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  • 「イラストを描いても単価が安すぎてやっていけない…」
  • 「何度も修正させられた上に完成後キャンセルされた…」
  • 「毎日ブログを更新しているのに全く仕事の依頼が来ない…」

そんなお悩みのあるイラスト初心者さんへ。

この記事では、イラストレーター歴6年の現役イラストレーターが【初心者さんがやってはいけない結果の出にくい集客法】をご紹介しています。

頑張って活動しているのにお仕事の依頼や報酬が増えない方は、この集客法の落とし穴にハマっているのかもしれませんよ…。

結果の出にくい集客法

一般的には、フリーランスのイラストレーターが仕事をもらうためには次の2つの方法が推奨されています。

  1. クラウドソージングサイトに登録する。
  2. ブログやSNSで集客する。

抜群にイラストセンスのある方や、すでに発信力をお持ちの方はこの方法でも上手くいくかもしれません。

でも、私が思うにこの方法はイラスト初心者さんが取り組んでも結果が出にくいですし、生活できるレベルの収入が得られるのかどうかも疑問です。

主な理由は以下の3つ。

  1. 単価が安く手数料が高い。
  2. ライバルが多い激戦区。
  3. 時間がかかりすぎる。

もちろんどれもやるメリットはありますが、わざわざ遠回りになる道を選ぶ必要もないのでは?というのが私の考え。

ちなみに、ここでいう「結果」とは、副業でイラスト販売するなら2万円~5万円程度、本業でイラストレーターとして活動するなら30万円以上です。

イラスト初心者が最短で結果を出す方法については、別記事で詳しく解説していますのでコチラをご参照ください。

クラウドソージングの落とし穴

「イラストレーターを目指すならまずはクラウドソージングサイトに登録しよう!」

このセリフ、あなたも一度や二度はどこかで見たことがあると思いますが、これが一体どれほど無謀なことなのか…。

ココナラを例にすると、無料で出品できない上に2019年9月現在のイラスト出品数は25,267件。

しかも、すでに多くの評価を得ている経験豊富なイラストレーターさんがうようよいる超激戦区。

今からイラスト初心者さんが出品しても収入を得られるどころか、手数料でマイナスになってしまう可能性のほうが高いです。

また、クラウドソージングでイラストレーターとしての実績を積みたい、安定的に収入を得たいと考えるならコンペ形式のお仕事は避けては通れません。

コンペ形式とは、クライアントがイラストレーターに提案を募って採用者を決める仕組みですが、採用報酬額の高いコンペには多くの提案が殺到します。

椅子取りゲームをイメージしてもらえば分かりやすいと思いますが、ゲームに参加している人数よりも少ない数の椅子を奪い合うあの感じ。

報酬額の高いコンペだと、用意された椅子は1脚でゲームの参加者50人とか普通にあります。

そして、その椅子に誰を座らせるかを決めるのはクライアントです。

クライアントはよりイメージに近い作品を選んで購入することができるので非常に良いサービスだとは思います。

が!

それはクラウドソージングを運営している会社とクライアントにとっての話。

私たちイラストレーターにとっては、コンペは世にもおそろしいデスマッチ…。

どんなに時間をかけて描いても採用されなければ報酬は0円ですから、イラストレーター同士が身を削って椅子を奪い合うことになります。

ブログとSNSの落とし穴

さて、次に多くのイラストレーターさんが日々行っている活動に、ブログやSNSに作品をアップするというものがあります。

私はこの方法も、イラスト初心者さんがお仕事をもらうにはハードルが高いと思っています。

ブログは検索エンジンに評価されるまでに時間がかかりますし、ただ作品を投稿するだけでは上位表示されないのでまずアクセスを集める必要があります。

となると…

→「アクセスを集めるために人の役に立つ記事を書こう!」

→「そうだ!イラストや漫画の描き方を記事にしよう!」

→「よしよし、だんだんアクセスが増えてきたぞ~!」

…アレっ?アクセスは増えているのに仕事の依頼は全然増えないんだけど…?

ってなります。

当然ですよね…。イラストや漫画の描き方を知りたい人は、自分で描きたいのであって人のイラストを買いたいわけではないですから。

でもこれ、多くのイラストレーターさんがやってしまいがちですし、何を隠そう私もやりましたよ。ふふふ…。

また、TwitterやInstagramならブログを書くよりは簡単にできそうですが…。

コンスタントに収入を得られるようになるためには、一体何人の見込み客フォロワーさんが必要なのかを考えると、「イラストを購入してもらう」というゴールまでの道のりがかなり遠いことが分かりますよね。

もちろん「ぜひ先生に描いていただきたいんです!」「あなた様の作品を買わせてください!」と人に言わしめるほど圧倒的な画力やセンスがあるなら話は別ですが。

それくらいの実力や実績が備わっていなければ、ブログやSNSだけで仕事をもらおうとすると売れているイラストレーターさんに圧倒されて心が萎えます。

私がこれまで見てきた限りでは、本当に絵を描くことが大好きでイラストレーターを目指してしている方ほど心が萎えやすく「自分には無理だ」と諦めてしまう傾向があります。

そのため、ブログやSNSはあくまでも補助的に利用することをおすすめします。

絵だけで食べていくために

ここまで、一般的に推奨されている集客法のデメリットをお伝えしてきましたが、これはあくまでも「商業系イラストレーター」にとっては、の話です。

芸術系イラストレーターを目指している方なら、クラウドソージング・ブログ・SNSには作品を一人でも多くの人に見てもらえるというメリットがあります。

って、「商業系」とか「芸術系」とかって言われても「は?」って感じの方もおられると思うので補足しておくと…

基本的にフリーランスのイラストレーターは「商業系」と「芸術系」の二手に分かれます。

商業系イラストレーターとは、主に自分の描きたいキャラクターや絵柄よりも相手の求めるものを優先して描くイラストレーターのこと。

一方、芸術系イラストレーターとは、主に相手が求めるものよりも自分の絵やイラストをアート作品として発表するイラストレーター。

つまり、商業系は「相手の求める絵を描いてお金をいただく」、芸術系は「自分の描きたい絵を描いてお金をいただく」という違いがあるんですね。

中にはどちらも手がけているというイラストレーターさんもおられますが、イラスト初心者さんでもお仕事をもらいやすいのは圧倒的に商業系イラストレーターです。

アイコン・ヘッダー・解説イラスト・4コマ漫画などなど、ウェブ業界での活躍の場が多いので。

もしあなたが「絵だけで食べていけるようになりたい!」とお考えなら、ぜひ下記の記事もご参考にしてみてください。

まとめ

私は職業柄、多くのイラストレーター志望者さんから「頑張って活動しているのにお金にならない」というご相談を受けます。

頑張っているのになぜ結果につながらないのか?

それは、クラウドソージング・ブログ・SNSを三種の神器だと信じ、ライバルの多い激戦区で単価の安い仕事をとることに時間を費やしているからです。

自分はどんなイラストレーターになりたいのか?どのくらいの収入を得たいのか?そのためには何が必要なのか?

みんながやっているからという理由でやるのではなく、しっかり自分の頭で考えてイメージを膨らませてみることはイラストの上達にもつながりますよ。

この記事の筆者
なかじ(中島大介)
名前:なかじ(@ds_nakajima)

株式会社メリルの代表取締役。ブログとアフィリエイトで月1000万円達成。

ブログ、アフィリエイトに関してはYouTubeチャンネル「ウェブ職TV」でも情報発信しています。

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