
SEOで上位表示する記事を書きたいけれど、具体的にどのような方法で記事を書けばいいのかわからないという人は必見です。
1記事にあらゆる情報を詰め込んだ記事を書いても、上位表示できないどころか、読者満足度も下がります。
当記事では、読者満足度が高く、SEOに強い記事の書き方を徹底解説します。

ここで解説する、「SEOのプロご用達の5つのテクニック」を実践できれば、ライバルに勝てるブログ記事を作成することができます。
- ライティングの基本「3つのNOT」を意識する
- 読み飛ばし対策として目線を止めるポイントを作る
- 先読みライティングで読者の不安や疑問を解消する
- 詳細記事は内部リンクに逃がす
- 潜在ニーズを満たして読者満足度を高める
この記事で分かること
ライバルに差をつけるプロのズルいテクニック

ただ記事書いてるだけでは、絶対にSEOで上位表示できません。記事を書くだけで上位表示できるなら、誰も苦労しません。
僕みたいに長い期間に渡ってSEOに携わっている人や、 SEOで上位表示できている人は、他の人が使っていないテクニックをたくさん使っています。

さまざまなテクニックを駆使しながら、SEOライティングをしています。ここからは、ライバルに差をつける「プロご用達の5つのテクニック」について解説します。
ライティングの基本「3つのNOT」を意識する
まず1つ目のテクニックが、3つのNOTです。3つのNOTは、絶対に知っておきたい原則のようなもの。
読者は自分のブログを読んでくれません。読んでくれないし、信じないし、信じてくれても行動しません。
3つのNOTを念頭にライティングすることが重要です。
「行動しない」というのは、「申し込む」「お金を払う」ことをしてくれないということ。
普通に文章を書いているだけでは、読んでもらえません。読者の悩みを解決するために、時間をかけて記事を書いても、読んでもらえなければ意味がありません。
読まれない記事は、SEOでも上がりません。そこで必要なのが、「読ませる工夫」です。

3つのNOTをクリアするために重要なこと
3つのNOTをクリアするために一番重要なことは、「エビデンス」です。エビデンスとは、根拠・証拠のことです。
3つのNOTをクリアするために、エビデンスを作ってください。
例えば、ダイエットのブログを運営しているとします。そのダイエットブログの中で、「痩せる方法」という記事を書いたとします。
「痩せる方法」という記事を書くときに、ほとんどの人は普通に「痩せる方法」について解説するだけです。
具体的には、以下のようなことを解説するだけの記事を書きます。
- カロリーに気を付けて食事を摂ることが大切
- 適度な運動が必要
- 適度な運動は有酸素運動で、ジョギング・エアロバイクがおすすめ
このような記事を読んだところで、読者は面白くありません。なぜかというと、このような情報は既に知ってるからです。
ダイエットするときに、食事制限するのがいいとか、運動したらいいというのは、誰もが知っていること。
誰もが知っていることを書いても読者は面白くありません。そのため、そのような内容を書いただけでは、読者は読んでくれません。

食事制限をおすすめするなら、食事制限で痩せられるという証拠を出してください。それは、自分が実際に食事制限して、痩せた写真や動画でもOKです。
このようなエビデンスを作るのは、かなり大変なことです。エビデンスを作るのは面倒なので、みんなやりません。そのため、ほとんどの人が上位表示できません。

極端な話、文章を書くことは誰にでもできます。痩せる方法について調べれば、いくらでも情報が出てくるため簡単に文章を書けます。
一方、エビデンス作ることは本当に大変ですが、それだけ効果があるということです。
例えば、ダイエットの記事の中で、痩せる方法として具体的な食事制限について書きます。
それを実践したところ、「本当に痩せることができた」という内容が書かれていれば、読者は読みたいと思うはずです。
このように、エビデンスがあれば読まれやすい記事になります。また、内容を信じてもらいやすく、結果として行動してもらいやすくなるということです。
エビデンスで解決できることは、たくさんあります。

筋トレでも同じです。筋トレブログを運営している人のほとんどは、「このような筋トレがおすすめ」という内容で記事を書きます。
しかし、そのような記事は面白くありません。筋トレに興味がある人が知っていることを、普通に書いているだけではダメです。
具体的に、「これをするとこれくらいの効果がありました」というエビデンスを示すことが重要です。
興味関心があるからという理由だけで、ブログを作ってもうまくいきません。その程度でブログを作るのは止めた方がいいと、僕はアドバイスします。
興味関心がある程度では、本当に筋トレに励んで、筋肉を大きくしたエビデンスを示すのは難しいです。
SEOで、他のブログ記事よりも上位表示を目指したいなら、エビデンスを示すところまで考える必要があります。
時間やお金を使って、エビデンスを示した記事を書いている人がたくさんいます。そのため、情報をまとめただけの文章を書いて上位表示することはできません。

ライティングを変える3つのNOTについては以下の動画で解説しています。
読み飛ばし対策として目線を止めるポイントを作る
2つ目は、「読み飛ばし対策」です。自分が書いたブログ記事を、読者は全部読んでくれません。
ブログ記事は、ほとんど読まれないと思った方が良いです。
自分が何かの記事を読むことを思い浮かべてみると、読み飛ばしていませんか?
スマホで検索して、気になるサイトにアクセスしたときに、その記事を一字一句読む人はいないはず。適当にスクロールして、自分が気になるポイントがあれば、そこでスクロールを止めて読む人がほとんどです。
このように基本的にほとんどの読者は、文章を読み飛ばします。

文章だけの記事では、スクロールしてもどこが重要なポイントなのか読者には判断できない為です。
結果的に、読者満足度が下がります。読者が記事を読み進めても、重要なポイントや知りたい情報に辿り着けないからです。
全文をくまなく読めば、必要な情報を把握できる記事だとしても、読者の目に止まらなければ意味がありません。
重要なポイントは、読者の目に止める工夫をすることです。
読者が勝手に読み飛ばして、知りたい情報に辿り着けず、読者満足度下がるなんて理不尽だと思うかもしれません。しかし、ブログの読者はそういうものなので仕方ありません。
読み飛ばされる前提で文章を書く必要があるということです。

自分のブログ記事で、読み飛ばし対策ができていない人は注意してください。そのブログ記事は、読まれていない可能性が高いです。
せっかく読んでもらっても、重要なポイントや知りたいポイントを見付けられず、離脱されます。結果として、SEOでマイナス評価を受けてしまいます。
意識的に目線を止めるポイントを作る
「意識的に目線を止めるポイントを作ること」が重要です。
要点を理解できるように、目線と止める工夫をしてください。読者の行動パターンは、「読み飛ばして、気になるところで止めて読む」。この繰り返しです。
読み飛ばし対策は、気になるポイントを意識的に作り、そこだけ読めば理解できるようにします。
そうすることで、読者が知りたい情報を最低限把握できる記事になります。

「意識的に目線を止めるポイント」について具体的に説明します。
- 箇条書き
- 表
- 吹き出し
- 見出し
これらが、目線を止めるポイントになります。何かの記事を読むときの自分の行動を、客観的に見つめてみてください。
上記のような「目線を止めるポイント」の部分は、確実に読んでいるはずです。文章の羅列だけだと、よほど興味がない限り読みません。
その点、箇条書きや表にすると、目線が止まりやすいはず。なぜかというと、「目線を止めるポイント」に重要なことが書かれているのを、読者は知っているからです。
読者は、重要なことが書かれているポイントを知っています。
箇条書きの場合、そこに重要なポイントがまとまっていることが多いです。そのため、読者は箇条書きなどを意識的に見る傾向があります。

吹き出しを使って、どうでもいいことを書いている人がいますが、僕はそういった吹き出しの使い方が好きではありません。
吹き出しは、読み飛ばし対策として使ってください。
読んでも意味がない内容なのに、わざわざ吹き出しを使うのはNGです。吹き出しは、アイコンにも目が止まるし、会話文なので読まれやすい部分です。
現代人は、忙しくて時間がありません。暇があれば、TwitterやYouTubeを開きます。
移動時間に短時間で見るため、1つのコンテンツや記事に、長い時間かけて読み込むことをしません。そのため、読み飛ばしても理解できるようなブログ記事を作ることが重要です。
吹き出しに重要なことを書いておけば、自然と目が止まり、読者満足度が高まります。

読みやすいブログ記事の書き方については以下の動画で解説しています。
先読みライティングで読者の不安や疑問を解消する
3つ目のポイントは、「先読みライティング」です。先読みライティングは、僕が作った言葉で一般的なものではありませんが、かなり重要です。
当ブログでも何度も説明している先読みライティングとは、読者の不安や疑問を先読みして、文章を書くことです。
読者の不安や疑問は、1文1文読み進めていく過程で生まれるもので、ブログ記事を読み終わった後に生まれるのではありません。
そのため、不安や疑問を先読みしてフォローしてあげることが、かなり重要です。しかし、ほとんどの人が先読みライティングを実践できていません。
人のブログ記事を客観的に読んでいても、「このタイミングで、これは絶対に知りたいであろう」という内容が全く書かれていません。

例えば、ブログ記事の中で、「安全なものを選びましょう。」と書いてあったとします。先読みできる人は、「これを読んだ読者がどう思うのか?」を考えることができます。
ここで考えられる読者の不安や疑問は、以下のようなものです。
- 安全なものとは、具体的に何だろう
- 安全なものを選ぶときに、何を参考に選べばいいのか
先読みできる人は、このような読者の不安や疑問について先回りして考え、解決につながるコンテンツを追加します。
逆に、先読みできない人は、「安全なものを選びましょう。」から、すぐ次の話題にいきます。
不安や疑問が残った読者は、それを解消するために同じようなキーワードで再検索します。この再検索は、SEOでマイナスになります。
なぜなら、読者の悩みが解決しているなら同じようなキーワードで再検索しないからです。
自分のブログ記事を読んだ読者が再検索したということは、悩みが解決しなかったということです。つまりGoogleからは、「読者の悩みが解決しない記事」だと判断され、マイナス評価を受けます。
SEO対策としても、読者の考えを先読みして、フォローするライティングが重要です。
先読みするには、自分の記事を読む読者をリアルに想像してください。どのような状況で、何を知りたくて、どのようなことに悩んでいるのかを想定することが重要です。
僕がよく言うのは、読者はすごくネガティブだということ。ネガティブで臆病で卑屈で、全然行動しません。
そのような読者が、自分のブログ記事を読んだときに、どのように考えるのかを想像してください。

「この文章を読んだ読者は、どのように考えるのか?」ということを、1文1文考えながらブログ記事を書いてください。
これも、完成度の高い記事を書くうえで重要なことなので、絶対にできるように練習してください。
読者満足度を上げる先読みライティングについては以下の動画で解説しています。
詳細記事は内部リンクに逃がす
4つ目は、「内部リンクに逃がす」こと。1記事で全てを解決するには、無理があります。なぜかというと、読者によって検索意図が違うからです。
検索意図の違う読者の悩みを、1記事で解決しようとすると、かなりの長文になってしまいます。その長文を読者に読ませるのは、よくありません。
例えば、ダイエットブログで「簡単に痩せる方法」という記事を書いているとします。ひと言に「簡単に痩せる方法」といっても、知りたいことは読者によって違います。
「食事制限」について知りたい人もいれば、「運動方法」について知りたい人もいるはず。「食事制限」について、詳しく書いたところで「運動方法」について知りたい人には響きません。
中には食事制限に興味のない読者もいるわけです。食事制限に興味のない読者も、長いコンテンツを読まなくてはいけないとなると、かなりのストレスを感じるはず。

人によって、検索意図は大きく異なります。そのため、全てのコンテンツを長々と書くのは、読者満足度を下げる原因になります。
読者満足度を高めるための基本は、要点だけを書き、詳細は別記事に内部リンクで逃がすこと。
詳細は別記事に書いて内部リンクで逃がしてください。
詳細記事を書くことによって、詳しく知りたい読者は、内部リンクで別記事に遷移することができます。
また、興味がなくて詳しく知りたくない人は、そのまま先を読み進めることができます。このように、読者に選択肢を持たせることが可能です。

あらゆるコンテンツを長々と書いている記事は、読者に無理矢理長文を読ませているようなもの。
読者には、読みたいコンテンツと読みたくないコンテンツがあります。そのため、内部リンクを使って、読者に選択肢を作ってあげることが重要です。
内部リンクが充実しているブログはSEOに強いです。
数年前から内部リンクはSEO対策において、かなり重要だと言われています。実際に、内部リンクが充実しているブログは、SEOで上がりやすいです。
そのため、内部リンクがほとんどない記事を書いている人は、注意してください。読者に選択肢を持たせるという観点から、記事内に内部リンクを設置することを意識してください。
内部リンクなら、何でも設置すればOKというわけではありません。関連する記事に、とにかくリンクを貼りまくるのは意味がありません。
重要なことは、生きたリンクを貼ること。

クリックされるということは、読者が少なからず、そのコンテンツに興味があるということ。自分が抱えている悩みや不安が解決できると思って、その記事にアクセスします。
内部リンクで知りたい情報に逃がしてあげましょう。
内部リンクで知りたい情報に逃がしてあげることができれば、読者の悩みを解決できる可能性が高くなります。
クリックされないリンクのことを、「死んだリンク」と言いますが、「死んだリンク」を設置しないようにしてください。

潜在ニーズを満たして読者満足度を高める
5つ目は、「潜在ニーズ」です。「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」という言葉があります。顕在ニーズとは、既に顕在化しているニーズで、表面に表れているニーズのこと。
潜在ニーズを満たせば、読者満足度を高めることができます。
例えば、「太る原因」というキーワードがあったとします。この「太る原因」の顕在ニーズは、「太る原因を知りたい」です。
ここは、みんなわかるところです。「太る原因を知りたい」読者に向けて、「太る原因」に関するコンテンツを作ります。
もちろん、「太る原因」も必要な情報です。なぜかというと、読者の知りたいことだからです。「太る原因」というコンテンツがなければ読者は満足しないため、絶対に書いてください。
しかし、これだけ書けばいいわけではありません。なぜかというと、「潜在ニーズ」を満たす必要があるからです。

先ほどの「太る原因」というキーワードで言えば、「太る原因」は顕在ニーズです。
本当に知りたいことは太る原因ではない
読者が本当に知りたいのは、「太る原因」ではありません。
もちろん、読者は「太る原因」についても知りたいのですが、そもそも「太る原因」を知ったところで、読者の本当の悩みは解決しません。
読者の本当の悩みは、「痩せたい」ということ。「痩せたい」からこそ、「太る原因」を知りたいのです。
「太る原因」を知って、それを止めて「痩せたい」という願望があります。つまり、「痩せる」ことが本当のゴールです。
顕在ニーズを満たすだけで終わってはいけません。

顕在ニーズだけを満たしてる人がいますが、それだけで終わったらダメです。
それだけで終わってしまうと結局、本来の目的である「痩せたい」「痩せる」という、読者の悩みを解決できないからです。
悩みを解決できない読者は、また検索結果に戻り、同じようなキーワードで検索します。そうなるとSEOにもよくないため、潜在ニーズまで満たしてあげる必要があります。
「太る原因」の後に「痩せる方法」について、そのまま普通にコンテンツを書くと読みづらくなります。
先述したとおり、「読みたいこと・知りたいこと」は読者によって違います。もちろん、「太る原因」だけで満足する人もいます。
それなのに、長々と「痩せる方法」について書くと、不満に感じる読者がいるのも事実です。

詳細は内部リンクで別記事に飛ばしてください。
内部リンクで別記事に逃がしてあげることで、「太る原因」だけ知りたい読者にも、「痩せる方法」まで知りたい読者にも、満足度の高い記事を提供することができます。
このように、内部リンクを駆使して、読者の悩みを解決することが重要です。そのためには、読者の目的をしっかり考える必要があります。
読者の潜在ニーズを満たすところまで考えることができれば、本当に良い記事になります。「この記事には、自分の知りたいことが全て書かれている」と思ってもらえるのが理想です。

潜在ニーズを満たし再検索を防ぐ方法については以下の動画で解説しています。
【まとめ】読者満足度の高い記事を書く

今回は、読者満足度の高い記事を書くための、5つのテクニックを紹介しました。
- ライティングの基本「3つのNOT」を意識する
- 読み飛ばし対策として目線を止めるポイントを作る
- 先読みライティングで読者の不安や疑問を解消する
- 詳細記事は内部リンクに逃がす
- 潜在ニーズを満たして読者満足度を高める
これらのテクニックを駆使しながら記事を書きます。他にもさまざまなテクニックがありますが、今回は5つに絞って紹介しました。
重要なことは、読者満足度の高い記事を書くことです。そのための「潜在ニーズ」「内部リンク」「読み飛ばし対策」です。
記事数より記事の質を重視し、読者満足度の高い記事を書くことが一番重要です。

当記事で紹介したテクニックを使って、記事を書くのは大変です。ここで解説したことを全て考えながら毎日記事を書こうとすると、質の低いコンテンツになります。
質の低い記事を書き続けても、SEOでは上位表示できません。今回紹介したテクニックは、一朝一夕でできるようなものではありません。
そのため、実践できるように、継続して練習してください。このテクニックを知っているだけでも、今までより記事の完成度が上がるはず。

僕がいつも言うのは、文章力こそがブログで稼ぐために一番重要なスキルだということ。
当記事で解説した5つのテクニックを駆使し、読者満足度の高い記事を書くスキルを磨いてください。