
記号の使い方は、検索結果に表示される記事タイトルを参考にしてください。

読者視点の言葉を使う

記事タイトルは読者視点の言葉を使いましょう。書き手の視点で言葉を選んでしまうと、読者が置き去りにされるからです。

例えば「ブログ記事 書き方」の検索結果に「全米で売上が10倍になったライティング術」というタイトルがあったとします。読者が求めているのは「上手なブログ記事の書き方」なので、クリックされません。

「ワードプレス歴10年のブロガーが教えるブログ記事の書き方を公開します」のように、読者に刺さる言葉を使うことがポイントです。

ニュース記事や雑誌記事、インタビュー記事のタイトルも参考にしながら、読者視点の言葉を選んでタイトルを付けましょう。

タイトルに具体的な数字や実績を含める

タイトルには具体的な数字と実績を含めてください。記事の信頼感が上がり、読者がクリックしてくれる確率が高くなるからです。

読者が検索結果を見た時、次のようなことを考えます。

  • 自分の求める答えが書いてありそう
  • 読むメリットがありそう

無理にキャッチーなタイトルを付けようとしなくてOK。数字や実績を入れ、この記事には価値やメリットがありそうだと読者に判断してもらいましょう。

具体的な数字の使い方

記事タイトルで数字を使った場合と使わなかった場合の違いを解説します。

数字なし:絶対に面白いオススメ漫画まとめ
数字あり:絶対に面白いオススメ漫画7選

「絶対に面白いオススメ漫画まとめ」と「絶対に面白いオススメ漫画7選」を比較すると、数字を使っている後者の方がクリック率は高くなります

数字なし:みんなが知らない記事の書き方を公開します
数字あり:93.7%の人が知らない記事の書き方を公開します

上記例でも後者の方が具体的な数字を使っているため、クリック率は高くなります。

奇数を使うと信頼度が上がる

タイトルで数字を使う際に、奇数を使うと信頼度が上がるというテクニックがあります。割り切れない数字を使う方が、信頼度が上がると研究で明らかになっているからです。

例えば「満足度90%」「満足度93.7%」と書かれている場合、「93.7%」と書かれている方が、厳密に調査しているような印象を受けます。

割り切れない数字を使う方が信頼度が上がるというのは、ライティングの基本的なテクニックです。ブログ初心者でも簡単にできるので、ぜひ覚えておいてください。

ブランディングをタイトルに含める具体例

実績として、タイトルにブランディングを含める例について紹介します。

ブランディングなし:特別単価の交渉方法を教えます
ブランディングあり:【元ASPの中の人が暴露】特別単価の交渉方法を教えます

上記を比較すると、後者の方が「元ASPの中の人」というブランディングが明確になるためクリック率は高くなります。

ブランディングなし:初心者向けにワードプレスの設定方法を教えます
ブランディングあり:【WordPress歴10年】初心者向けにワードプレスの設定方法を教えます

上記例でも後者の方が「Wordpress歴10年」というブランディングがタイトルに含まれているため、クリック率が高くなります。

なかじ
ブランディングをタイトルに含めるだけでも、クリック率は大きく変わるため意識してみてください。

「誰が書いている記事なのか」は重要な要素

「誰が書いている記事なのか」も重要な要素です。同じ記事内容でも、書いた人によって読者に与える印象は大きく変わります

「アフィリエイトの始め方」というブログ記事を例にすると、後者の方が信頼度が高くなります。

  • 一般のアフィエイター
  • 元ASPで働いた経験のあるアフィリエイター

「ブログ記事の書き方」という記事でも、読者は経験が長い人が書いた後者の記事を参考にします

  • ワードプレス歴2年のブロガー
  • ワードプレス歴10年のブロガー

実績がある人が書いた記事は、記事の信頼度と読者満足度が高くなります。自分の実績やブランディングを活用できるジャンルでブログを書いている人は有利ということです。

実績やブランディングが何もないという人は、努力して実績やブランディングを作ってください。

取り組むジャンルに関連する資格を取得するのもひとつの方法です。半年~1年程度、頑張って勉強すれば取得できる資格もあります。

コンテンツの信頼性や専門性を高めるため、武器を身に付けましょう。自分にはできないから、面倒だからという理由で行動しなければ真剣に取り組んでいる人とドンドン差がつきます。

なかじ
できることは全てやるという行動力が大事です。

実績作りの重要性については、動画でも解説しています。

無駄な文字を削って情報密度を高める

タイトルを作るときには、無駄な文字を削り情報密度を高めるようにしてください。タイトルの文字数は32~40文字と少ないからです。

32~40文字以内に「内容・メリット・魅力」を伝えなくてはなりません。無駄な文字は一文字でも多く削る意識を持ちましょう。

「SEO対策 初心者」というキーワードを例に、情報密度を高めるタイトルの具体例を紹介します。

先にダメなタイトル例を見てみましょう。

ダメなタイトル例

SEO対策って何?初心者が知っておいた方がいいことを教えます!

タイトルに含まれている「が知っておいたほうがいいことを教えます」という部分は何の情報も持っていません。読者にとって価値やメリットがないので無駄な文字です。

次に、情報密度を高める良いタイトル例を紹介します。

良いタイトル例

【超初心者向け】上位表示に必要な23のSEO対策方法を完全解説!

上記のタイトルには「SEO対策」「初心者」「上位表示」「方法」という4つのキーワードが含まれます。情報を持ってない文字がほとんど含まれていません。

「23」という割り切れない数字を使って、信頼度が上がるテクニックも活用しています。記事タイトルを見直し、何の情報も持ってない部分があれば情報密度が高いタイトルに修正しましょう。

なかじ
情報を持たない無駄な文字はなるべく削るようにしてください。

タイトルと記事内容を一致させる

タイトルとブログ記事の内容は一致させましょう。タイトルと違う内容が書かれていると、読者は混乱してしまうからです。

タイトルに「ダイエット方法」と書いてあるのに記事内で「ダイエット方法」に触れていない場合が考えられます。タイトルに書かれていることが記事内で説明されていないのはNGです。

読者は自分が求めている答えが得られないと感じれば、記事から離脱してしまいます。離脱率が高い記事はSEO評価がマイナスになるので、タイトルと記事の内容は必ず一致させましょう。

魅力的な記事タイトルを付けるためキャッチコピーを勉強しよう

魅力的な記事タイトルを考えるためには、キャッチコピーを勉強するのがおすすめです。僕は昔からずっとライティングに携わっていて、報酬を得てセールスレターのライティングをしていたことがあります。

当時キャッチコピーについて熱心に勉強しました。キャッチコピーを学んだ経験が、記事タイトルを考えるときに生かせていることを実感します。

なかじ
キャッチコピーの勉強は、タイトルを考えるうえで役立ちます。

キャッチコピーやライティング全般に役立つおすすめの本

キャッチコピーの勉強方法におすすめの本を2冊紹介します。ブログ記事のキャッチコピーに特化した本ではありませんが、記事タイトルを考えるうえで参考になる本です。

SEOに強いWebライティング

Webライティング全般について解説されています。読んだらすぐに実践できるテクニックが書かれていて、記事の書き方について勉強するために使える本です。

キャッチコピーの作り方について、複数のページに渡って教えてくれています。記事タイトルを付ける時の参考にしましょう。

困った時の悩殺ワード大辞典

Webライティングにおける「魅力的な表現」がまとまっている本です。

例えば「サルでもわかる」「究極の」「奇跡の」といった表現です。読者に刺さる表現が一覧で紹介されているため、記事タイトルを考えるときに役立ちます。

この本は僕も最近読んだのですが、辞典のように使えるいい本だと思います。気合いを入れて読み込む必要がありません。気軽に読めるのでぜひ参考にしてください。

なかじ
Kindle Unlimitedに入っている人なら無料で読むことができます。

魅力的な記事タイトルでクリック率を高めよう

タイトルのクリック率はSEO対策において非常に重要です。魅力的な記事タイトルを付けられるかどうかで、SEOでの評価が大きく変わります。

  • タイトルは32~40文字程度で考える
  • タイトルには狙うキーワードを含める
  • 検索エンジンより読者を意識した魅力的なタイトルを考える
  • 記号(!?|【】)を上手に活用する
  • 読者視点の言葉を使う
  • 具体的な数字や実績を含める
  • 無駄な文字数を削って情報密度を高める
  • タイトルと記事内容を一致させる

タイトルは32~40文字程度で考えてください。少ない文字数で「内容・メリット・価値」を伝えられるように、無駄な文字は1文字でも削り落とす意識を持ちましょう。

ブログのタイトルには狙うキーワードを3~5つ含めます。SEO対策ばかり意識せず、読者にとって魅力的なタイトルを付けることを心がけてください。

検索結果に表示されたタイトルを見た読者が、「クリックして記事を読みたい」と思えるようなタイトルを付けることが重要です。検索エンジンよりもユーザーファーストを意識して、クリックされやすい記事タイトルを考えてください。

魅力的なタイトルを付けられれば、初心者でも読者に読まれる記事を書けるようになります。ニッチなテーマに絞った超特化ブログで、ユーザーファーストを意識したタイトルを付けてみましょう。
» 超特化ブログの作り方

この記事の筆者
なかじ(中島大介)
名前:なかじ(@ds_nakajima)

株式会社メリルの代表取締役。ブログとアフィリエイトで月1000万円達成。

ブログ、アフィリエイトに関してはYouTubeチャンネル「ウェブ職TV」でも情報発信しています。

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