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- 記事を書いたけど順位が上がらない
- 順位を上げるにはどうやってリライトすれば良い?
- SEOで評価されるリライト方法が知りたい!
記事を書いたまま放置しても検索順位が上がることはありません。検索順位に応じて定期的にリライトする必要があります。
記事をリライトしないブログはGoogleから評価されないので注意してください。
この記事では検索順位別に記事のリライト方法を解説します。記事の内容を実践すれば上位表示できる可能性が高まります。
検索順位が低い時はキーワードの見直しや記事内容を改善する必要があります。一方で20位以内に表示されているなら読者満足度を高めることを意識してください。
リライトとは
リライトとは下記2つを行うことを目的とします。
- SEO対策
- 読者満足度を高める
誤字脱字を修正したり画像を追加したりすることをリライトとは言いません。検索順位を踏まえて必要なコンテンツを追加したり読者の検索行動を改善したりすることがリライトの本質です。
SEO対策
SEO対策のためにブログ記事をリライトします。下記のようなSEO対策を最初からすべて押さえて記事を書くことは難しいです。
- 魅力的なタイトルを付ける
- 検索意図から記事構成を考える
- 見出しにキーワードを入れる
- 読者の興味を惹きつけるリード文を書く
- 本文で共起語を使う
SEOで高評価をもらえるよう定期的に記事をリライトすることがポイント。基本的なSEO対策ができていれば上位表示される可能性が高まります。
» 【初心者必見】基本的なSEO対策
すでに上位表示されている記事はリライトしない方が無難です。リライトの方向性を間違えてしまうと順位が落ちる可能性があります。
上位表示されているなら基本的なSEO対策ができていると考えてOKです。
読者満足度を高める
読者満足を高めるためにブログ記事をリライトします。読者満足度を高めるとは具体的に次の通りです。
- 検索意図を満たす
- 悩みを解決する
- 本当のゴールに導く
読者の悩みに寄り添って記事を書いたつもりでも、後から読み返すと悩みを解決できていないことがよくあります。必要なコンテンツを過不足なく伝えるためには、定期的に記事を見直す必要があるのです。
リライトして読者満足度が高まればGoogleからも高評価をもらえます。読者の役に立つ記事は上位表示されるため一石二鳥です。
読者満足度を高める記事構成の作り方は次の記事と動画で解説しています。
» 検索意図から記事構成を考える8つの手順
ブログ記事をリライトすべき3つの理由
記事にリライトが必要な理由は次の3つです。定期的にリライトして上位表示を狙いましょう。
- Googleに低評価を受けないようにする
- 初回で満点の記事を書くのは難しい
- 記事を書いたまま放置すると順位が下がる
Googleから低評価を受けないようにする
記事をリライトしないとGoogleから低評価を受けます。Googleは記事の更新頻度をチェックし検索順位に反映させているからです。
特にYMYLと呼ばれるお金や健康に関するジャンルでは、「記事は定期的に更新されるべき」とGoogleが公表。ユーザーに正確な情報を伝えなくてはならないからです。
YMYLジャンルは記事の品質を高く保つために基準が厳しく設定されています。間違った情報をユーザーに伝えないため「E-A-T」が重視されているのです。E-A-Tとは下記3つの頭文字を取った言葉を表します。
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- Trustworthiness:信頼性
記事を定期的に見直すことにマイナス要素はありません。最初に記事を書いてから3ヶ月を目安にリライトを行いましょう。新規記事をリライトした後も3ヶ月を目安にリライトを繰り返してください。
初回で満点の記事を書くのは難しい
最初から100点満点の記事は書くことはプロでも難しいです。読者満足度を高めるには、定期的にリライトして完成度を高めていく必要があります。
ブログ記事を書くときは下記項目を意識しなくてはなりません。
- タイトル
- 記事構成
- キーワード
- 見出し
- 本文
- 画像
- 装飾
上記項目を最初から完ぺきにこなすのは難しいものです。記事を書いている途中で疲れてしまい、本文の終盤に手を抜いてしまう経験は誰にでもあるはず。
リライトすることで、記事を書いたときには見えなかったことも時間が経過することでわかるようになります。例えば以下の内容です。
- コンテンツの過不足
- わかりやすい図解の必要性
記事の完成度を高めるため定期的にリライトしましょう。
記事の完成を高める先読みライティングは次の記事と動画で解説しています。
» 読者の悩みを解決する先読みライティング
記事を書いたまま放置すると順位が下がる
記事を書いたまま放置すると順位が下がります。ブログで大きく稼いだ経験がある人も、ブログを放置するとアクセスが減少して稼げなくなるのです。
新規記事を書くこと以外にブログを更新する方法はリライトすること。新規記事を書き続けることは難しいので、リライトしてブログを更新することがSEOの観点から重要です。
記事が公開された後、一定期間本来よりも高い評価を受ける「Googleハネムーン」状態になることがあります。
Googleハネムーンの目的はアクセスを集めて良質な記事かどうかを判断すること。1ヶ月程度のGoogleハネムーン期間中に良質な記事だと評価されれば、上位表示され続けることがあります。
ただしGoogleハネムーンは全ての記事に適用されるわけではないことを覚えておいてください。
記事を定期的にリライトすればブログで稼ぎ続けられます。
リライト以外で安定して収益を得る方法は次の動画で解説しています。
ブログ記事のリライトに必要な準備
ブログ記事をリライトするためには準備が必要です。下記準備を行うことでどのように記事をリライトすべきか判断できるようになります。
- 検索順位チェックツールを導入
- ツールに狙うキーワードを登録
- ツールに複合キーワードを登録
検索順位チェックツールを導入
まずは検索順位チェックツールを導入しましょう。まだツールを導入していな人は、下記いずれかの検索順位チェックツールを選んでください。
- Windowsを使用:GRC
- Macを使用:Rank Tracker
- Ahrefs(エイチレフス)
上記ツールのプラン別料金は下記の通りです。
GRC | ベーシック:4,950円/年 スタンダード:9,900円/年 エキスパート:14,850円/年 プロ:19,800円/年 アルティメット:24,750円/年 |
Rank Tracker | プロフェッショナル:約16,390円/年 エンタープライズ:約38,390円/年 |
Ahrefs | ライト:約90,200円/年 スタンダード:約163,900円/年 アドバンスド:約365,200円/年 エージェンシー:約915,200円/年 |
プラン別にキーワード登録数の上限や機能制限の有無などが異なります。例えばGRCのスタンダードプランなら、5,000個までキーワードを登録可能です。
ブログ初心者はGRCスタンダードかRank Trackerプロフェッショナルがおすすめです。年額がかかりますが、必要経費として割り切って使いましょう。
検索順位チェックの重要性は次の動画でも解説しています。
ツールに狙うキーワードを登録
検索順位チェックツールに狙っているキーワードを登録しましょう。キーワードを登録すれば毎日自動的に検索順位を追跡してくれます。
例えばGRCでキーワードを登録する場合。「編集」タブの「項目新規追加」もしくは「Insertキー」を押し、サイト名・サイトURL・キーワードを追加します。
GRCにキーワードを登録するときは1行に1キーワードずつ入力しましょう。「Enterキー」をクリックすれば改行できます。
ブログ記事で狙うキーワードは、ラッコキーワードなどキーワード検索ツールに表示されるキーワードを選びましょう。自分で考えてキーワードを選定してしまうと、需要がないので誰からもアクセスしてもらえません。
初心者でも失敗しないキーワード選定方法も参考にしてください。
» 実践的なキーワード選定方法
ツールに複合キーワードを登録
キーワードを登録するときは、2語のキーワードを狙っている場合でも複合キーワードまで登録しましょう。多くのキーワードを登録した方が正確な分析ができるためです。
例えば「アフィリエイト 始め方」なら次のような複合キーワードを登録します。
- アフィリエイト 始め方 初心者
- アフィリエイト 始め方 初心者 簡単
- アフィリエイト 始め方 手順
- アフィリエイト 始め方 手順 簡単
狙っているキーワードしか登録しないと検索順位を細かく追うことができません。
2語のキーワードが低順位だとしても3語のキーワードなら上位表示されているケースがあります。一方で4語のキーワードまで全て圏外というケースもあるので、できるだけ多くの複合キーワードを登録することが重要です。
細かい検索順位を追うことができれば記事の方向性が合っているかどうか判断しやすいもの。検索順位に合わせたリライトを実施してさらに順位アップするためにも、できるだけ多くの複合キーワードを登録しましょう。
キーワードの選び方は次の動画も参考にしてください。
【順位別】ブログ記事のリライト方法
記事をリライトするときは次の3つを前提とします。
- ブログ開設から3ヶ月~半年経過
- ブログ内の記事数が30記事~50記事
- 記事を書いてから3ヶ月経過
ブログ開設直後は記事数が少なくドメインパワーも弱いので順位がつかないケースがあります。ブログを開設したばかりの頃は、検索順位よりも読者に役立つ記事を書くことを意識しましょう。
記事公開直後はGoogleハネムーンの影響を受けることがあります。検索順位が変動しやすいので、記事を書いて3ヶ月経ってからリライトしてください。
上記3つの前提を踏まえて、記事の検索順位に合わせたリライトは下記を意識しましょう。
- 検索順位が100位圏外の場合:根本的な見直し
- 検索順位が51位~100位の場合:記事内容を改善
- 検索順位が21位~50位の場合:検索行動を改善
- 検索順位が20位以内の場合:読者満足度をチェック
検索順位が100位圏外の場合:根本的な見直し
複合キーワードを含めて検索順位が100位圏外の場合、記事の書き方を根本的に見直す必要があります。複合キーワードで順位がつかないことはほとんどないからです。
3語や4語の複合キーワードで全く順位がつかないときは、狙っている2語のキーワードで上位表示されている記事をよく見てください。例えば「アフィリエイト 始め方 初心者 簡単」で順位がつかない場合、「アフィリエイト 始め方」で上位表示されている記事をチェックします。
上位表示されている記事と自分の記事を比較し足りない部分を探してください。例えば見出しが足りない場合、読者が知りたいことや悩みを解決するコンテンツが不足していることが考えられます。
SEOに強い見出しの書き方は、次の記事と動画で詳しく解説しています。
» SEOで上位表示される見出しの書き方
検索順位が51位~100位の場合:記事内容を改善
検索順位が51位~100位のときは記事内容を重点的に改善します。読者の検索意図と記事の内容がズレていたり、共起語が使われていないケースが多いからです。
» 共起語を使ったSEO対策
51位~100位という低順位だとブログへのアクセスはほとんどありません。読者のアクセスがなければGoogleはユーザーの行動データを評価の指標として使えないので、記事内容だけを評価基準とします。
読者の検索意図にマッチしているほか、キーワードが適切に使われているかなど基本的なSEO対策が重要です。
次の記事と動画で基本的なSEO対策方法を確認してください。
» 初心者でもできるSEO対策
検索順位が21位~50位の場合:検索行動を改善
検索順位が21位~50位の場合、検索行動を重点的に改善します。検索行動の改善とは、ユーザーが記事内で必要な情報を簡単に見つけられるように修正することです。
検索行動を改善することはSXO対策にも有効です。
SXOとは「Search Experience Optimization」の略で「検索体験最適化」を表します。
検索体験最適化とは読者満足度を高めること。読者に最後まで記事を読んでもらったり記事内のリンクをクリックされたりすると、Googleからの評価が高くなります。
検索行動を改善するには、記事内容を修正するだけでなく下記の2つを改善することも重要です。
- サイトの安全性
- ページ表示速度の速さ
SXO対策については次の記事と動画も参考にしてください。
» SXO対策のやり方
サイトの安全性
サイトの安全性を図るためSSL化しましょう。SSL化とは情報を暗号化し、利用者が安全にネットを使えるしくみです。ブログのURLが「https」から始まっていればSSL化されています。
SSL化したことで検索順位が急上昇することはありません。しかし検索順位に影響を及ぼすので、絶対にやっておかなければならないSEO対策です。
まだSSL化していない場合はすぐに対応しましょう。レンタルサーバーの管理画面から簡単に設定できるので、次の動画を参考にしながらSSL化してください。
ページ表示速度の速さ
ページが表示されるまで3秒以上かかってしまうと直帰率が高まります。ページ表示速度は2秒以内を目安にしましょう。
ページ表示速度を改善するには下記5つの方法があります。
- キャッシュの利用
- 画像の遅延読み込み
- ファイルの圧縮と結合
- 画像のリサイズと軽量化
- レンタルサーバーのキャッシュ機能
上記5つはブログ初心者でも簡単にできる方法です。次の記事と動画を参考にしながらページ表示速度を改善しましょう。
» ページ表示速度を改善する5つの方法
検索順位が20位以内の場合:読者満足度をチェック
検索順位が20位以内のときは読者満足度を重点的に改善します。20位以内に表示されている場合は記事内容が不足しているケースは少ないです。
記事の見た目を整えることでと読者満足度が高まることが考えられます。ボックスや箇条書き、吹き出しなどの装飾をバランスよく使って、見た目を綺麗にしましょう。
» 読みやすい記事の書き方
小さな改善点の積み重ねで記事は読みやすくなります。読みやすい記事は最後まで読んでもらえるため、SEOおよびSXOの効果を高めるために有利です。
リード文で読者の悩みに共感することも読者満足度を高めるために重要です。リード文が魅力的でなければ本文を読んでもらえません。
読まれるリード文の書き方は、次の記事と動画で詳しく解説しているので参考にしてください。
» SEOに強いリード文の書き方
記事にリライトの余地がない場合:被リンクの獲得
記事の内容に改善の余地がない場合は被リンク獲得に力を入れましょう。検索順位が上がらないのは、記事内容が悪いだけでなくドメインパワーで負けている可能性が高いからです。
不必要に記事を修正してわざと更新頻度を上げると、GoogleからブラックハットSEOと判断される可能性があります。ブラックハットSEOと判定された場合、検索順位が下落するなどペナルティを受けるリスクがあるので注意してください。
記事の修正が必要なさそうなときは被リンク獲得に専念しましょう。
良い記事を書くだけで上位表示することはできません。被リンクを獲得してドメインパワーを強くする必要があります。
ブログ初心者でもできる被リンク獲得方法は、次の記事と動画で解説しています。
» 被リンク獲得戦略9選
定期的にブログ記事をリライトして上位表示を狙おう
ブログ記事は一度書いたら完成ではありません。定期的にリライトすることで記事の品質を上げることがSEO対策として重要です。記事のリライトでは次の3つを意識しましょう。
- 最初に記事を書いてから3ヶ月を目安にリライトする
- 検索順位チェックツールを利用する
- 検索順位に合わせて記事内容や読者満足度を改善する
新規記事をリライトした後も3ヶ月を目安にリライトを繰り返しましょう。
検索順位チェックツールには、狙っているキーワードだけでなく3語4語の複合キーワードも登録してください。検索順位を細かく追跡し、適切なリライト方法を判断するためです。
上位表示するには定期的な記事のリライトのほかにもさまざまなSEO対策が必要です。ブログ初心者はどのようなSEO対策をすべきなのか、次の記事と動画を確認してください。
» 初心者向けSEO対策の基本