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- 昼間は本業があるから作業時間がとれない…
- 誰かに記事を書いてもらって自分の時間を増やしたい
- 記事の外注化ってどうやればいいの?
ブログやアフィリエイトにおいて記事の外注化は、今では一般的になっています。
記事を外注化するメリットは「自分で記事を書く時間を削減し、他の作業時間に充てられるようになること」です。
「外注化」と聞くと最初はハードルが高いように感じるかもしれませんが、いまはクラウドソーシングなどのサービスも多くあって、本当に簡単に外注化できるようになりました。
この記事では記事を外注化する方法や外注化で高品質な記事を書いてもらうためのポイントを解説します。特に「外注化に失敗した人がよくやってしまう間違った外注化方法」は必見です。
外注化のタイミングは「自分がきちんとした記事を書けるようになった時」です。自分が記事を書けないのに外注化していい記事を書いてもらうことはできません。
アフィリエイトの基礎は以下の記事で詳しく解説しています。
» 【ブログとアフィリエイトの始め方と稼ぎ方】完全解説マニュアル
詳しい記事外注化の手順は以下の動画で解説しました。
クラウドソーシングとは
最初に記事の外注化をする「クラウドソーシング」について説明します。
インターネットを利用して不特定多数から業務などで必要となるサービス、アイデア、またはコンテンツを応募し、不特定多数の人に業務を発注したり、受注者の募集を行う業務・作業プロセスの総称。
引用元:時事用語事典
ブログやアフィリエイトで言えば「オンライン上で自分の作業を他人に任せられる」ということです。
「記事を書いてくれるライターさんを募集したい」と考えたら、私はクラウドソーシングに依頼内容を書けば、その募集を見て「やりたい!」と思ったライターさんが応募してきてくれます。
ライターさんはプロのライターだけでなく、一般の主婦やサラリーマンで副業としてやっている方もたくさんいます。
お金のやり取りなどもクラウドソーシング運営会社が仲介に入ってくれるので、銀行口座を教えるなどは必要ありません。
よく使われているクラウドソーシング
クラウドソーシングはたくさんありますが、有名どころは以下です。
クラウドワークスとランサーズに関しては同じようなクラウドソーシングなのですが、shuftiは、在宅で仕事のできる主婦のみを扱ったクラウドソーシングです。
基本的に使いやすいクラウドソーシングを利用すればいいのですが、今回は私が使うことが多い「クラウドワークス」を例に解説を進めていきます。
クラウドソーシングできる作業(業務)は?
記事作成以外にも、基本的にはどんな作業でも外注化できます。
- 記事の執筆
- 記事の編集
- ワードプレスのカスタマイズ
- ウェブサイトのデザイン
- システム開発
- 写真撮影
- 動画編集
- 事務作業
- データ入力
私も記事の執筆、バナー作成、イラストなどは、いまでもほとんど外注化しています。他にも自分では体験できない商品の体験レビューなどを外注化することもあります。
全部の作業を自分でやっていると時間が足りないので、外注化することで私は私しかできない仕事や作業に集中することができます。
この記事では主にブロガー、アフィリエイターがよく利用する「記事の外注化」に話を絞って解説していきます。
クラウドワークスで記事を外注化する方法
今回はクラウドワークスを使って、記事を外注化する方法を解説していきます。
管理画面の使い方は異なりますが、ランサーズやシュフティも同じ流れで記事を外注化することができます。
- クラウドワークスに登録する
- 「記事執筆依頼書」を作成する
- クラウドワークスでライターを募集する
- ライターを採用する
- 依頼記事のKW、見出しを考える
- 記事を書いてもらう
- 納品された記事をチェックする
- 記事を編集&装飾する
- ワードプレスで公開する
クラウドワークスに登録する
外注化するにはクラウドワークスに事前登録する必要があります。
以下のボタンからクラウドワークスに新規登録できます。
事前登録が完了したら、クラウドワークスの管理画面から「本人確認」をしておきましょう。本人確認をしなくても利用はできますが、本人確認が完了していないと「同時メッセージ送信数が10までに制限される」などの機能制限があります。
本人確認は免許証や健康保険証などの本人確認書類を管理画面上でアップロードするだけで完了します。
クラウドワークスでライターを募集する
ここからは実際にクラウドワークスで記事執筆依頼を投稿し、ライター募集します。
クラウドワークスにログインして「新しい仕事を依頼」から仕事を依頼しましょう。
カテゴリと依頼形式を選択する
今回のカテゴリは「ライティング・記事作成 > 記事・Webコンテツ作成」を選択。依頼形式は「プロジェクト形式」を選択しました。
仕事内容を入力
依頼タイトルやジャンル、求めるレベル、文字数、記事単価などを入力していきます。
今回のタイトルは以下に設定しました。
求めるレベルに関してはあくまで目安になります。高いレベルのライターさんを求める場合、記事単価を高めに設定しないと応募が少ない可能性もあるので注意しましょう。
ライター募集時の報酬相場と考え方は以下で解説しています。
» ライター募集時の報酬相場はコチラ(外部サイト)
ライター募集文テンプレート
依頼詳細の入力内容は以下のテンプレートを参考にしてください。あくまでサンプルになるので、依頼内容に合わせて自由に変更してご使用ください。
「犬」についての記事執筆ができるライター様を募集します。
「犬のしつけ」などの
犬の総合的な情報を扱うブログを運営中で
ブログ内で使用する記事執筆依頼です。
●対象者
・犬に関する資格保有者
・ペットショップ勤務経験
●記事内容
・犬のしつけ方法
・犬の食事
・犬の選び方
・犬の飼い方
・犬の病気
・犬の気持ち
犬全般の執筆もあれば、犬種別に書いていただくこともあります。
●執筆テーマ詳細
別途、こちらから指定
●記事
1記事3,000文字
●報酬
文字単価1.8円
●記事数
10記事
●納期
応相談
●納品形式
テキストファイルにて納品
●注意点
・ 文体は「です」「ます」調
・英数字は必ず半角を使用
・著作権や知的財産権を侵害しないこと
・納品した記事を別案件での使い回しNG
●応募フォーマット
応募時は応募フォーマットの内容を明記してください。
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お名前:
1週間の執筆数(目安):
得意な執筆テーマ:
犬についての経験・保有資格:
ライターとしての実績・スキル・経験:
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●サンプル記事
応募時に今までに執筆したサンプル記事を添付してください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
たくさんのライター様からのご応募をお待ちしております。
予算と支払い方法
支払い方式は「固定報酬制」、募集人数は希望する契約人数、予算は「指定しない(メンバーと相談して決める)」を選択します。
「マイルストーン払いに対応する」は途中経過に応じて、報酬を支払うかどうかです。必要に応じて選択すればOKですが、基本的にチェックを入れておいて問題ありません。
オプション
依頼をクラウドワークス内でどのくらい目立たせるかなどは有料オプションになります。基本的にそのままで問題ありません。
もしある程度予算に余裕があって、たくさんのライターさんからの応募が欲しい場合には有料オプションを選択しても良いです。
依頼内容を確認後、内容を登録
依頼内容に間違いがなければ「この内容で登録する」をクリックすれば完了です。
オプションなどを選択していなければ、この時点では支払いなどは発生しません。
あとはライターさんから応募が来るまで待つだけです。ライターさんから依頼内容に質問や相談が来ることもあるので、きちんと対応しましょう。
「記事執筆依頼書」を作成する
ライターさんからの募集を待っている間に、ライターさんに渡す「記事執筆依頼書」を作成しましょう。
これは記事の外注に限らず、誰かに何かを依頼するときには「依頼書」を作成し、依頼時に外注さんに渡すのがオススメです。
記事執筆依頼書のサンプル
私が実際に使っている記事執筆依頼書のサンプルを公開します。
必要に応じて内容は編集するのですが、ここで記載している内容は最低限必要な内容になります。
表紙
運営ブログの概要
ライターさんが書く記事はどのようなブログで使われるかを伝えます。運営ブログによって文章の雰囲気や書き方も変わるのできちんと伝えてあげましょう。
コンセプトとターゲットは記事の内容や書き方に大きく影響します。
特に想定するターゲットは大きく影響します。例えば、20代前半の女性に書く文章と、60代後半の男性に向けて書く記事では大きく異なります。
ジャンルによりある程度ターゲットは決まってきます。「犬」であれば、主婦世代の女性がメインのターゲットになりますし、サッカーであれば、20,30代の男性がメインのターゲットになります。
依頼概要
具体的にどういった内容をいつまでにいくらで書いてほしいのかを明記します。この時に注意したいのが「税込・税抜き」と「クラウドワークス手数料」をどうするかです。
1文字1円でも税込か税抜きか、クラウドワークス手数料込みか抜きかで最終的なライターさんの手取り金額は大きく変わります。
曖昧にしておくと「報酬3,000円が手取り金額だと思っていたのに!」などのトラブルが頻発するので注意しましょう。
支払い方法
その他の注意点
ここで特に注意したいポイントは著作権などの権利です。
基本的に著作権は文章を書いたライター側にあります。納品してもらったといって、自動的に権利が譲渡されるわけではありません。
納品後の文章や記事の権利がどうなるかはしっかり明記しておきましょう。
希望条件にマッチしたライターを採用する
ライターさんから応募が来たら、どのライターさんを採用するかを検討します。
どのライターさんを採用するかの基準は人それぞれですが、ここでは採用時のポイントや注意点を解説します。
募集要項にマッチしているか
最初に募集要項にマッチしたライターさんかどうかを確認しましょう。
気になることがあれば、追加で質問をしましょう。不安なまま採用してもいいことはないので、不安なことは採用前にきちんと解決しましょう。
私の募集テンプレートを参考にしていれば、以下のような応募フォーマットを記載いるはずです。
お名前:
1週間の執筆数(目安):
得意な執筆テーマ:
犬についての経験・保有資格:
ライターとしての実績・スキル・経験:
依頼詳細をよく読まずに、応募してくる人は応募フォーマットを無視して他案件の応募内容をコピペして応募してくることもよくあります。
そういうライターさんは指示をきちんと聞いていなかったり、ライターとしてのスキルが低いことも多いです。きちんと募集要項を守って応募してきていないライターさんはマイナス評価して採用を見送るケースが多いです。
過去の記事をサンプルとしてもらう
実際にどのような文章を書いているかが、採用決定の決め手になることは多いです。何回もやり取りを繰り返すよりも、実際にどういう文章を書くのかは見た方が早いことが多いです。
募集時にサンプル記事の提出を義務付けておくとやりとりの回数を減らせて後が楽になります。
サンプル記事を読んで、自分の求める文章に近いかどうかを確認します。文章がうまい人でも自分の書く文章とかけ離れている場合には、採用を見送ることもあります。
ここではあまり悩んでも仕方ないので、サンプル記事を読んで素直な感想で評価しましょう。感想は上手い、下手、何も感じなければそれでもOK。
お試しで記事を見ると判断しやすい
もし採用するかどうか悩んだライターさんがいたら、試しに1記事書いてもらうのがオススメです。
実際に依頼することで分かることもたくさんあるので、私はよくやっています。
もしも変なライターさんを採用してしまって、おかしな記事が大量に納品されてしまった時のことを考えれば、1記事依頼するくらいは安い投資だと思います。
お試し記事は本番で依頼する内容の記事をそのまま1記事書いてもらってもいいし、文章量を本来の半分以下にして依頼してもOKです。
お試しで記事を書いてもらうと、それまでのやりとりでは見えなかったライターさんの裏側が見えてきます。
例えば「テーマに合った内容が書けるか」「納品までの早さ」「神経質さ」「やりとりの細かさ」などなど。
ライターさんを採用したら「外注管理表」を作って情報をしっかり管理しておくことを後々楽になります。
» 外注管理表のサンプルはコチラ
SEO対策に強い記事が書けるライター
さっき書いたんですが「文章力がある=SEO対策に強い記事が書ける」ではありません。
SEO対策をするのは依頼するブロガー、アフィリエイター。文章を書いて記事を作成するのがライターという役割分担の意識を持つことが重要です。
Googleは自分たちの考えを次のように説明しています。
検索ユーザーが素晴らしいサイトを見つけて情報を得る、その手助けのためにGoogleは多くの検索アルゴリズム変更を行っています。私たちはまた、検索アルゴリズムだけの為でなく、ユーザーの為に優れたサイトを作っている方々の努力が、きちんと報われてほしいと考えています。
引用元:良質なサイトをより高く評価するために(2012年4月25日)
この記事自体はかなり前に書かれたものですが、今もこの方針は基本的には変わっていないはずです。
このGoogleの考えや方針を踏まえた上で、どのようなライターさんを採用すればいいのか。
私がライター採用時の判断基準にしているのは以下のような項目です。
- 関連資格を保有しているか
- 実績や実務経験などがあるか
- 正しい日本語を書くことができるか
- 誤字脱字は少ないか
- 1週間で書ける記事数
- コミュニケーションがきちんととれるか
- 著作権について理解しているか
個人的にライターさんの採用で重要視するのは「保有資格と実務経験」です。
プロの知識と経験を持つライターを探す方法
極端な話を言えば、日本語が多少おかしくても、こちら側で簡単に修正することができます。しかし、内容自体がつまらないor情報が間違っている記事は修正することが難しいです。
専門家を探すのはハードルが高いと思うかもしれませんが、クラウドソーシングを使えば簡単に探すことができます。
実際にクラウドワークスで検索してみると、プロフィール欄に「ドッグトレーナー」と書いているライターさんが23人見つかりました。
このライターさんに記事執筆を依頼することができれば、役に立つ&質の高い記事を書いてもらえる可能性は高いです。
プロジェクト形式でライターを募集せず、個別にメッセージを送って依頼するのもよく使う方法です。
特に狙い目なのは「専門知識や経験があるけど、ライター経験が少ないライターさん」です。
ライター経験が少ないライターさんであれば、専門的な知識や経験があっても安く依頼できるケースが多いです。せっかく専門的な知識や経験を持っていても、他ジャンルの記事を書いているライターをしているケースもあります。
依頼記事のキーワード、構成、見出しを考える
ここが記事外注化を成功させる上で一番重要なポイントになります。
記事を外注する際に、こちらからライターさんに提供するものは以下の4つです。
- 狙うキーワード
- 構成
- 見出し
- 内容
これらを提出せずに全て外注ライターさん任せで記事を書いてもらったとしても、その記事で上位表示することはできません。
それで本当に上位表示できるならライターさん自身がブログやアフィリエイトをやっているはずです。
「外注化すれば、自分は記事を全く書かなくていい」と考えている人も多いですが、それは間違っています。
何度も書いているように記事の外注化は、自分の作業の一部はお願いしてライターさんと役割分担しているだけ。ライターがやることは「文章を書くこと」です。
ブログやアフィリエイトの記事の書き方は以下の動画で解説しました。
SEOに強く読者満足度の高い記事構成の作り方は以下の動画で解説しました。
記事外注時の依頼内容のサンプルを公開
実際に私がライターさんに提出したものをサンプルとして載せておきます。
●キーワード
認可保育園 認可外保育園 違い
●タイトル
認可保育園と認可外保育園の違いとは【保育料・制度・安全面を徹底解説】
●構成と見出し
h2:保育園には認可保育園と認可外保育園がある
h3:認可保育園とは
自治体から補助金あり
→ 幼保無償化とは
h3:認可外保育園(無認可保育園)とは
正式名称は「無認可保育施設」
自治体から補助金なし
無許可で運営している危ない保育園という訳ではない
h3:認証保育園は東京都が認証した保育園
h2:認可保育園と認可外保育園の違いを徹底解説!
h3:【保育料】認可外保育園のほうが高い
認可〜 家庭の収入、人数(兄弟)によって違う 公立も私立も同じ 収入が多いと認可外より高くなることも
→ 大阪市の保育料金表にリンク(https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000375/375347/r0110hyo.pdf)
認可外 施設によって任意に設定 高くなる傾向
h3:【教育方針】保育園によって方針が大きく違う
認可:特に私立は早期教育(英語や体操など)、個性的な教育を受けられる。運動会、遠足など大きなイベントも多い
認可外:私立と同様に個性的な教育も多い。子どもにどんな教育を受けさせたいかによる
h3:【サービス】
給食の違い:認可外は給食がないところも
延長保育、営業時間:認可外は開所時間に制限がないため夜遅くまで開設などニーズによって柔軟
h3:【施設・設備】認可外保育園は小規模な施設が多い
認可:園庭があり運動できる 園児多い友達がたくさん (公立の建物は古い傾向)
認可外:狭い小規模ところが多い、遊具、おもちゃ、先生、園児の数も少ない(立地 駅に近くて便利)
h3:【手続き】認可保育園は自治体、認可外保育園は直接施設
h4(入園手続きに必要な書類)
h2:幼児教育無償化の手続き方法 ※認可外保育園のみ
認可保育園は手続きなしで無償化の対象になる。
認可外保育園は自治体に申請する必要がある 「保育の必要性の認定」
→ 幼保無償化とは
h2:認可保育園と認可外保育園のどちらを選ぶか
とりあえず認可保育園を選べばいいわけではない
認可と認可外のメリットデメリットを把握し、自分と子どもにあった方を選ぼう
安さなら認可。収入に余裕があり教育方針やサービスが気に入れば認可外も検討
h2:見学して保育園毎の特徴を事前チェック!(結論的な内容)
認可も認可外も園によって特色はさまざま
最後は「保育園で異なるからそれぞれ問い合わせて見学しましょう」
親の都合より子どものことを考えて決めると後悔しない
子どもと相性が悪く途中で保育園変わると余計な出費が増える
→保育園の選び方(選ぶ要素 見学時何を見たらいいのか)
※構成中の「→」は内部リンク予定
サンプルを見てもらった通り、構成も見出しも見出しの中のコンテンツの方向性も全てこちらで考えています。
手間はかかるのですが、ここまでするとライターさんから納品した記事はこちらの思い通りのものになります。
今回サンプルとして公開した記事の構成や見出しなどを実際にライターさんに提供して書いてもらった記事は以下になります(装飾などは未完成)。
» 認可保育園と認可外保育園の違いとは【保育料・制度・安全面を徹底調査】
自分で書くほうが早いんじゃない?
そう思う人がいるかもしれませんが、ここから本文を書いて記事を完成させるには、実際にはまだまだかなり時間がかかります。
丸投げ依頼は絶対にNG
おそらくこれを読んだ感想は「記事の外注化するだけで、そこまでするのか…」とがっかりしているかもしれません。
しかし外注化で失敗する一番の原因は「外注に丸投げすること」です。
外注化して自分が楽しようとする人はほぼ例外なく、外注に依頼を丸投げします。
狙うキーワードだけをライターに伝えて「タイトル、構成、見出し、本文」などはすべて丸投げそんな人がほとんどです。
しかしライターさんに丸投げした記事がその後どうなっているかというと、ほとんどの場合は上位表示できていません。上位表示できないということは、外注費は無駄になっています。
ライターに記事を書いてもらう
ライターさんに渡すキーワード、構成、見出し、内容が完成したら、実際に記事を書いてもらうだけです。
すでに採用するライターさんは決まっているはずなので、クラウドワークスでメッセージを送りましょう。
定期的に進捗を確認する
想定する記事数が多かったり、1記事あたりの文字数が多く納品までに時間がかかる場合。定期的にライターさんに連絡を取って進捗を確認するようにしてください。
よくあるのは「納期直前に連絡を取ってみたら、依頼が全然進んでいない」というケースです(忙しい、急病、不明点があった…など)。
もちろんそれは仕事としておかしいことなのですが、それでも時間が巻き戻るわけではありません。その時点から新しくライターを探して依頼して、また納品されるのは2ヶ月後になります。
そうなると時間を無駄に浪費することになってしまうので、進捗確認を定期的に行ってチェックするようにしましょう。
納品された記事をチェックする
記事が納品されたら、必ずチェックするようにしてください。
チェック項目は以下の5つ。
- 執筆依頼書に沿った記事か
- 他の記事のコピペじゃないか
- 渡した構成、見出し、内容になっているか
- 不足している内容はないか
- さらにいい内容にするには
チェックした内容はライターさんにフィードバックしてあげるとライターさんの勉強にもなります。
記事執筆→チェック→フィードバックを繰り返すことで、ライターさんも成長するのでいい記事を書けるようになります。
何か修正箇所や問題があれば、ライターさんに連絡して修正してもらいましょう。
自分で修正する方が早い場合は、自分たちで修正してライターさんには次の記事作成に取り掛かってもらうこともあります。
外注記事のコピペをチェックする方法
納品された記事は必ずコピペチェックしましょう。著作権などを無視して、他サイトのコンテンツをコピペして納品するライターが少なからずいます。
コピペチェックツールとしては「コピペリン」が有名です。
コピペリンの簡単な使い方
テキストをそのままツールに貼り付けるか、テキストファイルを入れたフォルダを指定して検索ボタンを押せばOKです。
この結果では真っ赤で100%となっているので、完璧にコピペであることがわかります。
実際は全てコピペということは少なく、一部が書き換えられているケースが多いです。目安としては70〜80%一致している記事は、コピペ元だと思われるウェブサイトを確認しましょう。
記事チェックも外注化できる
納品数が増えると記事チェックも大変になったら、記事チェックも外注化すると効率がよくなります。
特に文章がうまいライターさんや付き合いが長いライターさんには、自分で記事を書いてもらうよりも、他のライターさんの面倒を見てもらう方がいいです。
他のライターさんの面倒を見てもらうことで、上手なライターさんにたくさんの記事を見てもらうことができ、全体の記事の質を上げることができます。
そこまでしてもらうのが大変だと思ったら、クラウドワークスなどで時給800円で「誤字脱字や内容がおかしくないかチェック」してもらうのもいいです。
役に立つ記事かどうかを判断してもらうのは難しいですが、ルール通りの記事が書けているかどうかは機械的にチェックできるので、すぐに見つかります。
誤字脱字チェックなどは、あくまで機械的な事務作業になるので、ライター採用ほど神経質になる必要もなく手間もかかりません。
記事の外注化の価格相場はいくら?
外注化未経験の人が考えるよりも安い金額で記事を外注できます。
例えば、外注化するのに何十万円というお金は必要ありません。自分の予算に合わせて1000円からでも外注化は可能です。
例として、ざっくりと記事作成にかかる費用を計算してみましょう。
記事外注時の報酬シミュレーション
記事の外注化の費用は、文字単価(1文字●円)で考えることがほとんどです。
最近の在宅ライターの相場は1記事3,000〜5,000文字で1文字1円以上が多いです。
1文字0.5円でも募集はできますし応募はあるかもしれませんが、納品される記事のクオリティのことを考えれば不安があります。
ここでは仮に1記事3,000文字、1文字1円で外注するケースで計算してみます。
1記事3,000文字 × 文字単価1円 × 10記事 = 3万円
対応できる範囲で記事数を決める
3万円と聞くとかなり高い金額のように感じるかもしれませんが、一回で3万円が必要になるわけではありません。
納品してもらう記事を増やすとチェックや編集が大変になるため、自分のできるペースに合わせて記事を書いてもらえばOKです。
1記事/週を納品してもらうなら、月1.2万円の外注費で済みます。この外注費をどう考えるかは人によります。
例えば、自分では週1記事を書く時間しか確保できなくても、1.2万円の外注費を使うことで2倍の記事を公開できます。
記事を書くスピードが早くなれば結果が出るまでのスピードや売上も伸びるので、月1.2万円の投資が高すぎる!ということはないはずです。
ちなみにクラウドワークスはカテゴリ別の発注相場を公開しています。自分が依頼したい仕事の相場は以下で確認できます。
» 仕事依頼前にチェックしたい相場一覧表はコチラ
さらに外注費を安く抑えるコツ
おそらくですが、外注費で月1.2万円を捻出するのは難しいと感じたかもしれません。
そこで外注費を安く抑えるコツもお伝えします。
簡単なことですが、ライターさんに依頼する文字数を少なくすれば、外注費は少なくなります。そのため本来1記事全て依頼するのではなく、記事の半分だけ依頼するようにすれば外注費を抑えることができます。
1記事1,500文字 × 文字単価1円 × 4記事 = 6,000円
加筆する時間はかかるのですが、自分で全部書くよりも時間は短縮できます。そのように自分の予算などに合わせて外注化範囲を決めれば、外注費を抑えることができます。
文字単価が安いライターを探す?
外注費を抑えたい場合に、文字単価を安いライターを探すこともできます。
ただ私の経験上、外注費を抑えたいからといって文字単価は0.8円以下にはしない方がいいです。
「文字単価=ライターの実力」というわけではありませんが、文字単価が安いライターさんは経験や実力が不足していると感じることが多いです。
ライターさん任せの外注化は100%失敗する
記事を外注化する方法を解説してきましたが、絶対にやってはいけな外注化方法についても解説しておきます。
なぜこの話をするかというと「記事の外注化しようとしている人で、この失敗をしている人が圧倒的に多いから」です。
おそらく記事の外注化をしたいほとんどの人が経験する失敗だと思います。
絶対にやってはいけない外注化方法は「ライターさんに構成、内容などを丸投げすること」です。
これがなぜ失敗するかはとても簡単なことで、もしも丸投げした記事がGoogleで上位表示されてお金が稼げるのであれば、ライターさん自身がブログを運営しています。
ブログやアフィリエイトで重要なことは、キーワードと検索意図。検索意図からどんな構成でどんな内容を書くかです。
文章が上手なライターさんはたくさんいますが、SEO対策に強い記事が書けるライターさんはほとんどいません。
SEO対策はブログやアフィリエイトの根幹です。
記事を外注化する場合でも「SEO対策をするのはあくまで自分で、文章を書くのがライターさん」という意識を持つことをオススメします。
SEOに強いWebライティングの手順は以下の記事で詳しく解説しています。SEOに強いWebライティングを学びたい場合は以下を読んでください。
» 【SEOに強いWebライティング講座】Googleと読者に好かれる文章の書き方を徹底解説!
ブログやアフィリエイトの記事の書き方は以下の動画で解説しました。
「外注管理表」を作成する
ライターさんが採用できたら時間があるときに「外注管理表」を作っておきましょう。
効率よくライター管理をしておくと、今後の外注化もかなり楽になります。ライターさんの情報がきちんと整理しておくと「今回は採用しなかったけど、次回は採用したい」などがやりやすくなります。
私はエクセルファイルなどでライター管理をしています。内容は全て適当なものに変えていますが、サンプルは以下になります。
- id:管理用id。1から順番に振ればOK ※並べ替えたときに元に戻せるように
- プロフィールURL:これはクラウドソーシングサイト内のユーザープロフィールURL
- ID:クラウドソーシングサイト内のユーザーID
- 名前:ライターさんの名前
- スキル、経験、資格:ライターさんの持つ資格やスキル
- 執筆可能コンテンツ:ライターさんが執筆できるコンテンツ。または得意なコンテンツ
- 執筆ペース:週にどのくらいの原稿を執筆できるか
- 文字単価:お互いに合意した文字単価
- 総合評価:サンプル記事やスキルから考えた総合評価。誰に依頼するかは総合評価を基準に決める
- 募集した日:クラウドソーシングで募集した日
ライター以外の外注さんを管理する場合は別項目にする必要があります。
このくらいの情報をまとめておけば、後から新しいライターさんを探す場合にもかなり楽になるので、参考にしてください。
著作権侵害と損害賠償
外注したライターが他人の著作物を無断で転載し、著作権侵害を行うトラブルが続出しています。
発注者は公開前に納品された記事のコピーチェックなどを行う必要がありますが、それでも他サイトからの転載や盗用を100%見抜けるわけではありません。
著作権侵害した記事だと気づかずにWEB上で公開してしまった場合でも、著作権元から損害賠償を受ける可能性があります。
著作権侵害をしたライターへ損害賠償請求できる
発注者と外注ライターとの間の契約内容が問題になります。
発注側は外注ライターに対し、オリジナルの記事を制作することを依頼しているため、著作権侵害した記事の提出は債務不履行になります。
また契約時に「著作権法侵害をしないこと」を定めている場合もあります。
そこで発注側は債務不履行に基づき、外注ライターに対して損害賠償請求をすることが考えられます。
著作権法違反の行為は不法行為ですが、これによって外注ライターがアフィリエイターに損害を与えているので、不法行為も成立する余地があります。
著作権侵害の基準
記事のジャンルや内容、ボリュームなどによっても著作権侵害の判断基準は変わります。
例えば、オリジナル性の高い小説などならコピー率が低くても著作権侵害になりやすいし、用語解説なら誰が説明しても同じになるのでコピー率が高くても著作権侵害になりにくいことが多いです。
外注化する前に自分のレベルを上げる
記事作成を含めて自分の作業を外注化できると、自分だけしかできない作業に集中することができるようになります。例えば、文章を書く時間を外注化すれば、自分しかできない作業(収益化やブログのアイデアを考えること)に集中することができます。
「外注化」と聞くとかなりハードルが高いように思うかもしれませんが、ブログやアフィリエイトではごく普通の主婦やサラリーマンも当たり前のようにやっていることです。
本文中でも何度も書いたのですが、記事の外注化は楽をするためではありません。
あくまで検索意図とSEO対策は自分が担当。ライターさんに文章を書いてもらうという役割分担をするだけです。
また文章を書くのが苦手だから、記事を外注化するという発想も危険です。記事を外注化する前に自分がしっかりとした文章で記事を書けるようになるのは必須条件です。
記事の外注化を考えるのはいいことですが、その前にしっかり自分のレベルを上げることも考えてください。
もしまだブログ運営やアフィリエイトに自信がない場合、以下の記事を読んでみてください。アフィリエイトでお金を稼ぐために必要なノウハウを詳しく解説しています。
この記事も外注ですね。
この記事は外注してないです!