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- ブログ記事での見出しの書き方がわからない...
- とりあえず狙っているキーワードを詰め込めば良いの...?
- SEOで高評価をもらえる見出しの付け方を教えて!
Googleがブログ記事を評価するときタイトルや見出しにキーワードが含まれているかどうかチェックします。しかしキーワードを詰め込みすぎるのはNG。読者にとって理解しにくい見出しになるため記事を読んでもらえません。
この記事では、SEOで上位表示される見出しの書き方を解説します。この記事を最後まで読めば、Googleと読者の両方から好まれる見出しを付けられるようになります。
見出しにはキーワードを入れつつ、目次を見ただけで読者が理解できるような表現を意識してください。見出しに結論を含めることがポイントです。

ブログ記事における見出しの書き方【6つのコツ】

ブログ記事で見出しを付けるときは下記6つを意識しましょう。いずれもSEOで上位表示するために重要なポイントです。
- 見出しにキーワードを含める
- 見出しの階層構造を考える
- 結論や内容がわかる見出しを書く
- 目次だけで把握できる見出しを書く
- 見出しタグは順番を守る
- ブログ記事を書く前に見出しを作る
見出しにキーワードを含める

見出しには必ず狙っているキーワードを入れましょう。Googleの巡回ロボットであるクローラーは、見出しのキーワードをもとに記事の内容を把握するためです。
複合キーワードを見出しに入れることで上位表示できるケースもあります。複合キーワードとは、2語・3語・4語と複数の単語で構成されているキーワードのことです。
例えば「ブログ 始め方」には次のような複合キーワードがあります。
- ブログ 始め方 無料
- ブログ 始め方 WordPress
- ブログ 始め方 初心者
上記の複合キーワードを使うと次のような見出しが作れます。
- ブログを無料で始める方法
- WordPressでブログを始める手順
- 初心者向けブログの始め方
複合キーワードはラッコキーワードなどのツールを使って探しましょう。狙っているキーワードを入力すれば複合キーワードが一覧で表示されます。

文字数の都合でタイトルに入れられなかった複合キーワードも意識して見出しに入れてください。

実践的なキーワード選定方法も一緒に確認しましょう。
» 失敗しないキーワードの選び方
見出しの階層構造を考える

見出しを作るときは階層構造を意識しましょう。見出しの階層構造とは、同列タグに同じグループの言葉を並べる規則のことです。新聞の見出しに比べ階層構造がはっきりしている点がブログ記事における見出しの特徴といえます。
「コーヒー」をテーマに見出しの階層構造を考えてみましょう。
<h1>おすすめのコーヒーと作り方</h1>
<h2>カプチーノ</h2>
<h3>カプチーノの作り方</h3>
<h2>エスプレッソ</h2>
<h3>エスプレッソの作り方</h3>
<h2>アメリカンコーヒー</h2>
<h3>アメリカンコーヒーの作り方</h3>
h2見出しはコーヒーの種類、h3見出しはコーヒーの作り方で統一されています。上記の記事構成に「スターバックス」などおすすめのお店を紹介したい場合は、下記のようにh2見出しとh3見出しを増やしましょう。
<h1>おすすめのコーヒーと作り方</h1>
<h2>カプチーノ</h2>
<h3>カプチーノの作り方</h3>
<h2>エスプレッソ</h2>
<h3>エスプレッソの作り方</h3>
<h2>アメリカンコーヒー</h2>
<h3>アメリカンコーヒーの作り方</h3>
<h2おすすめのコーヒーショップ</h2>
<h3>スターバックス</h3>
<h3>ドトールコーヒー</h3>
h2見出し「おすすめのコーヒーショップ」を追加したため、h3見出しで違和感なくコーヒーショップを紹介できるようになりました。
間違った見出しの例
階層構造を間違うとGoogleが混乱しSEO評価が下がるので注意してください。「アフィリエイトの始め方を徹底解説!」という記事があるとして、間違った見出しの例を考えてみましょう。

上記見出しで間違っている箇所は「h3おすすめのパソコン」です。「h2始めるために必要なもの」として「ブログ」「パソコン」「銀行口座」を解説することはOK。「必要なもの」に対して同じグループの言葉が並んでいます。
一方で「h3おすすめのパソコン」は「必要なもの」に対して同列とはいえません。上記のような場合は「h2アフィリエイトにおすすめのパソコン」のようにh2見出しを追加しましょう。
もうひとつ間違った見出しの階層構造を紹介します。

「h2ブログを始めるまでの手順」に対して下記4つのh3見出しは同列といえます。
- ブログを立ち上げる
- ASPに登録する
- 記事を書く
- 広告を貼る
しかし「h3読まれる記事の書き方」はブログを始める手順ではなく、ブログ記事を書くテクニックなので同列ではありません。
同列に入れられなかった内容は、h2見出しを追加して解説するか内部リンクで別記事に飛ばしましょう。
結論や内容がわかる見出しを書く

ブログ記事の見出しは本文の結論や内容がわかるように書きましょう。見出しで記事の内容がわかれば、読者は先を読み進めるかどうか判断できます。
見出しに結論を書くと「読者に本文を読んでもらえないのでは?」と心配する初心者がいます。しかし結論に興味があれば、読者は本文も読んでくれるので問題ありません。
見出しで本文の大まかな内容を伝えれば、親切で好感度の高いブログ記事になります。
見出しに結論を書くことは重要ですが、長くなりすぎないように注意しましょう。具体的な文字数は決められていないもののPCで見たとき1行に収まるくらいの長さが適切です。
ただし長すくなりすぎる場合は見出しに結論や内容を含めないこともあります。

見出しの文字数は具体的に決まっていませんが、記事タイトルの文字数は32~40文字がおすすめです。タイトルの付け方は次の記事と動画で詳しく解説しています。
» 魅力的な記事タイトルの付け方
目次だけで把握できる見出しを書く

目次を見ただけで記事内容を把握できる見出しを作りましょう。読者が目次に目を通しただけでブログ記事の内容を大まかに把握できるようにするためです。目次がわかりやすいと読者は先を読みたくなります。
目次に結論や内容が書いてあれば読み飛ばさずに詳細を読んでくれる確率が上がります。最後まで記事を読んでもらえれば、読者の滞在時間が長くなりSEO的にも高評価です。
目次だけで記事の内容が把握できるようにすると読者の読み飛ばし対策にもなります。ほとんどの読者は記事を読み飛ばし、一字一句丁寧に読む人はいません。
読み飛ばして記事の内容がわからないと読者の満足度は下がります。読者は「読まない・信じない・行動しない」という「3つのNOT」を意識しましょう。
3つのNOTは次の記事と動画で詳しく解説しています。
» ライティングを変える3つのNOT
見出しタグは順番を守って使う

見出しタグの順番は必ず守りましょう。見出しタグを間違えるとGoogleが混乱しSEO評価が下がってしまうからです。
見出しタグは下記のように「h1→h2→h3→h4」の順番で使いましょう。

下記のように「h2タグ→h4タグ」「h3タグ→h5タグ」と順番を無視した使い方はNG。ブログ初心者は見出しの見た目で使い分けてしまう傾向があるので注意してください。

通常h1タグはタイトルに使われます。一番重要なキーワードをGoogleに伝えるためです。
h1タグは1つの記事内で一度しか使いません。h1タグを何度も使ってしまうと、もっとも重要なキーワードをGoogleが判断できなくなるからです。
WordPressではタイトルがh1タグになるので本文でh1タグを使わないように気を付けましょう。ただしh1タグ以外の見出しタグは1つの記事内で何度使ってもOKです。
見出しタグは順番通りに使い、Googleへ正確な情報を伝えましょう。
ブログ記事を書く前に見出しを作る

ブログ記事を書き始める前に見出しを作りましょう。先に見出しを作ることで、記事の内容がブレずわかりやすい記事が書けます。
下記は良い見出しの例です。見出しの階層構造やタグを使う順番が守られています。

見出しが決まったら各見出し内のコンテンツを考えましょう。いきなり文章を書き始めるのではなく、箇条書きで内容を整理してから書くことがポイントです。
見出しを作るときは記事構成も一緒に考えてください。記事構成の作り方は次の記事と動画で解説しています。
» SEOに強い記事構成の作り方


見出しの書き方で注意すべきポイント

ブログ記事の見出しを書くときは下記2つのポイントに注意しましょう。Googleと読者の両方から好まれる見出しを作るために重要なことです。
- キーワードはなるべく左に書く
- SEOよりも読者を重視する
キーワードはなるべく左に書く

狙っているキーワードは見出しの左側に書きましょう。人は左側に書かれた文字に視線が集まるという研究結果が出ています。
下記画像はオランダに本社を置くソフトウェア関連の企業が発表したデータです。画像の赤い部分がよく読まれている箇所で、青い部分がほとんど読まれていない箇所を表しています。

視線の動き方がアルファベットの「F」に似ていることから「Fの法則」と呼ばれることもあります。

キーワードはなるべく左に書いて目立たせましょう。

SEOよりも読者を重視する

見出しにキーワードを入れることは大切ですが、SEOよりも読者の読みやすさを意識して作ってください。例えば「ブログ 始め方」を例に、悪い見出しの付け方を見てみましょう。
下記のように見出しへキーワードを詰め込みすぎると非常に読みにくくなります 。

キーワードを詰め込みすぎると、Googleから「不法操作」と判断されSEOの評価を下げることもあります。SEO対策として実施したことが逆効果になる場合があるのです。
見出しにキーワードを入れることは重要ですが、読者に不自然な印象を与えてしまう見出しの付け方はNG。読者の読みやすさを徹底的に意識しましょう。

読者とGoogleが好む見出しの違い

読者とGoogleが好む見出しには明確な違いがあります。それぞれ意識すべきポイントは下記の通りです。
対象 | 意識すべきこと |
---|---|
読者 | 結論を書く 一目で内容が理解できるように書く シンプルな表現にする |
キーワードを入れる 見出しタグの順番を守る |
読者に好まれる見出しは思わず記事を読みたくなるような見出しです。例えば読者がSEOについて知りたい場合、下の見出しならどちらを読みたいと思いますか?
- SEOとは?
- SEOとは検索エンジン最適化のこと
2つ目の見出しの方が読まれる率が高いといえます。読者が抱える疑問の答えが書かれているからです。
見出しで読者の興味を惹きつけられれば本文を読んでもらえる確率が高まります。記事の滞在時間が延びるとGoogleは「読者に役立つ良い記事」と判断するため、SEOで高評価をもらえるのです。
一方でGoogleが好む見出しはキーワードが含まれていること。機械的に見出しをチェックしているため、読者の読みやすさや理解度は判断していません。
キーワードのほか見出しタグがh1→h2→h3→h4の順番が守られているかもチェックしています。例えばh2→h4のように間違った使われ方をするとマイナス評価です。
読者とGoogleの両方から好まれる見出しを書くため、キーワードを入れつつわかりやすい表現で書くことを意識してください。

記事の滞在時間を伸ばすためにはリード文も重要です。リード文の書き方は次の記事と動画で解説しています。
» SEOに強いリード文の書き方とテンプレ
見出しの付け方を意識して読まれるブログ記事を書こう

SEO対策のため見出しを書くときは下記の6つのポイントを押さえましょう。
- 見出しにキーワードを含める
- 見出しの階層構造を考える
- 結論や内容がわかる見出しを書く
- 目次だけで把握できる見出しを書く
- 見出しタグは順番を守る
- ブログ記事を書く前に見出しを作る
キーワードを詰め込みすぎると読者に不自然な印象を与えてしまいます。目次を見て違和感があれば本文を読んでもらえなくなるので、キーワードは自然に使いましょう。
読者の目に留まりやすいよう見出しの左側にキーワードを書くこともポイントです。キーワードを入れつつわかりやすい表現で見出しを付けることが、読者とGoogleの両方から好まれる見出しを書くコツです。
見出し以外にも魅力的なタイトルを付けたり本文で共起語を使ったりと、さまざまなSEO対策を行う必要があります。ブログ初心者でもできるSEO対策もあるので、次の記事と動画で確認してください。
» ブログ初心者向けSEO対策